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今年も一年お付き合いいただいてありがとうございました
送信者 橘フォト10

健康感のない冴えない一年でしたが、お付き合いいただいてありがとうございました。
加齢ということでしょうか、身体の調子が良くありませんでした。
夏風邪が堪えたり、11月辺りから胃腸の調子が良くなかったりで、元気がありません。

健康診断などの結果を見ると、所謂成人病的なものは大丈夫なようです。
今回は、血液検査は、全て異常ありませんでした。サラリーマン時代注意されていた尿酸値、γGTP,中性脂肪などの食生活、飲酒に関するデータはすっかり正常値の範囲に修まっています。

問題があるのは、胃と肺です。

胃の粘膜が極端に薄くなっているとのことで、強い酒(ブランデーやウイスキーのストレート)、ソーダ類(ビールなど)、刺激物、カフェイン、酢の物(ミカンも含む)などが制限されます。
この中で、酢の物禁止は困りました。たとえば、ポン酢をかけて食べるものがダメなのです。鍋物が楽しくないですね。
ミカンも大好物です。冬のビタミンCは、これで摂っていたようなものです。
日本酒やワインは大丈夫なようですから、救われていますが、食生活は地味になって、元気が出ません。ただ、酒を飲みながら、好きなものを食べていましたが、どうやら食べ過ぎ気味だったようです。
この機会に食べる量の調節をしたいと思っています。

軽度の肺気腫(スコア2)だったのが、3ヶ月にわたる夏風邪によって、スコア4まで進行してしまいました。(スコア7までが軽度)
呼吸効率が悪くなっていて、自然に歩く速度が遅くなります。もともと歌のブレスは短い方でしたが、それがますます短くなって、歌っていても面白くありません。そんなことで合唱からもリタイアーしましたが、生活にひとつリズムや潤いがなくなりました。

しかし、世の中は、政権が変わって明るい話題が増えてきました。安倍政権は順調に滑り出しました。
株価も順調すぎる位で、調整があるかもしれませんが、良い方向に向かっています。
東京都五輪も決まって、ひとつの目標ができましたが、それまでに景気の浮き沈みはあるでしょう。
まず、消費税3%アップを無事に乗り越えられるかどうかですね。

個人的には、どうかな、と言う一年でしたが、世の中の動きが良かったのには救われました。

どうぞ皆様、良いお年をお迎え下さい。
| 身辺雑話 | 21:01 | comments(2) | trackbacks(0) |
安部首相の靖国参拝は個人の心の問題
首相就任丸一年の本日、安倍総理は靖国神社に参拝しました。
内外から、様々な意見が寄せられています。

日本の国内では、明治以降、先の大戦までに、国家のために命を落とした方々の英霊は、靖国神社に祀られています。
日清戦争、日露戦争、そして先の大戦で、特攻隊など決死の使命を帯びた方々や、戦局思わしくない中、「靖国で会おう!」といって突撃した方々が祀られています。
彼らは、国の勝利を信じて、日本のために人柱となって死んでいきました。
先の大戦で、負けたからと言って、その反省の結果、靖国神社を否定するのはおかしいと思います。
信教の自由が憲法に保障されている我が国では、誰でも、自分が心安らぐ宗教施設に参るのは自由です。総理大臣にも信教の自由は保障されています。

日本国内で、宗教的理由から公明党は靖国参拝を否定します。
共産党は、恐らく宗教を認めない?のでしょうから反対します。
他の政党が反対する理由は、恐らく中韓への配慮だと思います。それは、安部首相も同じことを考え、これまで参拝を控えていたのではないでしょうか。
前回からのこともあり、一年以上延ばすことは、首相の気持ちの上で許せなかったのだと思います。

国内で、中韓に配慮して、首相の靖国参拝を批判するのは、的が外れていると思います。国内で政争の具にしてはなりません。
民主党が、信教の自由との関係で批判してましたが、民主党の首相も伊勢神宮をお参りしています。

