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三四郎池もゆっくりと変わって行く
送信者 橘フォト9
(2002.8.30)
昨日は、18年前の皮膚ガン手術の証明ができるのかどうかの相談で、東大病院まで行きました。当時、保険金を受け取れる筈でしたが、すっかり失念していました。最近、保険会社から指摘され、病院で証明さえしてくれれば、保険金を支払うとのことで出かけた次第です。
病院は親切でした。カルテの保存期間を過ぎてはいるが、カルテが残っている場合には証明できるとのこと。
事務の女性が走り回って、もういないらしい当時の執刀医に代わって、サインしてもらう先生と交渉してくれました。問題は、カルテが残っているかどうかですが、それは昨日の段階では分かりませんでした。

午後4時過ぎでしたが、東大構内を散策しました。
2002年に、この病院で診察を受け、同じように散策した際の三四郎池の写真を掲載しました。このときは、蝉時雨の中でしたが、昨日は、台風が過ぎて急に秋の風情が深まり、気持ちよく歩くことができました。
三四郎池は、この写真から10年以上が経過し、樹木が一層繁って池を被っているためか、池全体が小さく見えました。

ここにはじめてきたのは高校3年生のことで、東大の校舎を使って行われた模擬テストを受けた時でした。
この場所に立って、漱石の「三四郎」を想い、三四郎と美弥子はどのように出会ったのであろうかなどと考えたものでした。
この小説は、1908年のものですが、私が初めてこの池を見たのがその47年後、そして昨日は、更にその58年後ということになります。

三四郎池も変わって行くとはいうものの、このように定点観測ができる場所があることは嬉しいものです。
大学構内は、古い煉瓦造りの建物が、四角い、近代的建物に代わって行くプロセスが徐々に進んでいるようでした。昔は見なかった駐輪場が各所に設けられているのが目につきました。
東大構内を抜け、池之端に出て、東京文化会館の前に出ました。妻は、昨夜、ここのコンサートを聴きに来ることになっていましたが、未だ開演の時間ではないようでした。

上野駅からJRで東十条に出て、高校仲間で毎月やっている134回目のそばの会に参加しました。
毎月顔を合わせて、お互いの無事を確認しているようなものです。最近は、さすがに酒量も、食べる量も減りました。
| 身辺雑話 | 11:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
日本に自信のようなものが出てきたのでは
送信者 橘フォト9

悪夢のような民主党政権下で起きた関東東北大震災で喘いでいた日本ですが、昨年末の総選挙、この7月の参院選によって、久方振りの自民党による安定政権ができあがりました。
総選挙で勝利してからの安倍政権のスタートダッシュは、日本の政治史上希に見るスピード感を持ったもので、日本経済のデフレ脱却に絞った政策集中は見事でした。
そして、東京五輪招聘の成功と相まって、ようやく、経済に明るさが見えてきました。

大震災の経験、未だ道半ばですが復興への取り組みを通して、少しづつ、自信のようなものが湧いてきたのではないでしょうか。
あの大震災に際して、被災地の人々が採った行動は見事でした。
地震、津波による被害がもたらした混乱は大きいものがありましたが、暴動、略奪などは起きず、社会としては安定していました。人々が助け合う姿に感動させられました。
残念ながら、菅内閣という最低の政権の下で起きた最悪の事態で、事態収拾のグランドデザインが描けず、無為に時間が経過してしまいました。
原発事故対応はさておき、当時、私は、東北3県をすべて経済特区とするなど大胆な対応をすべきであったと思っていましたが、当時の政権では望むべくもありませんでした。

順調とは言えない復興、遅々として進まない原発事故処理、不安定で高コストのエネルギー事情などの下で、世の中の空気は明るいとは言えませんでした。しかし、安倍政権発足と同時に、デフレ脱却への希望のようなものが湧いてきました。
将来への明るさがわずかに見えてきたところでの2020年の東京五輪決定で、ようやく本物に近い明るさが見えてきました。
世界中の経済が、マネーの洪水の上で、ようやく浮いている状態です。日本もマネーの流れによってようやく水面から顔が出ている状態ですが、他の国々よりはかなりましな状態です。

震災復興、原発事故処理そして東京五輪といずれも重いテーマです。
それらを、少子高齢化の下で達成していくことは容易なことではありません。
これまでの常識では難しいことですが、日本はハード、ソフト両面からこれにチャレンジし、人類の新しい局面を切り開いていくことができる国だと思います。
「絆」「一つになる」などの言葉が良く聞こえる社会ならではの力の発揮が期待されています。
大きな、まとまりのパワーに期待したいと思います。
そして、小さなことを大事にすることから生まれる新しい力やアイディアに期待したいと思います。

何はともあれ、まずデフレ脱却ができなければ何事もはじまりません。そこにパワーを集中して欲しいと思います。

| 社会 | 13:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
「或る恋の物語」からはじまって歴史認識とは

「或る恋の物語」は、ボレロでパナマの音楽だそうです。
日本語訳の歌詞はこちらですが、このページにもいくつかの演奏が出ています。

「或る恋の物語」は、スペイン語では、Historia De Un Amorで、英語に訳せば、Story of a loveとでもなりましょうか。或いは、History of a loveでもかまいません。
オックスフォードコンサイス英々辞典で確認してみると、StoryとHistoryは同じような意味なのです。
普通の人は、Storyは物語、Historyは歴史と認識していることでしょう。しかし、ヨーロッパでは、StoryもHistoryも、歴史であり、物語であり、どちらも同じようなものと認識しているようです。

