CALENDAR
S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< December 2014 >>

LINKS
PROFILE
ARCHIVES
CATEGORIES
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
後期高齢者としての平凡な一年を過ごしました
送信者 橘フォト11

種を沢山つけるシロヤマブキは、23日にはこんな感じだったが、今は葉が殆ど落ちてしまいました。

今年は、本当に平凡な一年でした。

毎週土曜日には、合唱団Eluvio Sonusの練習に通い、バッハのクリスマスオラトリオの練習に励みました。もはや、ボケ防止のために続けているようなものですが、ここのところ免疫力が落ちて、風邪を引きやすくなり、引いてしまうと咳、クシャミで、声帯が荒れ、唱う楽しさが限られてきます。
2月1日の公演までに、何とか治らないものかと必死に努力していますが。

中学、高校時代の仲間、大学の仲間、職場の先輩、同僚、後輩などとの食事会が定期的にあって、話し相手には事欠きませんが、一人、二人と他界したり、病気や怪我で脱落していきます。
この様な楽しい歓談も何時まで続けられるのやら、と思う今日この頃です。

スポーツ系ではない私が、この歳までゴルフを続けるとは思いませんでしたが、昨年から今年にかけて、ヘボがますますヘボになってしまって、何時引退するかを考えていました。
しかし、この9月に、思わぬ好スコアが出て気を良くし、もう暫く続けることにしました。
来年はどうなりますことか。

嬉しいことが一つありました。
一人息子夫婦が、28日(日)に江東区から、隣の武蔵野市に引っ越してきました。我が家から車で15分くらいの距離です。
後期高齢者の両親のことを思ってのことと、自分が小学校一年から大学に入るまでを過ごしたこの地域に戻りたかったようです。
最初、できれば同じマンションに、それぞれが引っ越さないかという提案がありましたが、私はマンションが好きでないので断った結果この様なことになりました。
スープが冷めない距離とは行きませんが、こちらには、安心感ができました。

ということで、今年を締めることになりました。
拙いブログにお付き合いいただきましてありがとうございました。
来年も引き続きよろしくお願いいたします。
| 身辺雑話 | 18:06 | comments(2) | trackbacks(0) |
ロシアの経済危機に備えよう
送信者 橘フォト11


千両も万両もあり年の暮れ 酔生

喧噪の総選挙の後ですが、年末なのに妙に静かです。
景気が悪いのでしょうか。
景気が悪くて良いことは何もありません。願わくば、ボトムアウトして欲しいものです。

ロシアの締め上げか、原油価格が50%近くも下がって、石油輸入国には、大きなクリスマスプレセンとになっています。
一方では、欧米勢による、ロシアによるクリミヤ併合、ウクライナ東部に関する軍事的関与などに対する経済制裁に加えて、経済の6〜7割を石油などエネルギー輸出に依存するロシアにとって、この原油安は堪えます。
今、国際経済の最大のリスクはロシアです。

もしロシアに金融危機が起こった場合には、世界の金融が混乱する可能性があります。特に、欧州の金融機関が受ける打撃は大きいでしょう。
その結果、世界のマネーがどう動くかによって、日本が影響を受けます。
考えられることは、ユーロ売りのドル買い、円買いでしょうか。
円安が、やや行き過ぎているので、丁度良いかなと思います。ただ、株は下がりそうな気がします。

先々に、波乱が予想されるだけに、早くデフレ脱却が軌道に乗って欲しいところです。

ロシアの経済危機は、政治的には日露関係を正常化するチャンスです。
政府の腕の見せ所だと思います。
| 経済ビジネス | 17:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
平家琵琶を聴く

全く縁がなかったものですが、近くでこの様な催しがあったので、聴いてきました。

平家琵琶などの研究家薦田治子武蔵野音大教授の分かりやすい解説があり、興味深く聴けました。
鎌倉時代にはじまり、盲僧などによって守られてきたものですが、江戸時代までは、武士階級の社会で生き続けてきました。
しかし、明治になり、その武士の消滅により、場を失いつつありましたが、辛うじて名古屋で生き続けてきました。
今井検校勉師は、財団法人国風音楽会会長で、米国コーネル大学公演など、海外での公演を積み重ねてきたとのことです。

演目は、「祇園精舎」、「鱸」(すずき)でした。

祇園精舎は、江戸時代には、「小秘事」という重い習いもので、「さらいのほかは一世に三度まで」と演奏回数も制限されていたため、明治時代になってこの曲の伝承は途絶えてしまいました。
残されていた楽譜を下に、薦田教授が復元したものです。
中学三年の時に、この部分のテキストは暗記させられていたので、集中して聴くことができました。

