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彼岸花心やすらぐ墓前かな
送信者 橘フォト11
(山椒の実)

昨日は、西多摩霊園の両親の墓に参りました。

天気も良く、彼岸も中日を過ぎているので、多くの墓に花が生けられていて美しいと思いました。
墓に参る人々を見て、この人たちはきっと幸せなのであろう、と思いました。
それなりに心や体に余裕のある人たちです。

彼岸花心やすらぐ墓前かな 酔生

私は、3月21日が誕生日で、秋の彼岸は、ちょうど半分が過ぎたことになります。
昔は、そんなことを感じなかったですが、この頃は、半年が早く感じ、一年もとても短く感じます。先のことを考えると、そんなに時間はないなと感じてしまいます。

昨年は、6月に夏風邪を拗らせて、3ヶ月程不調が続き、ついに、合唱まで引退してしまいました。今年は、思い直して、また合唱に復帰していますが、体調が優れないと、何事も消極的になってしまいます。

私が幹事を務めて、大学時代の仲間8人と、4月、10月のはじめに集まって懇談しています。最初は、大学近くの魚料理屋でやっていましたが、この数年は、大学構内のフランス料理屋の個室でやっています。

談論風発で、楽しい時間を過ごせます。いろんな意見があるから楽しいのだと思います。
仕事や海外旅行などで欠席する人が偶にありますが、体調を理由に休む人はありませんでした。しかし、ついに夏風邪を拗らせてしまって参加できないメンバーが出ました。
昨年の自分を思い出して、やはり私たちもこのような年になったのだと、改めて感じた次第です。
| 身辺雑話 | 17:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
中国土壌汚染は絶望的 まず人権の尊重が必要
送信者 橘フォト11

進まぬ中国の汚染土壌の状況をロイターが伝えています。

主な重金属の汚染状況は、この画像の通りで、ロイターの試算による除染コストは約88兆円とか。やり方次第でしょうが、その程度では済まないような気がします。

「現在大きな議論になっているのは、大企業は国有企業であり、彼らが土壌を汚染した時に関する法律がないことだ」そうで、国家が乗り出さないかぎり、汚染対策、除染は進まない構造のようです。
常に政権維持の抗争を続けている中共政権が、環境整備に力を入れるのは何時のことか分かりません。

いづれ放置できなくなる時期が来ることが予想されますが、国家が乗り出しと、中国に於ける環境ビジネスとして、また新しい腐敗構造がはじまる予感がしてしまいます。
今の中国が、効率を上げて、真剣に除染に取り組む、公害防止に取り組むようなことはないように思われてなりません。日本に対して支援を申し出てくるかもしれませんが、人助けとして簡単に飛びついて欲しくないと考えています。

中国の環境汚染は、日本にも影響を及ぼすので、日本が積極的に乗り出して、技術、資金を提供するべきであると言う人がいると思いますが、この国土をきれいにする費用に、日本国民の血税を吸い取られては日本が保ちません。
先方の真剣度を見極め、フィージブルかどうかをしっかり詰めてから、技術提供を中心にして取り組むべきだと思います。
技術も、中国が中途半端に取得して、アフリカなどの支援(金儲け)に使われかねません。国民性というか、中国政府の性向は、そう簡単には変わりません。
中国に対しては、常に複眼的視点を持って対応することが必要です。

基本的には、環境に関する中国の教化が最も重要です。
そのスタートは、人権の尊重です。
環境を守れる国になるためには、先ず、人権が広く尊重される風土が形成されることが不可欠です。

気の遠くなる話しですね。
| 環境 | 14:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
スコットランド人の民主主義に感心した
送信者 橘フォト11

スコットランドの連合王国(英国)からの独立を問う選挙は、独立反対派が多数を占め、スコットランドにとっても、英国にとっても、そして英国が所属するEUにとっても、強いては世界全体にとっても、混乱を回避することができました。

立派だなと思ったことは、独立反対55%、独立賛成45%という結果を経て、独立運動の指導者たちが直ちに辞任したことです。
独立反対といってもスコットランド国民の選択は、圧倒的とは言えない結果でしたが、その結果を謙虚に重んじた行動は、さすがに洗練された民主主義を心得ている人たちだと感心しました。
例えば我が国であれば、独立賛成45%という数字を引き合いに引き続いて頑張る、というような声明が出てきそうなものですが、素直に選挙結果に従った行動を採ったことは素晴らしいことだと思いました(実際はどうか分かりませんが)。

