(花梨の花)
今年は、花梨の花がことのほか沢山咲いています。秋には撓わな実をつけてくれるのでしょうか。
ネット上にばらばらに入ってくる世界の情報は様々なものを含んでおり、私には、世界の近未来を予測することができません。
日本人の感覚では考えられないほど、たとえば中東やアフリカを震源地とする人類の残酷な行動が明らかになってきています。これらはネットや報道を通して、世界中に拡散し、人類の判断基準に深刻な影響を与えています。
北東アジアの独裁国家である中国や北朝鮮では、国家ベースでイスラム狂信派を上回るとも劣らない残虐非道が横行しています。
幸い、それぞれの国の国内で行われているので、他国民には直接その脅威は及んできませんが、狭くなった地球上で、日本という国家に守られていることのありがたさを感じます。
それでも、シリアを中心に流出する難民は、安定した政治体制下にあったEUおよびその加盟国に深刻な政治的、社会的影響をもたらしている状況を見ると、北東アジアは大丈夫かな、という気分になるのは私だけではないでしょう。
将来に向かって、明るい話が極端に少なくなってきている中、北東アジアに限っても懸念材料は山ほどあります。主なものを挙げてみました。
1.世界のデフレはいつまで続くのでしょうか。その震源地ともいえる中国の経済改善への糸口が見えません。(これが続く限り、人々の暮らしは良くならない、破綻する国家が出てるし、軍事的冒険に出る国も出てくる)
2.蓄積された核兵器をはじめとする大量破壊兵器は然るべき管理ができるのでしょうか。(テロに渡らないか、大量破壊兵器が戦争抑止になっているか、それとも戦争のインセンチヴになるのか)
3.北朝鮮の暴発を押さえ込むことに成功するのでしょうか。(暴発すれば中東以上の難民かが発生する)
4.韓国の政治、経済も不安定化しています。朝鮮半島全体が不安定化しているといって良いでしょう。
5.中共が内政上の理由から戦争への誘惑に駆られることはないでしょうか。(世界の戦争は往々ににしてこれから始まる)
6.中国人民軍の独走による暴発の恐れはないでしょうか。(独裁政権による軍の掌握が弱い、または軍の要求に応えられないと起こりうる)
パナマ文書などが出て、中共トップセブンの内3名の名前が報じられ、中共政権の内部葛藤は更に激しくなることが予想されます。政権は、いっそう厳しい状況におかれでしょう。
この国が乱れることは、日本にとって大きな影響があります。
中国が、国連決議をまじめに履行すれば、北朝鮮は暴発できないでしょう。
中国が、本気でやるかどうかは疑っていますが、しっかりやらないと国際社会での評価が下がり、やればやるで北朝鮮を崩壊に導くことになります。
いずれにしても、北東アジアは、中国がどうなるかにかかっています。
本日は、広島でG7外相会議が開かれ、先進7カ国が、揃って中国にとっては厳しい内容の声明を出すことになっています。
5月に開かれるG7首脳会議では、更に踏み込んで日米欧の立場が表明されることを期待したいと思います。
安倍政権になって、G7は参加する会議から、日本の立場を強化するための会議にしつつあります。
現状の中国は、世界の混乱要因となっています。厳しく対処し、中国が間違ったメーッセジとして受け止めないようにして欲しいと思います。
前向きなことはありませんね。