首相就任丸一年の本日、安倍総理は靖国神社に参拝しました。
内外から、様々な意見が寄せられています。
日本の国内では、明治以降、先の大戦までに、国家のために命を落とした方々の英霊は、靖国神社に祀られています。
日清戦争、日露戦争、そして先の大戦で、特攻隊など決死の使命を帯びた方々や、戦局思わしくない中、「靖国で会おう!」といって突撃した方々が祀られています。
彼らは、国の勝利を信じて、日本のために人柱となって死んでいきました。
先の大戦で、負けたからと言って、その反省の結果、靖国神社を否定するのはおかしいと思います。
信教の自由が憲法に保障されている我が国では、誰でも、自分が心安らぐ宗教施設に参るのは自由です。総理大臣にも信教の自由は保障されています。
日本国内で、宗教的理由から公明党は靖国参拝を否定します。
共産党は、恐らく宗教を認めない?のでしょうから反対します。
他の政党が反対する理由は、恐らく中韓への配慮だと思います。それは、安部首相も同じことを考え、これまで参拝を控えていたのではないでしょうか。
前回からのこともあり、一年以上延ばすことは、首相の気持ちの上で許せなかったのだと思います。
国内で、中韓に配慮して、首相の靖国参拝を批判するのは、的が外れていると思います。国内で政争の具にしてはなりません。
民主党が、信教の自由との関係で批判してましたが、民主党の首相も伊勢神宮をお参りしています。
参拝に、政治的な意味を持たせたのは中国です。
それも極東裁判の戦犯が合祀されていることを理由としています。しかも、それは、中曽根内閣の時に言い出したことです。それまでは、何も言ってませんでした。
カードとして使えことを知ってから言い出したことです。
ちょっとばかし、尖閣列島の問題に似ています。
韓国は、中国に追随しているだけです。
安部首相の参拝は、中韓の反対を頭に入れながら、自分の信念との比較考量した結果だと思います。
中国は、尖閣であれだけ強硬に出たり、防空識別権を設定したりして、もう引っ込みがつかなくなっています。安部首相が靖国参拝を自重したところで、日中関係が改善する見通しはありません。
しかも、宗教を認めない共産主義独裁政権ですから、靖国に関して理解することはないでしょう。
安部首相としては、自分の中ではっきりと靖国を位置づけたかったのだと思います。
韓国は、今回の南スーダンPKOでの韓国軍への日本軍からの銃弾の無償提供に際して見せた態度を見て、朴政権下での友好は難しいと判断したのではないでしょうか。或いは、その前から見限っていたかもしれません。
かなりの反発はあるでしょうが、安部首相の毅然とした考えを示せた良い機会であったと思います。
世界中の国が、いずれも困難に直面しています。
日米同盟だからといって頼りにする米国だって、自分の国のことで精一杯です。
日本のために、中国と事を構えるのは嫌なのです。安部首相の参拝にdisappointedという米大使館の声明が出ましたが、日本に温和しくしてもらいたいのが本音です。
信教の自由の問題で、米国に説明したことがあるのでしょうか。
よく説明すれば理解できる問題で、これ以上深刻な亀裂にはならないと思います。
中国は、軍事的挑発、反日運動などを仕掛けることが懸念されますが、軍事的挑発は難しいでしょう。
反日運動は、諸刃の剣です。迂闊にはできません。
韓国に何かカードが残っているでしょうか。
安部首相は、熟慮の上、このタイミングを選んだのだと思います。
安部首相には、この問題を上手に乗り切ってもらいたいと願っています。
問題は国内だと思います。
中韓と組んでいるマスメディアが問題です。