英国にとっては、内政がやりにくくなるかもしれませんが、スコットランドにとっては、大幅な自治権拡大を約束させたようなので、実質的には、この国民投票は、得るべきものを得たのではないかと思われます。

我が国は、このブリテン島の国家を、かつてはエゲレス(イングリッシュ)と呼び、現在はイギリスもしくは英国と呼んでいます。
ブリテン島のイングランド、スコットランド、ウエールスに北アイルランドを加えて、連合王国(United Kingudum)というのが正式国名で、国際的には、米国をUSAと呼ぶようにUKと呼ばれています。
日本人は、UKをイギリスと呼んでいるために、UKの人をつかまえて、You Englishというような表現を使いがちですが、相手からは、否、俺はアイリッシュだとか、スコチッシュだと言われてびっくりする光景を時折見ました。

若い頃、イングランドのイングとはどういう意味かと在日英国人に訊いたことがありましたが、それは良い質問だ、と言われましたが、答えはありませんでした。
答えは、イングランドとはアングロ人の土地、と言う意味なのです。
ブリテン島は、もともとケルト系のブリトン人が人が住んでいたようですが、スコットランド地方にはアイルランドからケルト系のスコット人が移住しました。
一方、北ドイツからゲルマン系アングロサクソン人が渡り、ケルト人を支配するようになりました。

我々から見ると外見上は、イングリッシュ、スコチッシュ、ウエーリッシュ、アイリッシュの区別はできませんが、彼らは、それぞれの民族に強い誇りを持っているようです。
今回の独立を可否を問う国民投票で、我々外国人には分からない強い民族意識の存在を改めて知った次第です。
言語も、それぞれの言葉があるようですが、英語が国語になっています。
英国皇太子は、プリンス・オブ・ウエールスと称し、立太子には、ウエールス語でスピーチをすることになっているそうです。

この様な、複雑な民族意識を土台とした連合王国は、安定しているように見えましたが、スコットランドには不満が充満していたのでしょう。
それを敏感に感じ取れなかった英国政府は、大変な失態であったと思います。世論調査の結果を見て慌てたようですが、日本であれば、内閣総辞職ですね。

日本では、各政党が地方票を得たいがために、地方分権だとか、地域主権だとか言っていますが、何だか頭の体操レベルですね。
地方としての力が全くありません。
道州制に至っては、住民に、俺は近畿人だとか中部人だとか言う意識もありません。
挙げ句の果てに、地方創成とか言って、中央政府が乗り出して、何とかしなければという状況です。
| 政治、外交 | 12:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
新聞業界は池の中のクジラ集団
送信者 橘フォト11

敬老の日から茅野に移動しています。森の秋を楽しんでいます。

昨日、久し振りに、朝日新聞を読んでみようと思って、散歩がてらに新聞販売スタンドのある場所まで出かけました。そうしたら、驚いたことに、新聞休刊日でした。
2005年以来新聞購読をしていない身にとっては、思いがけないことでした。
まだ、こんなことをやっているのだ、と驚きました。

従軍慰安婦と東電福島の撤退問題で、我が国と近隣諸国、強いては世界をミスリードした朝日新聞に対する他の活字メディアからのバッシングが続いているようですが、世界中で休みなく様々な出来事が続いている中で、この国の日刊紙が、一斉休業するという、ニュース独占に胡座をかいた習慣が未だに残っていたことは、驚き以外の何者でもありません。
朝日新聞が、これからどうなるかと思っていましたが、改めて、新聞業界がどうなるのだろうと感じた次第です。

活字媒体離れが叫ばれ出して久しい中で、特に日刊紙の市場は縮小しつつありますが、その傾向はいっそう顕著になるのではないでしょうか。
購読者数が減り、従って広告料収入が減少し、新聞社の経営は先細りになっているのではないかと思われますが、その点に関する透明度は低く、実態は定かではありません。
いずれにしても、市場が縮小する中で、サバイバル競争をしているわけです。その中で、他紙による朝日たたきは強烈になるのはやむを得ない面があるように感じます。

他紙にしても、朝日新聞を叩いていれば、生き残れるというわけではないので、記事のクオリティ向上、経営効率化などの生き残り政策とともに、ネット社会との共存策など、新しい経営に向かう必要があります。

