昨日今日と雪混じりの天気が続いています。
寒くて、外に出る気もしません。でも写真を撮ってみると、何だか春の風情も感じます。もう少しで立春ですから。
ここのところ、友人、知人の死亡、病気の話が多く、私もそのような危険領域に生きていることを実感しています。
現に、昨年後半から、五十肩に悩まされていました。
今は、鍼治療にかかっていますが、先生曰く、高齢になっての五十肩は、真剣に治す必要があるそうです。
高齢化すれば、転倒しやすくなり、五十肩を患っている方に傾いた時は、反射的に痛い手を使うことを避けるので、頭を打つなどの危険があるとのことです。命に係わるのでしっかり治しましょう、と言われました。
確かに、転倒によって命を失ったり、致命的な怪我をしたりする友人が何人かいます。
ご報告申し上げましたが、昨年11月には網膜剥離の手術をして、直ったようですが眼が安定しません。
眼鏡が合わないと感じる日があります。
歯科からは、ブリッジで被せものをしている抜かなければならない歯を指摘され、ブリッジをやり直すのに多額の費用がかかることが分かりました。この先生のおかげで、12年間歯が安定していましたが、寿命が来ている歯が出てきました。
2月5日のマタイ受難曲の演奏会まで待って欲しいと頼んでいます。歯をいじると、歌が歌いにくくなりますので。
他にも内科の薬を5種類服用していますが、危険領域の年齢になれば仕方がないと割り切らざるを得ません。自分で行動できる体力があれば良しとしなければなりません。
このマタイ受難曲は、最後の追い込み練習で高齢者にはきつい日々が続きます。
明日と、次の日曜日は、午前9.45から21.00までの練習が続きます。
2月に入ると、1日、2日のオケ、ソリストなどとの夜間を使ったリハーサル、4日のゲネプロ、5日の演奏会と続きます。
その上、演奏会の準備が大変です。臨時の練習場に公共の場所を借りると、安くはあがりますが融通が利きません。場末の市役所の外郭団体となると、結構細かいことに振り回されます。夫婦で、そのリハーサルの責任者にされ、フーフー言っています。
演奏会には、裏方などを含め、110人程が係わります。わずか3時間余のために、膨大なエネルギーをかけることです。
私の経験で言えば、リーダーが、大きなところさえ押さえておけば問題ありません。
主宰する指揮者と、作業のリーダーを含め私よりかなり若い人たちが中心になって事を進めています。仕事のやり方が、良く言えば大変緻密ですが、反面無駄なチェックが多すぎると感じます。ペーパーが何枚も渡されます。
とても年寄りがついて行けるやり方ではありません。
大げさに言えば、私は、世間の知力?に追いついていけないと感じました。
最近の仕事のやり方はこういうことなのか、と驚かされます。
失敗がないように、チェックに膨大なエネルギーをかけます。PCとプリンターで膨大なペーパーが作られますが、これで何やら安心するのでしょうか。
その人たちに使われながら、日本人は変わったなあ、と実感します。
何はともあれ、あと2週間、頑張ります。