昨日のこと、近くのスーパーに向かって歩道を歩いていると、前方に3人のお年寄りがいて、なにやら言い争っている様子でした。遠くからでも、争っている雰囲気が分かります。
一人のおばあさんが、もう一人のおばあさんに向かって、大きな声で、しかも、もの凄い剣幕で怒鳴っていました。顔を相手の顔の20〜30センチのところまで近づけて怒鳴っていました。
怒鳴られている方のおばあさんは、もうヒステリー状態で、なにやら抗弁していましたが、しわがれ声で、小さく、とても対抗できていません。
怒鳴られているおばあさんの連れのおじいさんがいましたが、攻撃側のおばあさんのあまりの凄さになす術もないようでした。
立ち止まって見物するわけにも行かず、やむを得ず黙って通り過ぎてから振り返って見ましたが、掴み合いに発展する様子はありませんでした。
耳に入った言葉から察するに、怒鳴っている理由は、もう一人のおばあさんのお礼が十分ではない、ということのようでした。もらい物の何かを、2〜3個包んで出しただけではないかと、激しく責め立てていました。
見たところ、3人とも後期高齢者に属する人たちでした。
攻撃する側に回っているおばあさんには、攻撃する強いエネルギーの他に、残忍さのようなものを感じました。
最近は、昔では考えられないような殺人や傷害事件が増えています。
若い人のケースが多い中に、高齢者の事件も混在しています。若い人だけではなく、高齢者に及ぶまで、昔では考えられないほど攻撃的、短絡的言動が見られることが多くなりました。一部の人たちですが、性格や人格がかなり変わってしまっています。
これは、日本人の食生活の変化による面があるのではないでしょうか。
良く、食事によって性格が変わる、と云われています。
白パン、マーガリン、添加物が多いジャム、多量の砂糖入りの紅茶、缶詰の加工食品など、イギリスの手抜きの食事をしている少女達は、攻撃的、反抗的、不健康で、物事に無関心だったが、バランスの良い食事に代えたところ、行動は積極的になり、口論もしなり、健康的になった、ということことを聞いたことがあります。
私自身、ブラジルで牛肉を大量の食べる食生活をしていたことがあります。行動的にはなりますが、激しやすくなっている自分を感じていました。もちろん野菜や、果物、魚類の摂取にも気を遣っていましたので、バランスを崩すことはありませんでしたが。
ご飯、野菜、魚、大豆、キノコ、海草、根菜類など和風の食事は、最もバランスが良いとされています。性格も穏やかになります。日本に帰国して実感しました。
そのような当たり前の食事が、今の日本では、当たり前ではなくなっているのでしょう。
加工食品、レトルト食品、スナック菓子、インスタント食品など、添加物の多いもの中心でで育ったり、暮らしている人が多いのではないでしょうか。
恐らく、イギリスの、手抜き食事の少女達と同じように、攻撃的、反抗的、切れやすく不健康な人が増えているのだと思います。
子供達やその親たちだけでなく、各年代に亘って、欠陥食生活の人が増加していることが予想されます。
老人とて例外ではありません。あの攻撃的なおばあさんは、尋常ではありませんでした。