それにしても、朝日新聞はどういうことになるのでしょうか。
前のエントリーでも書きましたが、本当に反省できているとも思えません。内部の軋轢が激しくなっているとも言われていますが、整理がまだできていないように思われます。

少なくとも、問題になった二つのテーマについて、人道だとか、環境だとかの視点からでも、朝日に偉そうなことを述べる資格はないと思いますし、聞きたくもありません。
この二つのテーマについて、それぞれの目的に向かったプロパガンダだと感じていた人は多いと思われるので、朝日は強く自粛しないと、さらにバッシングが強くなるのではないかと思われます。

いずれにしても、「ペンは剣よりも強し」と言った人がいましたが、これは一面的なことで、常に当てはまることはありません。

「○○内閣をつぶすのが我が社の方針?」などとうそぶき奢る新聞社には、未来はありません。朝日新聞だけではないと思いますが。
| マスメディア | 15:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
朝日新聞に必要なのは廃刊的出直しによる体質改善
送信者 橘フォト11

古い記事ですが、このブログの「朝日新聞購読中止」に根強いアクセスがあります。と言ってもアクセス数が少ないブログですから1日2〜3人程度のことですが。
ここのところ、またアクセスが増えました。
この記事を書いた頃から、新聞の購読を止めています。

朝日新聞が、社長記者会見を行って、福島原発吉田調書のスクープ報道を取り消しました。

また、同じ会見の中で、従軍慰安婦に関する吉田清治氏(故人)の証言に基づく記事について「吉田氏に関する誤った記事を掲載したこと、そしてその訂正が遅きに失したことについて読者のみなさまにおわびいたします。」としました。
過日、最初の報道以来30年以上経って、誤りであったことを報道しましたが、これに対して謝罪しました。

もう一つ、意図的に、慰安婦と全く別の女子挺身隊とを混同し、挺身隊の女性が慰安婦にされたようなイメージを造り上げました。そして、韓国に、「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協)が出来ました。この団体が慰安婦補償運動の中心になっていることは周知の通りであります。

そもそも、慰安婦と女子挺身隊を混同することは、勤労奉仕団体であった挺身隊で、国のために奉仕した方々を侮辱するものです。
私は、終戦時、小学校2年生でしたが、挺身隊のことは良く承知していました。
朝日新聞の上層部は、十分に承知していた筈のことでしたが、第一戦の行動を放置していました。
朝日は、姑息な手段で、リベラル派のヘゲモニーを握ろうとしたのです。

朝日新聞は、他紙と同じように戦争を煽った新聞のように言われいます。私は、子供だったので、このことは直接知りません。
それが終戦に伴って、その頃の主流思想に沿って急速にリベラル化しました。一時期は、政官財のトップエリートを含む社会の高学歴層に支持され、中道左派・革新・進歩・リベラルを代表する新聞となりました。

私は、何も分からない大学生4年生の頃、60年安保の年でしたが、朝日に代表される意見に影響され、反対運動に参加しました。
社会人となり、29歳の時、ある調査団に参加して、42日間世界一周をしました。少しづつ世の中、世界を見る目を持ち出しました。
その頃から、企業の広報担当の手伝いをするようになりました。
各紙の記者と接するようになりましたが、朝日の記者は優秀でした。しかし、社風というか、違う意見には目もくれない雰囲気を感じたものです。
70年代終わりから、80年代半ばまで、広報の主担当になりました。記事が、出来上がるプロセスを見ながら、メディアの恐ろしさと危うさを感じました。
朝日新聞に、少しづつ違和感のようなものを感じ出していました。

メディアは、報道の自由が与えられています。
自由には、責任が伴います。
慰安婦報道は、誤報(捏造?)を、指摘されていたにもかかわらず、30年以上も放置した事件です。この報道が、韓国や国際社会に与えた影響は絶大です。
韓国では、国民的確信となり、アイデンティティを常に過去に求める彼らにとって、必要不可欠な歴史的事実となっています。
これを修正することは難しいし、朝日は、この責任を、決して償いきれないでしょう。

