今日は暖かい日です。小寒のうちは驚く程寒かったですが、大寒に入ってからの方が、寒さが和らぎ、今日などは春近しを思わせます。
ところが、この様な陽気になると、私の天敵スギ花粉が飛び始めます。数日前から花粉症の症状が出ていますが、環境庁の飛散開始予報は、東京の場合は2月6日となっています。毎日の飛散予報や、飛散結果などのデータは、その頃から始まるようです。
症歴30年のベテランとなってしまいましたが、最近は、若い世代の割合が高くなっているようですから、深刻な国民的病気となっています。医薬界は、頑張って効果のある治療法を開発して欲しいと思います。
小沢一郎を御用にすべく、メディアの関心はそれに集まり、政治は空白を続けています。
国民生活に大きな影響のある予算に関しては、9月以降、前内閣が作った補正予算の執行が止まり、政府部門が景気の足を強く引っ張っていることは間違いありません。通常国会が始まっても、新内閣による補正予算は、審議が進んでいません。
この様に、汚れたツートップが主導する政権の予算を簡単に通すわけにはいかないのも首肯出来ます。政権側は、早く汚れたクビを差し出すなど、予算を通すための努力をして欲しいと思います。検察と対決する与党など聞いたことがありません。
外交では、日米合意に基づく普天間基地問題の解決は、名護市の市長選挙の結果、一層実行が困難になりました。鳩山首相は、この結果を受けて、零から出発する、と言ってましたが、米政府が聞いたら怒るのではないでしょうか。
何のために長い間両者が詰めてきたのですか、と言いたくなることでしょう。日米関係の冷え込みは加速することでしょう。
テロ対策支援ののための自衛隊による他国船舶への給油は、なかなか見事な戦略だと思っていましたが、これを新政権は中止してしまいました。
しかも、米とNATOが、苦労して4万人の増員のネゴをとしている最中にです。その代わりに、100倍以上の50億ドルの(給油によるコストは500億円にもなっていない)アフガニスタン支援を国際公約してしまいました。しかも、その50億ドルの中味は検討中というお粗末さです。ただお金を出すだけに終わってしまいかねません。財政がこれだけ疲弊している時に、こんな掴み金が許されるのでしょうか。
大事なことは、この給油活動は、我が国の生命線であるシーレーン上の唯一の日本の軍事的プレゼンスだったのです。将来の、国際合意の下でのシーレーン確保への拡大の足がかりを消してしまったのは残念でなりません。そのような軍事的意味合いなぞには全く関心のない政権です。
一部の報道で見ましたが、中国がこの肩代わりを狙っているとのことです。中国海軍は、インド洋に出たくて仕方がなかったのですから、棚ボタみたいなおみやげになってしまいます。日本が道をつけてあげて、中国にハイどうぞ、といった感じですね。もしかしたら日中による出来レースだったのではと疑いたくなります。
インドを初め、ASEAN諸国などは、これを歓迎する筈がありません。もしそのようなことになれば、トンチンカンな決断をした日本に不快感を抱くことになるでしょう。
小沢一郎の捕り物の間に、経済も、国際政治も動いています。
そのような焦りを感じさせない報道も脳天気だと思います。
この政権、早く終わって欲しいな。それにしても下がったとはいえまだ40%台の支持があるんですか?