参拝に、政治的な意味を持たせたのは中国です。
それも極東裁判の戦犯が合祀されていることを理由としています。しかも、それは、中曽根内閣の時に言い出したことです。それまでは、何も言ってませんでした。
カードとして使えことを知ってから言い出したことです。
ちょっとばかし、尖閣列島の問題に似ています。
韓国は、中国に追随しているだけです。

安部首相の参拝は、中韓の反対を頭に入れながら、自分の信念との比較考量した結果だと思います。
中国は、尖閣であれだけ強硬に出たり、防空識別権を設定したりして、もう引っ込みがつかなくなっています。安部首相が靖国参拝を自重したところで、日中関係が改善する見通しはありません。
しかも、宗教を認めない共産主義独裁政権ですから、靖国に関して理解することはないでしょう。
安部首相としては、自分の中ではっきりと靖国を位置づけたかったのだと思います。
韓国は、今回の南スーダンPKOでの韓国軍への日本軍からの銃弾の無償提供に際して見せた態度を見て、朴政権下での友好は難しいと判断したのではないでしょうか。或いは、その前から見限っていたかもしれません。
かなりの反発はあるでしょうが、安部首相の毅然とした考えを示せた良い機会であったと思います。

世界中の国が、いずれも困難に直面しています。
日米同盟だからといって頼りにする米国だって、自分の国のことで精一杯です。
日本のために、中国と事を構えるのは嫌なのです。安部首相の参拝にdisappointedという米大使館の声明が出ましたが、日本に温和しくしてもらいたいのが本音です。

信教の自由の問題で、米国に説明したことがあるのでしょうか。
よく説明すれば理解できる問題で、これ以上深刻な亀裂にはならないと思います。

中国は、軍事的挑発、反日運動などを仕掛けることが懸念されますが、軍事的挑発は難しいでしょう。
反日運動は、諸刃の剣です。迂闊にはできません。

韓国に何かカードが残っているでしょうか。

安部首相は、熟慮の上、このタイミングを選んだのだと思います。

安部首相には、この問題を上手に乗り切ってもらいたいと願っています。
問題は国内だと思います。
中韓と組んでいるマスメディアが問題です。
| 社会 | 21:28 | comments(2) | trackbacks(0) |
今年は音楽が一杯でクリスマスを迎える
送信者 橘フォト10
JUGEMテーマ:音楽

10月から、クラシカジャパンというCS放送と契約しました。月2100円ですが、10月から3ヶ月は無料で、来年一月から料金の支払いが発生します。
この3ヶ月は、最近日本に来て名前が浸透しだした指揮者、ラトル、ティーレマン、ヤンソンス、ゲルギエフ、ヤルヴィの5人の演奏を中心に選曲されています。

特に、今月は、9の日に、ベートーベンの第9交響曲を放送しています。
一流の指揮者に、オケ、ソリスト、合唱も一流ですから、それは聴き応えがあります。第9は、こんなに素晴らしい音楽だったのかと改めて知らされます。
それぞれ素晴らしい演奏ですが、昨晩聴いたバーシュタイン指揮による、1979年のウイーンフィル、ウイーン国立劇場合唱団による演奏は圧巻でした。
バーンシュタインの域に達するには、上に揚げた5人の指揮者も更なる進化が必要だと感じました。
小澤征爾が、師匠でもあるバーンシュタインから、強い影響を受けていることも分かりました。ティーレマンも、バーンシュタインのレッスンがきっかけで、指揮者の道に進んだようなことをインタビューで語っていました。

ここのところ、クリスマスが近づいて、クリスマスにちなんだ番組が多くなりました。
キリスト教社会で、教会の内外で、詩人たちが、神とキリストを讃える詩を作り、音楽家はそれに作曲します。オルガンをはじめ、器楽の曲もあります。数多のキリスト教音楽が作り出されています。
そのような音楽を味わいながら、イエスが人々の罪を背負ってくれたお陰で、今の私たちがある、クリスマスは、そう感じる日なのでしょうか。
これだけの美しい音楽で、神とイエスを褒め称えれば、たとえ一日だけだとしても、心の安らぎというか、魂の洗濯ができるのではないでしょうか。