福島原発問題は、3年半前のことですから、事実は自ずと明らかになるでしょう。
しかし、慰安婦問題のリカバリーは難しいと思います。

朝日が、戦前から戦後への変身、同じような人たちが続けて、どうして可能だったのかが不思議です。
しかし、よく考えると、同じ体質だったのではないかと思います。
戦前は、極度の民族主義が旺盛でした。
戦後は、リベラルが主流でした。
エリート意識、指導意識は、社の伝統として受け継がれました。

以下に、社長のお詫びの全文を載せましたが、慰安婦にしても福島原発報道にしても、これらの報道を事故のような感覚で見ているのが分かります。
自らの体質に基づくものであることが分かっていません。或いは、分かっているかもしれませんが、朝日のプライドがそれを許さないのでしょう。
不祥事企業の、再発防止策のまね事のように感じて、評価できません。
一般企業であれば、コンプライアンスの強化で済む話しですが、報道機関の報道不祥事は、報道機関としての信頼に関わる根本的問題です。廃刊的な出直しが必要です。

廃刊的出直しとは、報道機関としての体質改善です。
報道の自由を与えられている責任を感じ、事実に謙虚に立ち向かう体質を造り上げることだと思います。

みなさまに深くおわびします 朝日新聞社社長

 朝日新聞は、東京電力福島第一原発事故の政府事故調査・検証委員会が作成した、いわゆる「吉田調書」を、政府が非公開としていた段階で独自に入手し、今年5月20日付朝刊で第一報を報じました。その内容は「東日本大震災4日後の2011年3月15日朝、福島第一原発にいた東電社員らの9割にあたる、およそ650人が吉田昌郎所長の待機命令に違反し、10キロ南の福島第二原発に撤退した」というものでした。吉田所長の発言を紹介して過酷な事故の教訓を引き出し、政府に全文公開を求める内容でした。

 しかし、その後の社内での精査の結果、吉田調書を読み解く過程で評価を誤り、「命令違反で撤退」という表現を使ったため、多くの東電社員の方々がその場から逃げ出したかのような印象を与える間違った記事になったと判断しました。「命令違反で撤退」の記事を取り消すとともに、読者及び東電福島第一原発で働いていた所員の方々をはじめ、みなさまに深くおわびいたします。

 これに伴い、報道部門の最高責任者である杉浦信之編集担当の職を解き、関係者を厳正に処分します。むろん、経営トップとしての私の責任も免れません。この報道にとどまらず朝日新聞に対する読者の信頼を大きく傷つけた危機だと重く受け止めており、私が先頭に立って編集部門を中心とする抜本改革など再生に向けておおよその道筋をつけた上で、すみやかに進退について決断します。その間は社長報酬を全額返上いたします。

 吉田調書は、朝日新聞が独自取材に基づいて報道することがなければ、その内容が世に知らされることがなかったかもしれません。世に問うことの意義を大きく感じていたものであるだけに、誤った内容の報道となったことは痛恨の極みでございます。

 現時点では、思い込みや記事のチェック不足などが重なったことが原因と考えておりますが、新しい編集担当を中心に「信頼回復と再生のための委員会」(仮称)を早急に立ち上げ、あらゆる観点から取材・報道上で浮かび上がった問題点をえぐりだし、読者のみなさまの信頼回復のために今何が必要なのか、ゼロから再スタートを切る決意で検討してもらいます。

 同時に、誤った記事がもたらした影響などについて、朝日新聞社の第三者機関である「報道と人権委員会(PRC)」に審理を申し立てました。すみやかな審理をお願いし、その結果は紙面でお知らせいたします。

 様々な批判、指摘を頂いている慰安婦報道についても説明します。朝日新聞は8月5日付朝刊の特集「慰安婦問題を考える」で、韓国・済州島で慰安婦を強制連行したとする吉田清治氏(故人)の証言に基づく記事について、証言は虚偽と判断して取り消しました。戦時の女性の尊厳と人権、過去の歴史の克服と和解をテーマとする慰安婦問題を直視するためには、この問題に関する過去の朝日新聞報道の誤りを認め、そのうえでアジアの近隣諸国との相互信頼関係の構築をめざす私たちの元来の主張を展開していくべきだと考えたからです。この立場はいささかも揺らぎません。

 ただ、記事を取り消しながら謝罪の言葉がなかったことで、批判を頂きました。「裏付け取材が不十分だった点は反省します」としましたが、事実に基づく報道を旨とするジャーナリズムとして、より謙虚であるべきであったと痛感しています。吉田氏に関する誤った記事を掲載したこと、そしてその訂正が遅きに失したことについて読者のみなさまにおわびいたします。

