(ミヤマキンバイの絨毯)
昨週の月曜日から金曜日までは茅野で過ごしました。
例年より湿度が高く、天気は優れませんでしたが、東京で不快感に満ちた暮らしに比較すると天国にいるような感じでした。
最近更新が減っていて、毎日訪れて下さる方々には申し訳ありません。
気象環境も世界的に変わってきているようで、この暮らしやすい日本も、不快な夏が益々酷くなり、これまでにない大荒れの天候が各地で災害をもたらしています。
一方、米国をはじめ民主主義国家の政治が行き詰まりのようなことになりつつあります。
日本も例外ではありません。
メディアが、ネット社会の中で存在価値を疑われ、それぞれ経営問題を抱える中で苦悩しています。
そのような焦りからか、明らかに倒閣運動のようなことに走っています。
それに一部の野党が乗って、国会が混乱状態です。
民主主義の根本原則は、多数決で意志決定することです。
現在の政権は、絶対多数によって支えられていますが、この様な状態が続くと、必ず慢心が起こってきます。
政権運営が雑になったり、詰まらぬスキャンダルが続いたりで、民心の支持を失いつつあります。
絶好の機会と思ってか、メディアも野党も、倒閣に走っています。
無責任なことに、問題意識を国内に向けさせて、今、この国が当面している軍事的な危機から眼をそらさせています。
政権の支持が低下し、自民党も民進党も政党支持が減って、支持政党なしの人たちが増えているように思われます。
これは、大変危険な兆候ではないでしょうか。
ヒトラーのような究極のポピュリスト出現の条件が整ってしまったような気がします。
要注意の時代に入りつつあります。
安倍政権が衆院選で絶対多数を獲り、参院選でも多数を獲った2013年に、それからの
「3年間の政治的安定期間を正しく活用すべし」と書きました。
安倍政権は、メディアと一部野党の反対を押し切って、秘密保護法、安全保障法制、テロ等防止法などを進めてきましたが、肝腎の憲法改正が出来ていません。
明らかに、国防を外国との同盟に頼り切る時代ではなくなっています。
憲法を改正して、「国破れて平和憲法あり」と、ならないようにしっかりと取り組んで欲しいところであります。