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もはや陽は沈んだのか
送信者 橘フォト5

この写真は、先般訪れた山形県鶴岡市湯野浜温泉の落日後の光景です。陽は沈みましたが、かすかに余韻のような赤みが残っています。美しい夕暮れでした。

毎日、毎日、報道される貧弱な政治に関する報道を読んだり見たりしていると、何時も明治維新以来の近代日本の来し方を考えてしまいます。

少なくとも明治の時代は、日本は輝いていました。
そして、第一次世界大戦の終結後は、列強の仲間入りをして、国際政治面では重要な存在となりました。しかし、大戦の復興がはじまると、それまで順調だった日本の経済は厳しい運営を強いられました。それでも何とか持ちこたえてはいましたが、1927年(昭和2年)、遂に、昭和大恐慌と呼ばれる金融危機に見舞われ、経済は疲弊しました。それから日本は、先の大戦への道を進むことになります。
戦後、日本は再び輝きました。世界第2位の経済大国にまで成長しました。しかし、バブル経済の崩壊と共に、失われた20年が続き、それが何時終わるのか分からない状態です。そして、政治は混乱と貧困の局地にあります。

明治維新を時計の午前6時とすると、昭和大恐慌は11時少し前、太平洋戦争は12時過ぎから25分位まで、その後は長い戦後の復興と成長期に入り、16時過ぎまで続きます。そして失われた20年といわれる期間が過ぎている間に日没を迎えつつあります。

今は、この写真のような、日没後の幻想的な美しさの中にいるのでしょうか。
そして、これから長い夜を迎えようとしているようにも感じられ、なにやら絶望的な気分になります。
願わくば、陽はまだまだ沈まないことを、各界の指導者に示して欲しいと思います。
| 社会 | 12:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
メルトダウンを見ているのは辛い
送信者 橘フォト6

昨年から花を付けだした我が家のサルスベリですが、今年は、一段と鮮やかな色の花を咲かせています。何の気なしに、物干し兼テラスの先に植えたのですが、南側の樹齢50年を超える梅に押されて窮屈そうに枝を伸ばしています。
花がきれいなので、このまま部屋の中から観られる状態にしておきたいという気もあります。特に、夜、ライトアップすると、私が座っているところの正面にこの花を観ることが出来ます。
スペースを捜して大きく育てたいとも思いますが、この庭には、この樹を大きく育てる余地はありません。秋に、植木屋が入ったら相談してみようかと思っています。

ところで政局は、菅現首相と、小沢前幹事長による民主党代表選での激突になりそうです。
無能な左翼政権か、汚れた豪腕政権かどちらかの選択ですから、国民には夢がありません。明治維新以降、汗と血で営々として築いてきた優れたシステムが、メルトダウンして行く姿を見ているのは辛いものです。
小沢政権となっても、人材は全くいないようですから、今以上の混乱を覚悟しなければなりません。小沢氏は、自分の権力維持が全てで、国民は集票対象、国益は全く考慮しない人ですから、どのような政治になるか予想もつきません。小沢一郎の野望として前に纏めたことがあります。閣議に首相が出席しない、あるいは、閣議を開かないなどという事態になりかねません。予算委員会などに出るのでしょうか。もちろん、記者会見などは最小限に留めるでしょう。
戦後政治が生んだ、最大の奇形政治家だと思っています。
小沢グループ150人の中に、どれだけ常識を持った議員がいるのか、党員や、地方議員が誰に投票するのかが見物です。

菅政権であろうが、小沢政権であろうがどちらにしても、日本はメルトダウンへの道を進んでいるように感じます。

円高も一服のようですが、当局が、戦う術も、意欲もないことが市場に知れ渡っていますから、何時また仕掛けられるか分かりません。政府は、市場との駆け引きの術を学んで欲しいと思います。
産業界は、意外と円高抵抗力がついているということも聞きます。産業界だけでもしっかりしていて欲しいと思います。ただし、雇用に関する規制を緩和して自由な方向に向けなければ、国内の雇用は益々凋んでくるでしょう。
雇用も国際競争の中にいることを忘れてはなりません。