鱸は、平家一族の栄華の様子とこれを慶び讃える部分で、忠盛、清盛に関する四段落からなるものでした。

和歌などを詠唱する時に良く出てくるEとHの音階移動、EとAの音階とHEはオクターブ下のH)などのゆっくりした低音メリスマなどがありました。
江戸時代に既に、西洋音楽で言えばクラシックと薦田教授が言ってましたが、現代から見れば、まあそれより古い中世教会音楽のようなものでしょう。
私は、学生時代にギリシャ悲劇研究会から頼まれて、「オイデプース王」のコロスのコーラス(これも復元だったと思います)を手伝ったことがありますが、やはり四度、五度の音階移動が多かったことを思い出しました。語りの音程は洋の東西を問わず似ているものだな、と感じた次第です。

チケットは、当日完売だったそうですが、これを聴いて何時も楽しめるかというと、現代では、それは難しいものだと思います。
折角の伝統芸能なので、何とか保存する方法はないものかと考えながら帰路につきました。

連日の公演で、妻は引き続いて、第二部、本日の演目「壇の浦」を聴きに行きました。
| 音楽 | 15:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
総選挙が終わって何か変わるのか
送信者 橘フォト11

安倍首相は、なぜこの時期に解散したのでしょうか。

解散直後に彼が言っていたように、消費税2%の増税延期の是非を問うためだ、というのは本音だったのだと思います。
その後、アベノミックスを問う、この道しかない、といった方向に選挙のテーマが変わってきましたが、彼が感じた危機感は、与党内に行き渡った増税ムードだったに違いありません。
11/18のエントリーで、今回の解散を、財務省を振り切っての増税延期、と申し上げましたが、政治的には、自民党内が財務省に切り崩されて、増税派が急速に増えてきたことに、危機感を覚えたのではないでしょうか。

もともと消費税10%上げを提案して自民党に約束させた野党民主党の他に、自民党内でも増税派が多数になってくれば、増税延期やむを得ずと考えている首相にとっては大きな政治的障害です。
増税延期は正しい決断でしたが、政界、特に自民党内はそうでなかったので、解散に打って出たのでしょう。
民主党は、解散ムードが高まってから、選挙目当てに増税延期を決めたようですが、
なぜこの時期に解散だったのか、分かっていたのは自民党議員だけだったのではないかと思います。

選挙結果は、大きな変化なし、野党の中での入り繰りがあっただけでした。

選挙の動機が増税延期であったように、問題は経済です。
世界の景気が良くありません。日本だけが良くなることは難しい状態です。
ただ、先進各国がやってきた金融緩和については、白川日銀が余りにも慎重であっただけに、黒田日銀になって思い切った緩和を打ち出し、それが功を奏しかけてはいました。
しかし、今年4月の消費税3%上げで、それを帳消しにしてしまいました。

延期した次の2%増税までに、日本経済にどれだけの勢いをつけられるかが、今後の課題です。
強力な第3の矢が用意されなければなりません。
幸い、政治は当分安定しますから、先ず思い切った施策を伴った予算編成が期待されます。
集団的自衛権絡みの法案ができれば、当面憲法改正を急ぐ必要はありません。経済政策に全力を注ぐべきだと思います。

投票率が低くても、善政が行われれば問題ありません。
国会が大きく変わらなければ、政治も大きくは変わりません。
政権には、粛々と課題を処理して貰いたいと思います。
与党内の不協和音が出てきた時には、場合によっては、また解散、という覚悟が必要かもしれません。
| 政治、外交 | 12:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
日本が安定するための大事な選挙
送信者 橘フォト

12/4日(日)に予定されている総選挙は、戦後長い間行われてきた選挙の中でも、歴史的な意味の大きいものになると思います。

各メディアの予想通りであるとすれば、与党の圧勝となりそうです。もしかすると、自民党単独で、3分の2前後まで達するとの予測もあります。そんなことは、戦後の国会史上でありませんでした。
どうしてそうなるかと言えば、日本の選択が、国民の目から明らかになって、大きな争点がないからです。

自民党が、内部抗争に明け暮れた上の分裂からできた細川政権ができた時、自公政権までの過渡期の村山政権、小泉政権の郵政選挙での圧勝で緩んだ政権が続いた挙げ句の民主党政権の成立など、非自民政権は、決して良い政治は行われませんでした。
特に、統治の能力も経験のない民主党政権の3年間は悪夢でした。その間に、大震災が起こったのですから悲劇でした。復興のグランドデザインも描けず、原発事故も後手後手に廻り、危機管理が十分ではありませんでした。
リーマンショックの直後でしたが、デフレであることも認識しておらず、配分にだけ熱心でした。

