本日、検便の結果が出て、細菌、ウイルスの類はいなかったことが分かり、スッキリしました。体調も復したように感じていたので、生活は通常モードになりました。
国会を見ていると、政府は、早く予算案を通して、安保法制の議論に入りたいところですが、何時ものことですが、予算委員会の質疑は散漫で、採り上げることのレベルが酷すぎます。
政府、特に安部首相は、これらの当面の国内の課題の他に、5月連休の訪米時の上下両院での演説が決まったようで、その内容なども考えながら、臨席していることでしょう。この演説は大事です。これをしっかりやれば、戦後70年談話などどうでも良いくらいだと思います。
そんな折に、愚劣な質問を聞いていると、安部首相ならずとも、ヤジの一つや二つ飛ばしたくなるでしょう。
首相がヤジを飛ばしたといって問題になっていましたが、菅首相も予算委員会等で、盛んにヤジを飛ばしていました。
国会では、天下国家を論じて欲しいのですが、質問の中味は、野党による内閣支持率の低下を狙った揚げ足とりの質問に終始しています。
憲法論議もありますが、どのような国にするのかのビジョンも示さずに、憲法を変えるのか変えないのか、一内閣で憲法解釈を変更してけしからん、みたいな形式論に終始しています。
野党第一党の民主党は、安全保障に関するしっかりした議論が、党内でもできないのですから、政府を責め立てることはできません。中味に入れないから、憲法の形式論でごまかしています。要するに、天下国家を議論できない政党なのです。
議員は当選できなければただの人ですから、必然的に次の小選挙区での選挙が頭にあります。
しかし、議員の役割は、天下国家の議論です。それには程遠い論戦が多すぎます。
小選挙区制の所以であると考えています。志の高い政治は、この選挙制度では無理なのかと感じています。
定数削減さえ、第三者の手を借りなくてはならないのですから、選挙制度の改正などは、当面期待できないことですが。
幸いにも、国民が賢くも、民主党時代の失われた3年をカバーして、しっかりと自民公明政権を選んでいるので救われています。
何故か、戦後のイデオロギーが未だに尾を引き、これが近隣外国の利害と結びついて、国防問題を本音で議論できていないのは不幸なことです。
沖縄県与那国島の、自衛隊基地受け入れの島民選挙は、受け入れ容認派が勝利しました。
日本の南端にある与那国島は、自衛隊を受け入れなければ、何時、中国や台湾に占拠されるか分かりません。
よく考えれば結論ははっきりしていることですが、自衛隊が来れば戦争になるから、というプロパガンダに犯されていたのではないでしょうか。
地方創生といっても、この島に名案があるのかどうか分かりませんが、自衛隊の駐屯によって、この国境の島全体に新しいインパクトが加わることになるでしょう。
一方、安全保障面では、沖縄と台湾の間を抜けて、太平洋に出る中国軍艦船の自衛隊による監視がしっかりできるようになります。
明るいニュースです。