円高よりは、株安の方が深刻で、株安は、経済の体力を弱め、活力を失わせます。
しかし、企業業績が、余り円高の影響を受けていないことが分かれば、株価は然るべき水準に戻るのではないかと思います。
政治は、当分期待できません。
個人も企業も、政治には期待しないで、自己防衛をを貫いて行くしかありません。
| 政治、外交 | 12:27 | comments(4) | trackbacks(0) |
円高対応
送信者 橘フォト5
(ウミネコ)
海外で1ドル83円台まで円高が進み、政府の無策振りに批判が集まっています。
野田財務大臣などが口先介入していますが、市場には、政府に策がないことを見抜かれていますので効果はありません。

考えてみると、自民党政権時代に、当時、参院で多数派であった野党民主党が、政府が提案する日銀首脳人事にことごとく反対して同意を与えず、結局政府は不本意ながら白川総裁としました。白川総裁は、民主党が選んだようなものです。
その白川総裁は、セントラルバンカーとしては優れた経験と識見を持っているようですが、日本の中央銀行のCEOとしてはいかがなものかと云われていました。事実、歴代の総裁に比較して、存在感が少ないように感じます。

一方政府の代表である菅首相は、少しは財政金融や為替を勉強したようですが、勉強が身についていません。金融政策だけではなく、政務全般に亘ってCEO失格とも思える言動を繰り返しています。鳩山前首相もCEOとしては明らかに落第でしたが、現首相はそれ以下に感じます。

プラザ合意の後、長く激しい円高のプロセスがありました。
政府による財政資金をふんだんに使った為替の介入、金利引き下げや市場への資金供給の拡大などの金融政策で円高の流れに立ち向かいましたが、円高を止めることは出来ませんでした。
その副作用で、あのバブルを招いたことは記憶に新しいことですが、当時野党だった人たちには、何が何だか分からなかったことでしょう。
日銀には、当時の強烈な反省があります。そう簡単に円高阻止のための金融緩和や、利下げに踏み切ることは出来ないでしょう。
と云うより、もはや金利引き下げの余地はあと僅かありませんし、金融は既に十分に緩和しています。

日本政府が刀を抜きたがる為替介入については、これによって為替の流れを変えることは出来ないことも常識です。
今、各通貨の強さは 円>米ドル>その他通貨 の関係にあります。
強い米ドルより強い円の関係にありますから、国際協調による介入は難しいでしょう。たとえば介入するとしても、日本一国で米ドルを買い進まなければなりません。無謀な介入になってしまいます。効果は薄いでしょう。

結局、無策、無策と攻められるので、アリバイ作りみたいなことをやって誤魔化すことになるでしょう。
| 経済ビジネス | 15:02 | comments(2) | trackbacks(0) |
法事で鶴岡市まで
送信者 橘フォト5
(山形県鶴岡市湯野浜温泉の落日)
縁戚の法事に招かれ、鶴岡市を初めて訪れました。
長年の親しい友人が、同市に縁があり、色々と話を聞いていました。
その上、長男の嫁の両親が同市の出身で、ぐっと身近に感じるようにはなっていましたが、これまでは訪れる機会がありませんでした。

宿泊は、湯野浜温泉で唯一浜辺に立っている愉海亭「みやじま」をとってもらいました。
写真は、部屋のガラス越しの写真です。
学生時代、秋の深浦で見た夕日は素晴らしかったことを覚えていますが、まだ夏とはいえ、日本海に沈む夕日は一味違います。

残念ながら、市内観光に時間が採れませんでしたが、旅館から近い「加茂水族館」だけは訪れてみました。
この水族館は、日本でも一、二を争う古い施設だそうですが、今や、クラゲを集めた水族館として、全国に知られています。私も、TVで見て知っていました。
夏休みの土曜日ということもあり、家族連れで一杯でした。

