一昨日の大相撲千秋楽、結びの一番横綱朝青龍対白鵬戦、勝負後の睨み合いの写真です。話題の一番でしたから、少しタイミングがずれましたが、参考までにご披露させていただきます。
この件は、
理事長が、異例の両横綱厳重注意をしたことで一応の決着が付きました。
改めて見てみると、この中にはいろいろな情報が入っています。
行司木村庄之助は、勝ち名乗りに備えて正面を向いています。
何やってんだコイツら、というような顔をして東勝負審判井筒(元逆鉾)が見上げています。右下の中腰後ろ姿の力士は、優勝者琴欧洲です。勝負が付いて西花道の方へ行きかけ、恐らく驚いて土俵上を見上げているのでしょう。
観客の表情が面白いですね。
驚いている人(これは大相撲をよく知っている人です。最前列砂かぶりの人たちなど。)、喜んでいる人(ケンカにでもなれば面白いと思っているのでしょうか)、ポカンとしている人(私もその一人)など様々です。
これを書いていて気がついたのですが、朝青龍が駄目を押したので白鵬が怒った、と云われていますが、それがよく見えるのは、井筒審判と、写真左の正面審判長貴乃花(写っていない)、西審判藤島(元武双山 後ろ姿)です。向正面の松ヶ根(元若島津 写っていない)は、行司が邪魔になってよく見えなかったのではないかと思います。
いち早く、北の湖理事長が白鵬が悪いと決めつけましたが、そばで見ていた審判達の意見を良く聞いた上で、しっかりとファンに説明し、再発防止策(教育)も意識して発言すべきではなかったでしょうか。横審からの注文で両成敗としたのは、残念です。この理事長の危機管理能力には、かねてより疑問を持っていました。
素人なりの考えでは、北の湖理事長が言うように、朝青龍が流れの中であのような形になったのであれば、白鵬があれほど怒ることはなかったかと思います。
やむを得ずなったことか、故意にやったことか、横綱を張っている当事者には分かります。この写真の前の瞬間、白鵬の右肩(ショルダータックルした方の肩)が出て、朝青龍の右手が伸びている写真も撮ってありますが、両方とも朝青龍が怯んでいるように見えます。
朝青龍には、心当たりがあったのではないかと思えます。
琴欧洲に、早く横綱を張ってもらって、横綱のモンゴル独占を終えて欲しいと思います。