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侮れない日本共産党


先週も、都知事選鳥越修太郎候補の応援と思われる別のチラシが入っていましたが、候補者名が入っていません。
今週も、この様なチラシ(これは表の半分、この4倍のスペースに鳥越候補の政策がぎっしり入っています)が入っていました。これも候補者名は入っていません。

日常活動で、時宜に応じて自分たちの主張をビラにして投函する活動を行っているのは共産党だけです。
このチラシも、共産党の活動だと感じました。
明らかに、民進、共産、社民、生活4党の推薦候補である鳥越候補を応援しているのだと思われます。候補者名を入れると、公職選挙法に触れることになります。
候補者名なしで、関心のある人であればすぐ分かるようなチラシを配布しています。

リベラル大好きな24日の朝日新聞の調査でも、小池、増田、鳥越の順番がはっきりしてきて、鳥越候補が苦戦していることが明らかになってきました。
理由は沢山ありますからここでは触れませんが、選挙運動をする度に評価を下げているような印象があり、恐らく、相当な大差で敗れるのではないかと感じています。

増田候補は、与党自公両党の推薦を受けて組織で戦っていますが、上記の朝日新聞の調査では、自民支持者の半分以上を小池候補に捉えられているとのことで、自民党も焦りとしらけのようなものを感じているようです。
地方の知事経験者は都議選では勝てないことは、浅野元宮城県知事、東松原元宮崎県知事の例があるように、全くレベルの異なる話であり、増田候補の岩手県知事としての実績は、都知事候補としてはむしろマイナスではないかと思います。

順調なのは、小池候補で、街頭演説会は熱気に包まれているようです。

メディアはリベラル好きが多く、鳥越候補が劣勢なので、都知事選のニュースが少なくなってしまいました。
メディアとは勝手なものですね。

野党は、国政レベルの野党共闘を都知事選に持ち込んで、共産党が推薦してきた実績のある有力な宇都宮候補を降ろしてまで、鳥越候補で野党共闘を組んだわけですが、適切ではなかったことが明らかになりつつあります。
民進党はしらけながらも、党幹部が応援に出ていますが、アリバイ造りのような感じですね。

しかし、共産党は元気です。
いかに叩かれようが、いかに不利であろうが着実に政治の日常活動を続けています。
ネットの情報によれば、しらけた鳥越候補の街頭演説でも、10数人の共産党員が、チラシを配っている姿が印象に残っているそうです。
民進党はすぐにしらけ、元気がなくなりますが、共産党は逆境になっても頑張れる政党なのだと思います。
民進党とはエネルギーが違います。
恐るべき存在です。
| 政治、外交 | 13:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
世界一清潔で秩序ある中華地域 横浜中華街

昨日は、高校時代の同級生5人で横浜中華街海鮮料理「順海閣酒店」で会食しました。
5人で持ち回りで幹事をし、年3回のペースでやっています。台湾10年のM君幹事の時は、いつも横浜中華街で、毎回新しい店を選んでくれます。彼が選んだ店は外れがありません。どこも心配りのある老人向けの料理を出してくれます。

今回、気がついたことは、中国人観光客が目立ったことです。雰囲気に押されてでしょうか、緊張した面持ちで歩いていました。
中華街東門の交差点では、二人の中国人女性が、江沢民による法輪功迫害を中国の法廷で裁くことを求める署名運動を行っていました。普段、大紀元によってその情報には接していましたので快く応じ、「頑張って下さい!」と激励しました。

この中華街は、中国本土や国外も含めて、中国人が集団で暮らしている街で、恐らく最も清潔で、自由と秩序のある街ではないかと思います。ふと、そのようなことを書いたような気がして検索してみると、この様なことを書いていました。


創業は昭和2年の老舗で、広東四川料理が中心ですが、中国各地の料理を取り入れているようです。毎年、料理の研究方々中国各地を回っているそうです。
経営者の話では、最近は、新興勢力の進出が著しく、店がどんどん入れ替わっているそうです。新しい資本と、大陸から連れてきた料理人で、中華街も変わりつつあると嘆いていました。
火の用心一つとっても、感覚が全く異なる人たちで困っているそうで、様々な中国人たちが雑居している様子が分かります。
店は、中華街中央通りほぼ真ん中、「一楽」です。
改めて感じたことですが、この中華街は、世界で最も清潔感のある中華街です。
悪臭もなく、ゴミ一つ落ちていません。
中国人だって、やればできる(失礼!)ことが分かりますが、外国でマイノリティとして暮らしているからなのでしょうか。


中国では、改革開放で全体では豊かになりましたが、共産党の独裁政治は各方面で行き詰まりを見せています。
経済も大きな壁に突き当たり、国民の不満は大きくなりつつあります。
外交面でもバラマキ外交の限界が見え始め、世界中に落とせない空手形が見られます。
前回エントリーでも書いたように、南シナ海のフィリピンとの争いは、中国の主張が全面的に否定され、孤立化が一段と深まっています。
世界中が、中国による軍事力、経済力を背景にして独善的な主張に、呆れるとともにどのように対処すべきか迷っています。
横浜中華街の平和な様相の中で、複雑なものを感じた次第です。
| 社会 | 11:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
国連海洋法条約仲裁裁判所判決で追い詰められた中国