法事は、四十九日日の法要と納骨でしたが、これを機会に親族が集まり、懇親する姿に、今なお素晴らしいコミュニティが存在していることを知りました。
驚いたことは、会食に出された食事の量です。
通常の仕出し弁当の他に、その数倍のボリュームの肴だけを詰めた弁当スタイルのものが出されました。空けてみると、立派な料理がビッシリと詰まっています。持ち帰りにしようと決めましたが、大きなパッケージに入っているので、妻の分を併せて、二人分はとても持てません。失礼して、一人分だけ持ち帰ることにしました。
引き出物の和菓子と合わせて、重く、平たい大きな荷物が増えてしまいましたが、ようやくのこと自宅まで持ち帰りました。
帰宅して、遅い夕食にその一部をいただきましたが、この料理の味は格別でした。十分に吟味された材料を使ってしっかりと調理されたもので、どれも逸品でした。
残りをいただくのが楽しみです。
| | 13:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
容易にデフレ脱却は出来ない
送信者 橘フォト5

昨日、久し振りに東京に帰ってきました。

相当に暑いことを覚悟して戻ってきました。確かに、気温も湿度も高かったのですが、夕方になると、そこはかとなく秋の風情を感じます。しかし、気温はまだまだ高いですね。昨夜、久し振りに熱帯夜を体験しました。

茅野の山の中で、時計の針が止まったような生活をしている間に、どうやら世界中が深刻なデフレの波に覆われていることがハッキリしてきました。大きな金融問題を抱えていない日本には、資金が集まりやすく、一時は、1ドル85円を切ったりして、円高、円高、といって騒ぎが大きくなりました。
デフレ下では、失業が大きな問題になります。円高も、雇用に影響を与えます。政治的には、何とか対処しなければならない事態です。そんなことで日銀に対して、政治やマスメディアの圧力がかかっていますが、こと日本に関しては、構造的な問題がデフレを呼んでいるのですから、日銀で解決する話ではありません。
解決するのは政治です。

前から申し上げているとおり、欧米諸国は10%の失業率、日本は5%の失業率、この差5%のノリシロを使って、大胆な構造改革を実行するのが政治です。あと5%失業率を上げる覚悟で、行財政改革や、民間の既得権益の打破、農業分野の改革などを実行に移し、競争力ある日本経済を作らなければなりません。それなりの血を流さなければ、デフレからの脱却は出来ません。
これは、各省の対策を持ち寄っても出てこない発想ですし、最小不幸の菅政権では無理です。
対処療法だけでは、デフレ脱却は出来ないこと、大胆な構造改革だけがデフレ脱却への道であることを、先ず国民が知るべきです。
| 経済ビジネス | 22:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
遅い秋の気配
送信者 橘フォト5

全国の猛暑の報道が続いていますが、この高原もそれなりの暑さが続いています。
諏訪湖が35度位になる日がありますが、ここは諏訪湖から500m位の高さにありますので、精々30度止まりかと思います。

それでも目に付く異常がいろいろあります。
今年は、蜻蛉や蝶を見ないと書きましたが、今日まで待っても事態は変わりません。
例年、7月末には始まるウルシの紅葉も、この2〜3日、ようやく見るようになりました。半月ほど遅く始まりました。

今年初めて見ましたが、別荘地内を鹿の親子が歩いています。
車を止めて至近距離で見ていたのですが、恐れて逃げ出す様子はありませんでした。私が見た時は、母鹿と子鹿2頭の群れでしたが、母鹿と子鹿3頭の群れを見た人もいます。近くの沢に行く途中ではないかと思いました。何らかの事情で、鹿の親子がこの辺に生活圏を広げてきたのでしょう。
犬連れの家庭も多いので、鹿にとっては脅威です。今週で、大部分の人が引き揚げますから、鹿たちにとっては良い環境になるでしょう。