2012年の総選挙では、自公が圧勝、2013参院選も、自公が勝利し、参議院の過半数を制し、衆参のねじれは解消されました。
そして、今回の選挙が、メディアの予想通りもしくはそれを少し下回ったとしても、自公が多数を占めれば、過去2回の国政選挙と併せて、原発再稼働、秘密保護法、集団的自衛権などの大きな政策論争については、決着がついたことになります。
対中国では、分裂しがちな国論ですが、これもコンセンサスができつつあるように思います。
一党独裁政権とは、しっかり距離を置き、衝突が起きないように、外交面、軍事面で備えることです。
経済は、ビジネスに任せていけば良いことです。リスクは、個々の企業が判断します。

これが結論です。

国益に関すること、安全保障、外交、経済成長に関しては、多少のニューアンスの違いはあってもかまいませんが、政権間で大きなぶれがあってはなりません。これが2大政党制の基本的な考えです。
そして、小選挙区制の大きな前提です。
与党の個別政策を採り上げて、ことごとく否定して歩いているような政党は、国民が相手にしなくなるでしょう。国益を守ること、それを実現する方策について議論すればよいのですが、それができている野党があるのでしょうか。

今行われている選挙戦をみると、経済では、国際的公約となっている消費税10%をどうやって達成するか、世界的にデフレ気味の中で、この国のデフレ脱却を実現できる政策は何かというう選択でしょう。デフレ脱却は容易なことではありません。
それが前提で、配分の議論が成り立ちます。
野党で、これに答えを持っているのは何処でしょうか。

こうやってみてくると、自民党の主張の方向だけしかないように思います。恐らく国民はそう思っているのではないでしょうか。
未だ、地方創成には、具体的なものは見えてきませんが、日本の社会が、日本的な特徴の下に、徐々にソフィスチケートされつつあるのは素晴らしいことです。
自公政権の信任のための選挙です。
この基本方向で、健全な野党の対抗勢力が出てくることを期待します。

蛇足ですが、自民党による望ましくない野党幹部の「将を射る」作戦は面白いですね。
海江田、枝野、江田などの選挙区に力を入れてますね。
また、落ち武者狩りにも興味があります。小沢、亀井、渡辺ect。

安倍総理が、国会で枝野幹事長の質問に対して、革マル派と思われる団体からの資金受け入れを採り上げて切り返しましたが、沖縄の翁長知事など、その方面が政治の表に出てきたことに危機感を持っているのではないでしょうか。
| 政治、外交 | 14:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
二つのコンサート
送信者 橘フォト11

昨週末は、風邪の後遺症の咳が出るのを恐れながら、二つのコンサートに行ってきました。

29日(土)は、合唱練習の後、府中の森ウイーンホールでの、前回まで所属していたクール・ド・シャンブルの第9回のコンサートでした。
この合唱団は、2012年2月のマタイ受難曲の演奏会を以て、小泉明子先生がリタイアーするので一度解散しましたが、団員の強い希望で、今回のJ.S.バッハの「ロ短調ミサ」の演奏会となったものです。
苦労が多かったのではないかと思いますが、聴いている私たちは、十分に堪能させていただきました。
5声から8声になったりで、難曲と言われていますが、ソリストたちも合唱に加わって、練度の高いオケのサポートもあり、素晴らしい演奏になりました。
マタイの時には、ややお疲れの様子が見えた小泉先生も、元気に指揮をされていて、敬服しました。

オケは、川原千真さんの古楽器オーケストラ、ソロは、S1文屋小百合、S2宗佐和子、A藤長静佳、T藤井雄介、B小原浄二の各氏でした。

昨30日(日)は、オーチャードホールでの東京アカデミッシュカペレの48回演奏会でした。
学生時代の仲間が合唱メンバーにいますが、今回初めて聴かせてもらいました。
オケも合唱も、アマチュア音楽もここまで来れば立派だなあ、という演奏でした。
先ず、年2回の演奏会だそうですが、十分に準備された演奏に、老練外山雄三さんの指揮で、充実した時間を過ごさせていただきました。
曲は、第一部は、ブラームスの「運命の歌」、シベリウスの交響詩「フィンランディア」、第2部は、ラフマニノフ交響曲第2番でした。
一部では、特にブラームスで懐かしい素晴らしい音が随所に鳴り、自分では、かつて一度も経験したことのない響が聞こえました。
ラフマニノフ2番も、エネルギーに満ちた凄い演奏でした。
1部、2部と通して感じたことは、アマチュアは、プロより遙かに多くの練習をする、その良さが現れた演奏でした。

1931年生まれの外山雄三指揮者は、後ろの補助バーもなく、簡潔で力強い指揮振りで、その精緻な音楽感覚と元気さに感心させられました。
その前日の少し先輩の小泉明子さんといい、先輩方のかくしゃくとした姿に、勇気をもらったように感じます。
| 音楽 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
| 1/1PAGES |