キリスト教音楽には感動しても、キリスト教には帰依しない私ですが、クリスマスに対する彼らの気持ちやしきたりを尊重してきました。
ブラジルやイギリスで暮らしている時も、静かに過ごしていました。

それにしてもクリスマスイヴは、、近頃の日本では、恋人同士でホテルに行く日になっているようです。
どうしてですかね。
静かに心の洗濯をして欲しいと思います。
そのような日も必要です。
| 身辺雑話 | 22:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
アベノミックスは成功するのだろうか
送信者 橘フォト10
(ICU構内)
12月の日銀短観が出て、メディアは好意的に取り扱っていますが、来年4月からの3%消費税引き上げを控えた段階としては、もう少し元気の良い結果が出て欲しいのではないでしょうか。
アベノミックスとしては、日銀による超金融緩和と財政支出によって、V字型の回復をイメージし、その勢いを以て3%消費税引き上げを乗り切るとの目算であったと思われますが、それにしては出てくる経済指標はプラス方向ではあるものの、力強さに欠けています。

特定秘密法案で、かなりの政治エネルギーを使ってしまいましたが、その直後のことですので、来るべき3%増税を乗り切ることは容易ではありません。
消費税引き上げ後、値上げ感だけが残るようになると、政治的にも厳しいものがあります。

基本的には第三の矢が、萎んでしまっているので迫力がありませんが、TPPによる農業改革、規制改革などの根本的な施策が期待されます。
そういう意味では、やるべきことが多く残っていますが、社会構造を変えることになるので、抵抗勢力も多く、かなりの政治的エネルギーが必要です。

経済の司令塔甘利大臣が病気療養中で、財務省の論理が突出すると、経済にはよい結果が出ないような気がして心配しています。
安部首相には、英気を養って、内政面でも日本再生に立ち向かって欲しいと思います。

| 経済ビジネス | 14:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
国際基督教大学クリスマス演奏会と従兄の孫娘
送信者 橘フォト10

東京は、今日も好天が続いていますが、昨日も長閑な一日でした。
国際基督教大学礼拝堂で、大塚直哉指揮、オルガンによる器楽・声楽アンサンブル「コーヒーカップ・コンソート」のクリスマス演奏会へ出かけました。曲は、J.S.Bachのクリスマスオラトリオ(全6部の内の第1部〜3部)でした。

私の親戚では、音楽に関心のあるのは、我々兄弟(弟はヴァイオリンを弾く)だけだと思っていました。
ところが、従兄の葬式の際、その従兄の孫娘が、東京芸大の声楽科(アルト)に在学中であることが分かりました。今年の2月、2年生で、バッハカンタータクラブの演奏会に出演するということで、芸大奏楽堂で聴いてきました。
気だて、姿、声(ただし合唱の中でしか聴いたことはない)と揃っていて、先輩方から大事にされているようなので、いづれ声楽家として世に出るのではないかと期待しています。
その彼女が、コーヒーカップ・コンソートの一員として出演するので出かけた次第です。

古楽器のアンサンブルと、各パート3人づつコラースの構成で、彼女は、アルトの一員として参加していました。プロの中の一員として、緊張したとのことでしたが、アルトの中では彼女だけが暗譜していて、しっかり指揮を見ながら唱っていました。

このような場が徐々に増えていけば、いづれソロのチャンスも与えられるのではないかと期待しております。我々夫婦が好きな、古楽の分野で活躍しはじめているのが嬉しいと思っています。
しかし、この分野で活躍している人たちは、少なくとも大学院の修士課程は出ており、多くの人が、欧州の古楽の伝統のある国(オランダ、イギリス、ドイツ、オーストリアなど)に留学しています。
一人前になるのは容易ではありません。