カブトムシの写真を掲載しましたが、そのカブトムシは、夜、テラスの灯りに誘われて来たようです。テラスから手の届く距離の樹の枝に駐めてみましたが、2日ほどそこを大きく動く気配がありません。バナナやシマウリなどをその木に縛り付けてそのそばに移しましたところ、頭を突っ込んで食べています。
カブトムシの成虫は、夏の間(当地では精々8月いっぱい?)の命でしょうから、短い命のうちの10日近くを我が家に滞在してくれています。

まだまだ暑さが続くでしょうが、この猛暑も、関東地方はそろそろピークアウトするそうです。
明日、東京へ戻ることにしました。


| 八ヶ岳西麓から | 15:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
戦後65年 大きな節目か
送信者 橘フォト5
(諏訪大社の御柱として使われた樹の年輪)
65回目の終戦記念日を迎えました。
当時、国民学校(小学校)2年生だった私も、今や72歳となってしまいました。

この65年間は、まず経済復興、高度成長、二度のオイルショックの克服、世界第二位の経済大国への発展、そして、バブル経済およびその破綻を経て、失われた20年と呼ばれた停滞の中にいます。
私が、ビジネス社会にいたのは、失われた20年の最初の10年まででした。

世界的には、東西冷戦構造、ポスト冷戦時代、グローバリゼーション、多極化を経てリーマンショックによる先進国経済の混迷の中にいます。デマンドサイドの先進国経済の低迷により、サプライサイドのBRICS経済にも影が見えています。

これから先に見えてくるのは、食糧問題、環境問題などの地球規模のテーマを抱えた世界的な混迷のような気がします。日本の社会構造も変わり、日本人の精神構造も変わりつつあります。その中で日本はどう変わり、どう生き延びて行くのでしょうか。
戦後65年、意外と大きな節目のように思えます。

これから何年が私に残されているのか分かりませんが、最早、私のような老人の手に負えません。残念ながら、見守るしかありません。
今のところ、日本の動きには、良い兆候は見えてませんが。
| 社会 | 13:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
高校野球雑感
送信者 橘フォト5

茅野で過ごしている間の楽しみは、甲子園の高校野球です。特に、この二、三日、雨模様の天気が続きますので、TVでの観戦が多くなってきます。観ている間に、知らないうちに引き込まれています。

この水の流れのように、毎年新しい選手たちが活躍します。何年か経つと、プロ野球で、逞しくなってプレーする姿を見ることがあります。覚えている選手がいると、嬉しい気分になります。
毎年、イチローや、松井秀喜選手のように育つ可能性を持った選手はいないかという目で見てますが、プロに入っても、結果は、二軍止まりの選手が多いですね。スカウトも難しいと思います。

全員、プロ野球ばりの体格の選手をそろえてくるチームもあります。私は、その様なチームを観ると、その相手チームを応援したくなります。野球というスポーツの面白さで、その様な選手をそろえたチームが勝ち残るとは限りません。

高校野球の魅力は、野球としては未熟ですが、全力を出したキビキビしたプレー振りです。
審判の判定は、何時もしっかりしていると、感心しています。これでゲームが締まっています。
運営は、自立しています。プロ野球は、この果実をただ摘み食いしているだけですが、しっかり、プロ野球によるスポイルをブロックしてきたことは立派だったと思います。

今年は、地元長野代表松本工業は、残念ながら緒戦敗退ですが、東東京の関東一高、西東京の早稲田実業とも勝ち進んでいますから、まだまだ暫く楽しめそうです。

余談ですが、NHKがチーム紹介をしますが、その中で、キャプテンによる簡単なチームのコメントがあります。
悲しいことに、私には、このナレーションが殆ど聴き取れません。妻も同じようなことを言っています。
加齢により、多少聴力は落ちでいますが、日本語として聴き取れないのです。
これがこの人たちの日本語なのでしょうか?
現代日本語なのでしょうか?


