首位阪神とのゲーム差3で迎えた阪神との3連戦に3連勝し、遂に、巨人は阪神とともに首位に並びました。このブログの7月27日の
「全員集合巨人強し!」の時には、10.5ゲーム差、
9月6日に取り上げた時は4.5ゲーム差でした。まさかと思っている間に、10連勝して、今日を迎えています。
今年の巨人は、昨年の優勝メンバーに加えて、野手ではラミレス、投手では、クルーン、クライジンガーの大型補強をして、絶大な戦力だと思われました。
しかし、補強した3人は、期待通りの活躍をしましたが、前半戦は、昨年の優勝メンバーの不振が目立ちました。
野手では、昨年活躍した高橋由伸、谷、小笠原、李、二岡、阿部のうち、前半戦、期待通りの活躍をしたのは、谷ぐらいでした。小笠原、阿部も本来の力を発揮できませんでした。由伸、李、二岡は体調が優れませんでした。
明るい材料としては、19歳坂本が非凡なところを発揮して、全試合に出場して、二岡の穴を埋めたこと、俊足鈴木の攻守にわたる活躍が目立ちました。
投手は、昨年までの主力、上原、高橋尚成、木佐貫などの不審が続き、辛うじて内海が持ちこたえましたが、昨年ほどではありませんでした。巨人の投手陣の前半戦の防御率は、6チーム中5位ぐらいではなかったでしょうか。
一方、山口、越智、東野などの若手中継ぎ陣が成長し、ベテランの豊田、クローザークルーンへと繋ぎ、先発陣の不審をリカバーしました。この活躍が、前半戦で何とか5割を維持し、後半の追い上げを可能にした原動力の一つでした。
夏に入り、先ず、小笠原が調子を戻してきました。出だしから好調だったラミレスと並んで、攻撃面で凄みが出てきました。
北京五輪が終わると、それまで不振だった阿部が蘇りました。この10連勝の間に7本のホームランを放つほどでした。そして、最後に眠りを覚ましたのが、李でした。ここに来て、大砲李の面目躍如たるものがあります。
投手では、上原が先発として活躍できるようになったこと、久保が一皮剥けて戻ってきたことなどから、厚みがましました。
この10連勝のうち、9試合をテレビ観戦しました。凄みのある打線と、安定した投手力で、危なげない勝利が続いています。
今日から、今年の苦手、広島との4連戦です。
今の力を維持できれば、広島といえども撃破できるように思います。
しかし、ここの所、あまりにも強かっただけに、それが崩れた時のことが心配です。また別のヒーローが現れるなどして、好調を維持し続けて欲しいと思います。
伝統の巨人阪神が優勝を争うことは素晴らしいことです。優勝争いは、今日から始まったようなものです。
一戦必勝で頑張って欲しいと思います。