私の親族には文化人が少ないのですが、岩田君は私の従姉の子で、東京芸大を出て、漆アートに打ち込んでいます。
この作品は、幅1m強の大きさですが、洋風のデザインにもかかわらず、漆の朱と黒の組み合わせが何とも云えない落ち着きを醸し出しています。
彼の展覧会は、今年印象に残ったことの一つです。
お陰様で、無事年が越せそうです。有り難いことです。
振り返ってみると、とても平凡な一年でした。そして、初めてといって良い程、自分のペースで過ごすことが出来た一年でした。
残念なことは、12月後半になって風邪を引いてしまったことです。大事をとって静かにしていたお陰か、軽くて済みましたが、昨年と同じで、無病息災とは行きませんでした。
来年は、ぜひ無病で過ごしたいと思っています。
これも昨年に引き続いてですが、日本の劣化が進行していることを考えると、居ても立ってもいられない気持ちになります。鳩山政権、菅政権と、この様な言葉は使いたくありませんが、馬鹿な政権と、無能な政権が続いてストレスが溜まります。
恐らく、来年はもっと酷いことになるのではないかと案じています。
世界中が噴火直前のような感じです。
イラク、アフガニスタンは上手く治まるのでしょうか。パキスタンに延焼するのではないでしょうか。そうなるとテロ勢力に核兵器が渡る懸念が出てきます。
中国のバブルが崩壊するとすれば、大混乱に陥ることになるでしょう。それを回避するためには、反日、抗日がさらに使われる可能性があります。対日領土問題などは格好の材料です。小競り合い程度は覚悟しておかなければなりません。
北朝鮮はどうなるのでしょうか。
イランの核施設をイスラエルが攻撃する可能性もあります。
EUも複雑な問題を抱え、もがき苦しむ年になるでしょう。
米国は、どうやって立ち直るのか。軍事負担に耐えられるのか。
新興国だけで世界経済が伸びていけるのか。
こんな中で、成熟国日本は、どうしたらよいのでしょうか。
政治も、経済も、社会も、しっかりと自分たちの状態、世界の中での立ち位置を把握して取りかからなければならないと思います。