JUGEMテーマ:スポーツ


| スポーツ | 17:37 | comments(0) | trackbacks(1) |
菅、仙石、枝野vs小沢、山岡、輿石
送信者 橘フォト5

9月の民主党代表選は、メディアやメルマガなども報道を見る限り、菅+仙石+枝野vs小沢+山岡+輿石の構図になりそうです。これは、政府vs党の関係のようにも見えますが、代表戦の最終段階ではどうなるかは分かりません。

菅、仙石、枝野(旧全共闘、市民運動グループ=党内左派グループ)
小沢、山岡、輿石(小沢グループ、横路グループ、羽田グループetc)

それに鳩山グループ、前原グループ、野田グループがどのように動くかが注目されています。
数では小沢、山岡、輿石組が有利とされています。
しかし、この組には、60点以上を与えられる代表候補者がいません。もし、小沢前幹事長自身が打って出れば、彼自身の政治資金問題に火を点けるようなりますので、それはあり得ないでしょう。

あり得るシナリオの一つは、小沢、山岡、輿石組は、ここで無理をせず、菅、仙石、枝野組に勝たせた後、党を割り、自民党の一部と結んで新党結成に至る道です。政界再編による事実上の政権奪取です。
このシナリオへの協力者は、自民党では、噂に出ている古賀グループ、二階グループ辺りからでしょうか。
立ち上がれ日本の与謝野共同代表なども動くのではないでしょうか。自民脱藩組の小政党にも手が伸びると思われます。ただし、これまでの言動から、みんなの党は組まないでしょう。
政党としての活力を失った自民党が、どのように対応するかが注目されます。

今の左派政権の継続は困るし、といって政策に定見がなく、ダーティな小沢政権(傀儡を含む)も好ましくありません。
自民党と組むといっても、政策的は二の次ですから、好感持てません。
ここに出てきた名前をまとめてみても、新しい日本は見えてきません。
あと一月余、お国はそっちのけで、政治駆け引きが続きます。
現在政権を握っている全共闘指導者だった仙石官房長官や、革マルに近い枝野幹事長の左派的な権謀術策は侮れません。小沢前幹事長のいわゆる政治力も相当なものです。

ゲームとしては面白いのですが、どう結論が出ても日本は救われないような気がします。
本当に、困ったことになっています。

| 政治、外交 | 06:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
政治や社会の危機感の喪失
送信者 橘フォト5

昨日、茅野に戻りました。
昨夜は、大雨が降りました。灯りに誘われて飛んで来たのかカブトムシがテラスにいました。今年は、カブトムシが良くやってきます。
飛翔昆虫が少なくなったことを書いたことがありますが、今年は、その傾向が顕著です。蜻蛉や蝶を余り見ません。我が家の天敵キイロスズメバチなどの蜂の類も殆ど見かけません。

先週、東京の自宅に帰ってみると、高温の日が続き、雨が降らなかったために、タマリュウやユキノシタなどの宿年性の草花が枯れかかっていました。東京にいた三日間ほどの間に、一生懸命水撒きしていたら、草花は元気になりました。同時に、蚊がどっと増えたように感じました。植物も蚊も、今夏の気象には適応できていないようです。
人間でも、特に私のような年寄りは、この異常気象には適応しにくくなっています。

この季節は、TVで、太平洋戦争や原爆に関連した番組が増えています。
被爆者の平均年齢が76歳になっているという報道を聞いて、人間もすっかり入れ替わりつつあることを実感しました。
戦争体験や、被爆体験を語り継ぐことは大事なことです。それと同時に、日本人が先祖から引き継いできた堅実さ、勤勉さ、賢さなどの長所が引き継がれなければなりません。残念ながら、それは出来ていません。

明治維新以来日本人は、危機感の連続でした。その危機感が太平洋戦争に走らせたのだと思います。
戦争を反省することは、大事なことですし、必要なことです。しかし、何故か、日本人はその間に、最も大事な危機感を失ってしまいました。

反省する余り、過去を丸ごと捨ててしまうのは間違いです。最も大事な危機感を失った政治や、マスメディアなどの価値観には、落胆を禁じ得ません。このように変わり果てた政治や社会には適応できかねます。

| 社会 | 15:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
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