Historyは、国家、民族、会社などの団体などで使われることもあるかと思いますが、個人の経歴などにも使われます。いずれにしても、どのように書いても、過去の物語であり、四次元に全方位から正確に記載することはできません。
それが西洋のHistoryの考え方だと思います。

東洋では、歴史という言葉が使われます。
歴は、時がたつ、史は、中国では史官が書いたものを意味するようです。歴史というと、国家官僚が書いた正史の意味になるのではないかと思います。しかも、その王朝の正史で、その王朝を権威づけるものです。

日葡辞書(17世紀ポルトガル宣教師が作った日本語ーポルトガル語の辞書、当時の日本語研究の重要な資料)で調べてみると、日本には、reqi(暦)、coyomi(こよみ)ーいづれも日にちを表すカレンダーのことーとも出てきますが、歴史という単語は出てきません。
日本では、8世紀に、正史として日本書紀を作ったことがありますが、それ以降は、言わば物語の集積で、歴史書のようなものは存在しません。
国家が強く意識されたのは、明治維新以降でしょうが、正史を作ろうとしたことはありません。歴史とは、西洋と同じように、多くの物語の集積と見ていたのではないでしょうか。

中韓両国から、歴史認識を正せと注文が作られていますが、全くの歴史に関する認識のすれ違いですね。
無数の物語を歴史と考えれば、そんなもの合わせようがありません。
「歴史は、後日、学者が明らかにする」という日本政府の主張は卓見だと思います。
日本は、中韓によってそれぞれ捏造された歴史(彼らの正史)と同じような正史は持ち合わせていません。

「歴史を鑑として云々」とは、捏造された正史を持っているから言えることです。
いかにも中華思想です。

Historia De Un Amorからはじまって、日本を含む自由主義圏と、中華思想圏との文明の違いを感じた次第です。
| 音楽 | 18:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
東京五輪では質の高い文明社会を見てもらう
私は、「東京五輪招致に反対」や、「今夜は仲秋の名月」で述べていたように、東京への五輪招致には反対でした。
五輪は、発展途上国にチャンスを与えるべきだと考えていたからです。

しかし、アベノミックスということで、デフレ脱却に向かって施策を打っていますが、日本経済のデフレからの脱却は生やさしいことではありません。
この停滞から抜け出すためには、絶好のタイミングで東京への五輪招致が決まったように思います。日本が長いトンネルを抜けて、新しい社会のステージに到達できる可能性が出てきました。

2020年というと、私は82歳、生きているのか、生きているとしてもどのような状態で生きているかは分かりませんが、どのようなプロセスで東京五輪を開催し、その後、この国はどう変わっていくのかを見てみたいと思っています。
たしかに、経済効果は大きいものがありますが、アフター五輪が大事です。
五輪を成功させることは大切ですが、もっと大切なことは、その後、日本が、世界の国々に先駆けて、新しいステージへと抜けきることができるかどうかではないでしょうか。

これは、世界のスポーツの祭典ですが、世界中の人に東京を見てもらい、日本を見てもらい、日本人と日本の社会を見てもらう絶好の機会です。日本人と日本社会が、東京五輪の最大のコンテンツではないでしょうか。
閉ざされた国といわれてきていますが、日本人の心も大分開かれてきました。
大げさに言えば、世界の人々に、日本文明を体験してもらう絶好の契機になります。

おそらく、五輪の先に、外国からの観光客も含めた、質の高い内需型の経済社会が期待できるのではないでしょうか。

震災からの復興、原発事故の処理をしながら五輪を成功させることは、日本人の団結力を見せる絶好のチャンスでもあります。

招致のプレゼンテーションを聴いていてそのように感じました。


JUGEMテーマ:スポーツ
| スポーツ | 13:34 | comments(2) | trackbacks(0) |
友は虹の彼方へ!
送信者 橘フォト9

昨日は、蒸し暑く、残暑の厳しい一日でした。

朝一番で、前日亡くなった親友の訃報が入りました。
肺炎を患って入院中だったそうですが、肺炎菌が血液に入り、急激に容体が悪化し、連絡を受けて駆けつけた奥方も間に合わなかったとか。
高校時代から親しくし、お互いに影響を受け合った仲です。
数人のグループで家族ぐるみの付き合いをしていましたが、そのリーダー格でした。

3ヶ月近くサボっていたスポーツクラブに出かけ、気分転換を図りました。
身体慣らしが目的ですが、トレッドマシンで歩いていると、自然に亡くなった彼のことが頭に浮かんできました。しばらく彼のことが、頭から離れないのではないかと思います。

昨日、越谷市から野田市にかけて発生した竜巻の報道が続いていますが、自然に空の雲の様子を見るようになりました。
夕方17時22分頃東の空を見ると、黒い雲の混じった空に、なんと虹が架かっているではないですか。
荒天下ならではの現象です。

彼は、虹の彼方へ行ってしまったのでしょうか。
| 身辺雑話 | 12:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
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