丁度20年前のことになりますが、上の右目の内まぶたの2〜3ミリ下に、小さいながら深い黒の輝きを持ったホクロのようなものが気になったので、皮膚科に診て貰いました。
検体検査の結果、基底細胞ガンとの診断を受けました。
全身麻酔による手術で切除し、その後何事もなく今日に至っています。
先生には、良く自分で見つけた、と褒められました。
そして、こんな小さいものを処理したのははじめてだ、とも言っていました。
3年前にも書いたことがありましたが、顔面の大きなホクロを気にして近所の皮膚科の診察を受けたことがあります。
その時の診断は、このままでも良いし、摘除したいというなら今やりますよといわれて、取り敢えず様子を見ることにして帰ってきました。
ところが、その後ホクロは段々と大きくなり、上のものは人差指の先よりも大きくなってしまいました。しかも、厚みも出て盛り上がってきました。
幸い、眼鏡の蔓の下に当たるため、他人は案外気にならないかも知れませんが、最近は若干の痒みを覚えたり、手や櫛が思わず触れたりするようになりました。
そんなことで摘除の意志を固めて、近隣の皮膚科の中から、形成外科も兼ねている医院を選び、4月27日に診察を受けました。余り混んでもなく、感じの良い医院だと思いました。
担当の女医さんは、
「もう取った方が良いですね。」
ということで、7日(土)に予約をしました。
当日行ってみると土曜日ということもあってか、座りきれないほどの患者がいましたが、予約時間きっかりに処置室に入り、治療を受ける体制で横になりました。
看護師が、灯りをつけるので眼を閉じるようにと指示しました。
そうして待機している間に、院長先生が現れたようで、
「麻酔をするので、少しチクッとします。」
と言って麻酔注射をし、余り時間をおかずに治療に入りました。
ホクロを切り取っているような感じがしていましたが、途中で、看護師から別の患者についての質問があり、数分、その患者のところに行って戻ってきて、続きの処置をやり始めました。中断を含めて15分ぐらいだったでしょうか。
終わると院長は別の患者のところへ行ってしまい、一言も語らず、眼を閉じていたので顔も見ていません。
こちらは、大変緊張していましたが、先方にとってはルーティンみたいなことだったのかと思いました。
別の部屋に移され、看護師から、アフターケアの説明があり、説明のペーパーを渡されました。
まあ、ベルトコンベアーに載せられた感じで、何となく釈然としません。
私が受けたのは、炭酸ガスレーザーによる治療だったそうです。
傷をきれいに治すために、傷を清潔な湿潤環境に保つことが肝要なようです。
4日分の抗生物質と、痛み止めを処方されましたが、痛み止めは使う必要はありませんでした。
簡単な治療だったですが、しばらく傷口のケアが必要で、それには結構神経を使います。
この写真、アップするには勇気が要りました(笑)。
年寄りの顔は汚いですね(涙)。