ICUは、我が家から徒歩で30分ほどで、以前は散歩やジョギングで良く行きましたが、最近はご無沙汰していました。
特に、この季節は初めてで、紅葉の名残が見られました。
来年からは、ここの紅葉も意識したいと思いました。
| 音楽 | 14:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
日本人ヨーコの戦争体験記 竹林はるか遠く

ヨーコ・カワシマ・ワトキンズさんによる"So Far from the Bamboo Grove"の邦訳「日本人ヨーコの戦争体験記 竹林はるかに遠く」を読みました。

これは、1933年生まれの作者が、終戦間際の1945年7月29日の真夜中に、母、姉(16歳)、と共にできるだけの荷物を背負って、竹林のある朝鮮の羅南(現在の北朝鮮清津市)の自宅を脱出して、朝鮮半島を縦断し、翌年、遅れて引き揚げてきた兄(18歳)と京都で再会するまでの記録です。
この本は、米国の中学生の副読本として採用されていたのですが、出版から20年経った2006年に、ボストン近郊に住む在米韓国人たちが、「日本人を被害者にし、長年の日帝侵略が朝鮮人民に対して被害、犠牲、苦痛を与えた歴史を正確に書いていない」「強姦についても写実的に書いてあり中学生の読むのにふさわしい本ではない」といった理由をつけて、この本を教材からはづす運動を、あらゆる手段を使って始めました。

1986年米国で出版され、2005年には、韓国で翻訳されたましたが、後に発売中止になったそうです。
日本では今年の7月に発売され、アマゾンのベストセラーになりました。

中味は、母と娘たちが、生死の境を潜り抜けてきた記録で、少女の目で見た戦争の残酷さが、体験として記されているものです。
戦争ですから、日本の憲兵や負傷兵、米軍の空爆、ソ連兵、共産兵、朝鮮兵、一般の朝鮮人などが登場しますが、日本の統治が失われてからの朝鮮半島縦断ですから、朝鮮で遭遇した様々なことが書かれています。
私が感動したのは、3人が必死に生き延びる姿でした。涙で字が読めなくなるほどでした。

私は、昭和36年大学を出て就職しましたが、同期で会社に入ったM君は、新潟の高校を出て、現役で東大に入った人でした。
彼は、残念ながら68歳で他界しましたが、終戦時に朝鮮にいて、苦労しながら日本に帰ってきたと言ってました。
彼が亡くなった後、M夫人と、彼の遺児である息子さん、娘さんとともに食事する機会がありました。
夫人の言によると、彼は、話題が朝鮮脱出の話になると、涙を流していたそうです。夫人が、子供たちに向かって語っていました。
相当苦労して帰ってきたのだな、と想像しました。
この本を読んで、彼が涙を流していたという背景の一端が分かったような気がしました。

読み終わってみて、この本について韓国人が反対運動する理由が分かりません。
彼女は、一貫して戦争の悲惨さを訴えているのです。
その舞台が朝鮮であっただけに、そこでの様々な出来事が書かれていますが、朝鮮を貶めるようなものではありません。戦争がなせることではないでしょうか。

彼女たちが京都に着いて、母が、京都のしっかりした専門学校(姉)、女学校に2人の娘を入れ、駅のベンチから学校に通わせ、故郷の青森を訪ねますが、父方、母方の祖父母が死んでいました。
京都駅に戻って、駅のベンチでヨーコの膝枕で息を引き取りました。
自分の命をかけて子供たちを守り、教育の道をつけましたが、とうとう力尽きてしまったのです。
このような立派な本を書き、社会活動をしている筆者は、十分に母に報いていると思いました。

私は、終戦時7歳で未だ子供でしたが、その頃の世相は良く覚えています。
身につまされながら、一気に読んでしまいました。
私には、もはやそういう根気がありませんが、この本は英語の原文で読むと、もっと深い感動があるかもしれません。
JUGEMテーマ:小説/詩


| 歴史 | 11:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
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