 慰安婦報道については、PRCとは別に社外の弁護士や歴史学者、ジャーナリストら有識者に依頼して第三者委員会を新たに立ち上げ、寄せられた疑問の声をもとに、過去の記事の作成や訂正にいたる経緯、今回の特集紙面の妥当性、そして朝日新聞の慰安婦報道が日韓関係をはじめ国際社会に与えた影響などについて、徹底して検証して頂きます。こちらもすみやかな検証をお願いし、その結果は紙面でお知らせします。

 吉田調書のような調査報道も、慰安婦問題のような過去の歴史の負の部分に迫る報道も、すべては朝日新聞の記事に対する読者のみなさまの厚い信頼があってこそ成り立つものです。

 わたしたちは今回の事態を大きな教訓としつつ、さまざまなご意見やご批判に謙虚に耳を澄まします。そして初心に帰って、何よりも記事の正確さを重んじる報道姿勢を再構築いたします。そうした弊社の今後の取り組みを厳しく見守って頂きますよう、みなさまにお願い申し上げます。
| マスメディア | 13:25 | comments(2) | trackbacks(0) |
ナショナリズムの時代へ
送信者 橘フォト11

神代植物公園あたりで季節の写真を撮りたいのですが、”蚊がいるな”と思うと、躊躇ってしまいます。そんな事情で、茅野での8/21の写真です。

昔からあるスコットランドの独立運動は、実現しないからやっていると思っていました。しかし、9/18に行われる予定のスコットランドの国民投票は、直近の事前調査では、独立派がやや優勢との結果が出て、俄に現実味を帯びてきました。
そこまでスコットランドのナショナリズムが高揚しているとは思いませんでした。

スコットランドが独立すると、今は静かになりましたが、北アイルランドのカトリック教徒(分離派)も勇気を与えられることになるでしょう。
そうなると、英国、正式には連合王国(イングランド、ウエールス、スコットランド、北アイルランドによる連合王国)は、連合解体の危機に瀕します。

EUのような統合が進む反面、民族主義によるこの様な分裂のエネルギーも大きくなりつつあるようです。
スペインのバスクの独立は長い間くすぶっていますが、、トルコ、イラクのクルド国家など現実味が出てきているようです。

グローバル化が進展していましたが、今はこのように、ナショナリズムの時代に入ったようです。
ロシアによる武力を背景にしたクリミヤの併合、引き続いてウクライナ東南部に於ける事実上の軍事介入、中国による南シナ海、東シナ海に於ける領土的野心丸出しの言動などを見ていると、これは、紛れもなくナショナリズムに基づく行動です。
もはや、世界が、同じルールで協調する時代は終わっていることを感じます。

強度のナショナリズムには、軍事的紛争が付きものです。
また、紛争の時代に入るのでしょうか。

ある程度のナショナリズムがなければ、国家は維持できません。
太平洋戦争の結果、日本のナショナリズムは、悪の刻印を押されて長い間封印されてきました。
集団的自衛権だとか、秘密保護法などは、国民国家として当然なことですが、議論することも悪のような雰囲気から脱して、漸く最小限の法律が提案されようとしています。

外交(ソフト)面では、安倍政権が頑張っていますが、国民国家としての安全保障の議論は不十分な気がします。
これまでのように米国だよりで済む時代ではなくなりました。

国会は、頑張って欲しいと思います。
価値観が、終戦当時から大きく脱皮できないメディアもありますが、しっかり頭を切り換えて欲しいと思います。
| 政治、外交 | 16:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
英国でラムの味を知った 駐英米大使はお嫌いなようで
ロンドン駐在中は、食事には悩まされました。
彼らが好んで食べる料理は、私の口に合わないものが多かったです。

それでも例外はありました。
それがラムです。
特に春先は美味く、外食時に楽しみな料理の一つでした。
そのラム料理を、駐英米大使が批判してしまったようです。英国人はさぞかし気に障ったでことしょうね。

ラムの味を知ったので、洋食の時のレパートリーが増えました。
最近は、日本のスーパーにも時々並んでいるので、自宅でも食べるようになりました。
世界で、最も多くの人に食べられているのが羊の肉だそうで、海外旅行の時には、多くの地域で食べられます。便利なものです。