フィリピンが提訴していた南シナ海の領有権に関する中国の主張を全面的に否定した仲裁裁判所の判決が出ました。
中国が主張する九段線に基づく管轄権のの主張の根拠を否定するとともに、この海域に存在する島礁はいずれも岩であり、それに基づく領海や接続水域の主張も退けました。

この判決は、フィリピン、中国の双方を拘束する強制力のあるものです。

この条約(1982)の加盟国は162カ国、南シナ海に関連した国々では加盟順に、{()内は加盟年)}
フィリピン(1984)、インドネシア(1986)、スリランカ(1994)、シンガポール(1994)、インド(1995)、韓国(1996)、ミャンマー(1996)、中国(1996)、日本(1996)、ブルネイ(1996)、ラオス(1998)、バングラディッシュ(2001)、タイ(2011)
以上13カ国です。

この判決に関して、フィリピンなどのアジア諸国の反応がありますが、上のリストと照らし合わせて考えて下さい。
まず目立ったのは、台湾のネガティブな反応でしたが、台湾は条約に加盟していません。
同じく親中国カンボジアも加盟なしです。マレーシアも同じです。
面白いのは、アメリカは条約締結していますが、批准は未だです。オバマは議会に働きかけているようですが。

この仲裁裁判所は、国連とは無関係ですから、中国は常任理事国として国連で騒ぐことも出来ません。
この条約から脱退することも選択肢でしょうが、総合的に考えると、ここまで落ちた中国のイメージを更に下げることになり、難しいのではないかと思いますが、独裁国家ですから分かりません。
独裁国家は。ここまで来ると、冷静な判断が出来なくなります。

経済の減速が深刻な上に、外交的には孤立化を深めているこの時期にこの判決のダメージは大きいだろうと想像します。
何しろ、国際法違反状態になってしまったのですから。
中国は、白書を造って国民に配布し、中国の主張を国内に知らしめているようですが、人民解放軍が、勢い余って暴発するのが心配です。

中国の振る舞いによっては、中国が更に追い詰められてしまうこともあり、我が国も緊張してみていかなければなりません。

冒頭のむくげの花は韓国の国花だそうですが、韓国にとっても悩ましいことのようです。
THAADで中国を追い詰める役割を果たした上に、南シナ海航路の受益者として、米国からしっかりしたコメントを求められていますが、何とかして穏便に済ませたいという想いがありありです。
| 政治、外交 | 14:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
英国EU離脱はグローバリズムに棹さすか

前回エントリーを書いた翌日から喉が痛くなり、24日(金)に、5日分の抗生物質などを処方して貰いました。ところが、その翌日から、腹の調子が悪くなり、酷い下痢が続くようになりました。下痢は、風邪の影響か、抗生物質の副作用かと思っていましたが、夜になると熱が出て、時には38度を超えることもありました。抗生物質を飲み終わっても続くので、再び診療を受けました。
医師は、流行性胃腸炎ではないか言っていましたが、検便の結果、病原性大腸菌O-25が検出されました。今は、改めて、別の抗生物質でベロ毒素を出すこの大腸菌を退治中ですが、もう熱も下がって、大分直っているのではないかと思います。加熱不十分な食品から入るそうですが、潜伏期間、症状も人それぞれで、原因はよく分かりません。

そのような2週間近い闘病(笑)の間、英国の離脱問題のニュースを眺めていました。頭の中では、私の頭にある英国や欧州の歴史がぐるぐる回っていました。
これからドーバー海峡を挟んで、離脱を巡る長い、強かな外交戦が繰り広げられることでしょう。外交は、欧州国家群が、長年培ってきたもので、今回は、その神髄が見られるのではないかと思います。

英国のEU離脱に関しては、メディアは概して否定的で、混乱要因視、危険視するものが殆どでした。
西側諸国はこぞって残留を支持していました。
しかし、英国民は離脱を選びました。
大きな理由は、英国の主権の回復であり、人々の国家間の自由な移動についての反対であったようです。

私は知らなかったのですが、3万人に膨れ上がったブラッセルのEU官僚の横暴があったようです。余りに欧州統合へのピッチが速すぎたのではないかと言われています。主権の回復とか独立とかいう言葉が出るほどでしたから、英国民の主権を侵害されているという意識が強かったのでしょう。

これは決まりで、次の政府の仕事は、英国に有利な離脱交渉の実行あるのみです。
離脱までに、時間をかけて離脱後に備えることが大事です。
例えば、これまでには考えられなかったTPPへの参加なども視野に入ります。これって我が国にとって大事なことになります。TPPに消極的な米国の二人の大統領候補の目を覚まさせるきっかけになる可能性があります。
時間をかけている間に、英国に有利なEU内の変化が現れるかも知れません。

前回も書きましたが、英国の危機はEUの危機につながります。
グローバリズムに翻弄された歴史の屈折点になるのでしょうか。
| 政治、外交 | 12:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
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