自分たちで戦って勝ち取った民主主義ではなく、敗戦によって米国から与えられた民主主義の結果でしょうか。アジアの模範的民主国家日本の現状は、目を覆うばかりです。まあ、国家財政を使った買票政治です。
英国を突然真似た、日本の政党によるマニフェストという作文は欺瞞に満ちています。とても読む気になれません。
書いてないことにまで目を光らして、裏の裏まで読み取らなくてはならないと思います。まあ、大きな契約をする時のようなものです。何故かと云えば、政党が信用できないからです。
マニフェストが揃ったら、それぞれの政党の実績、例えば法案に対する賛否、議会での議論などを整理し、過去との連続性の中で、今回の主張を比較して頂ければ、国民に分かり易いでしょう。良いことづくめの作文マニフェストだけでは良く分かりません。
既に発表されているある党のマニフェストなどは、作文として考えても、政権を担う党とは思えないほど出来の悪いものです。
そんなことどうでも良いから、先ず政権交代だ、というのがマスメディアの基本的な態度です。
その変な作文政策を、実行に移した場合のコストを払うのは国民なのです。
騙される方も騙される方です。
何時も申し上げているように、政治のレベルは、国民のレベルの反映ですから、国民の劣化が、政治の劣化を招いているのです。ある程度以上に劣化が進むと、劣化していること自体に気づかなくなります。
マスメディアの劣化も、国民の劣化の反映ですから、国民が劣化していればこの劣化も止まらないでしょう。
そうなったら、この国も意外と速く臨終を迎えるかも知れません。
次の総選挙は、争点があるようでありません。
政権交代?
選挙のテーマを、政策ではなく、政局にしてしまった言葉ですね。政策なく、政局あるのみの選挙なんて次元が低すぎます。
マスメディアはそれに気づいているのでしょうか。
賢い国民だけでも、現実的にしっかり行動して欲しいと思います。
えっ?
国民は意外と賢い?
そうあって欲しいものです。
残念ながら、この混乱は、主権者の国民の劣化が全ての根源です。