北海道の名物になっていますが、ジンギスカン鍋も美味しいですね。ビールやワインと共にいくらでも入ってしまいます。北海道にゴルフに行った際には、良く食べたものです。

英国で、日本人にとって有り難いのは、合鴨がスーパーなどで手に入ることです。
長ネギ(リーク)などと鴨鍋を作り、日本からのおみやげにもらった日本酒と共にいただくことは、至福の楽しみでした。

少し高価ですが、スコティッシュビーフも美味です。
フランスワインで、ミディアムまたはミディアムレアーで、ちょっとリッチな気分で食べたものです。

一般的に、外食で美味いものに出くわせることは少ない国です。
ロンドンでは、世界各国の料理が楽しめますが、それとて本来の味からは遠いことが多々あります。
家の近くに、イタリア料理の店を一軒、ポルトガル料理の店を2軒、インド料理、中華料理をそれぞれ1件見つけましたが、スペイン料理は美味しい店が見つかりませんでした。

ある時、スペインからたびたびロンドンに来る顧客に、ロンドンで美味いスペイン料理店は何処か?と訊きました。
彼は、暫く考えて、
「ロンドンにはスペイン料理はない!」
と答えました。
| 料理、酒 | 14:33 | comments(3) | trackbacks(0) |
英国でラムの味を知った
author : 橘 江里夫
英国でラムの味を知った 駐英米大使はお嫌いなようで
ロンドン駐在中は、食事には悩まされました。
彼らが好んで食べる料理は、私の口に合わないものが多かったです。

それでも例外はありました。
それがラムです。
特に春先は美味く、外食時に楽しみな料理の一つでした。
そのラム料理を、駐英米大使が批判してしまったようです。英国人はさぞかし気に障ったでことしょうね。

ラムの味を知ったので、洋食の時のレパートリーが増えました。
最近は、日本のスーパーにも時々並んでいるので、自宅でも食べるようになりました。
世界で、最も多くの人に食べられているのが羊の肉だそうで、海外旅行の時には、多くの地域で食べられます。便利なものです。

北海道の名物になっていますが、ジンギスカン鍋も美味しいですね。ビールやワインと共にいくらでも入ってしまいます。北海道にゴルフに行った際には、良く食べたものです。

英国で、日本人にとって有り難いのは、合鴨がスーパーなどで手に入ることです。
長ネギ(リーク)などと鴨鍋を作り、日本からのおみやげにもらった日本酒と共にいただくことは、至福の楽しみでした。

少し高価ですが、スコティッシュビーフも美味です。
フランスワインで、ミディアムまたはミディアムレアーで、ちょっとリッチな気分で食べたものです。

一般的に、外食で美味いものに出くわせることは少ない国です。
ロンドンでは、世界各国の料理が楽しめますが、それとて本来の味からは遠いことが多々あります。
家の近くに、イタリア料理の店を一軒、ポルトガル料理の店を2軒、インド料理、中華料理をそれぞれ1件見つけましたが、スペイン料理は美味しい店が見つかりませんでした。

ある時、スペインからたびたびロンドンに来る顧客に、ロンドンで美味いスペイン料理店は何処か?と訊きました。
彼は、暫く考えて、
「ロンドンにはスペイン料理はない!」
と答えました。


| 料理、酒 | 14:33 | comments(2) | trackbacks(0) |
2014.11.07 Friday
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コメント
その昔アフリカのスーダンに出張した際、英国の牧場でランチに供されたラムチョップに感動しました。先日ツアーで行ったスコットランドでどこまでも続くなだらかな草地に点々と草をはむ羊の群れに思わず涎が出ましたが、安いツアーの哀しさ、1週間滞在中一度も羊料理にありつけませんでした。既に180回も食している大使が羨ましく思う一方、アメリカ人の味覚音痴ぶりが気の毒になりました。ただし、何にでも必ず付いてくるポテトには私も閉口しました。付合せを工夫すれば大使も好きになるかも・・・・
ラムを食べに行きませんか?
| ys | 2014/10/23 5:40 PM |
ysさん、コメントありがとうございました。気がつかずに失礼しました。
ラムは、日本のジンギスカンも旨いですね。
食べに行きたいです。
| Helio | 2014/11/07 5:20 PM |
コメントする
| 身辺雑話 | 13:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
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