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企業、団体献金の禁止を
首相が、政治資金規正法の改正を総務省に指示した、という報道がありました。
一方では、民主党も対案を提出するそうです。

これから、どの様な議論が行われるか分かりませんが、論点は、企業、団体献金をどう制限するか、どう透明性を確保するか、ということでしょう。
企業、団体の献金が、政治腐敗の温床になっていることは間違いありません。そして、これが利益誘導政治を生み出していきます。

次のようなことを目指すことを提案したいと思います。

企業、団体献金を全面的に禁止し、政治献金は個人に限定する。
個人献金は、一定の限度を設けて、非課税とする。


これによって、
1.現在は、政府が徴税によって集めた資金を、政党資金として各党に配布している。国民が直接政党に無税で献金する仕組みができれば、財政的には中立で、政府の大きな仕事が一つ減る。
2.政党とともに、政治団体(派閥)、政治家個人にも無税で献金することによって、支持者を直接把握しやすくなる。政治家と国民の距離が縮まり、価値観を共有しやすくなる。
3.直接献金することによって、国民の政治意識が高まる。政党、政治家の目が国民に向かう。
4.国民が政治家を選挙を通じてコントロールすることに加えて、毎年の献金を通じてコントロールする道が開ける。

などが考えられ、政治腐敗浄化が進むことは、間違いないと思います。

献金する企業、団体には、会社、業界団体の他に、労働組合、宗教団体などがあり、政治資金面で、各政党に深刻な影響をもたらします。
これを考えただけで、実現しそうにない、という気がしてきます。

しかし、政治は個人の献金でまかなわれる、という原則の確立しておくことが大切です。
一気に実現することは困難ですが、これを最終目標として意識して、一歩でもこれに近づけることが重要です。

企業、団体が政治力を発揮するのは、所属メンバーを通しての集票力で十分です。
票も資金も、という所まで企業、団体の政治力を強めることはないでしょう。
| 政治、外交 | 08:21 | - | - |
プロ野球のエスタブリッシュメント
2日前のエントリーですが、TK9115さんのヒゲよさらば!!! を面白く読ませていただきました。

野球界にだけ、球団オーナーという肩書きがあります。
ヨーロッパのスポーツクラブのオーナーや、アメリカの球団オーナーなどは、スポーツ貴族の社会を形成しています。

日本の場合は少し様子が違います。
ヤクルト、西武、ロッテ、日本ハム、オリックス、ダイエーなどは、たたき上げのオーナー経営者の企業です。
球団は、オーナーの意を体して、その企業が作ったり買ったりしたものです。

この中に、TK9115さんの云われるようなエスタブリッシュメントが居るとすれば、先ず、西武の堤オーナーでしょう。
そしてオリックスの宮内オーナーも財、政、官界に影響力が強く、エスタブリッシュメントにカウントできます。

エスタブリッシュメントと呼ぶためには世間が野球の球団オーナー以上の高いものを認めていなければなりません。
他のオーナー経営者はカウントできないでしょう。

残りの球団は、はサラリーマン経営者ですから、誰かがそういう地位を順番にこなします。
普通はオーナーという肩書きにそぐわない人たちです。
それでも世間が認めれば、エスタブリッシュメントと呼べます。
渡辺前巨人オーナーはその中でマスメディアの代表として政、官、財界に影響力がありました。エスタブリッシュメントでした。

今回の騒動の初めの方で、名前が出ていた堤オーナーは、その後さっぱり名前が出なくなりました。
上に挙げたエスタブリッシュメント的な3人の中で、この人だけがスポーツビジネスに精通している人だと思います。
それだけに世間の意向を慎重に読んで、上手に立ち回っているのかもしれません。
今後の言動によって、評価が決まります。

「選手ごときが云々」は、プロ野球選手を競馬馬扱いにした発言です。
その向こうにるファンをバカにしたことにもなります。
世間は絶対に忘れないでしょう。
この人は、この程度の人だったのです。晩節を汚しました。

オリックス、近鉄の合併を強引に進めたことが、今回の混乱の出発点でした。
その上に、楽天の仙台乱入は、オリックスの宮内オーナーのエゴに原因があったようです。
こういうことが明らかになってくると、「公正な審査」に世間の鋭い視線が集まります。

エスタブリッシュメントは、決してこの様なドジは踏みません。
この程度のことは上手く収めます。
新しい参入者を上手く迎え、そこから業界全体のエネルギーを引き出します。

今回のライブドアーに対する異様な拒絶反応は、秘かに進めようとしていた1リーグ構想が、ライブドアーによって阻害されたことが大きいのでしょう。
5&5も6&5も、いずれも1リーグ構想のシナリオに乗ったものです。
6&6にしなければならないなら、自分たちから見て、もっと可愛い楽天が望ましい、ということで参入依頼となったのでしょう。

この様に正しい判断力、決断力に欠けているエスタブリッシュメント意識の強い人(財界人の多く)は、少し自覚している所があります。
自信がないので、気の利いた若手や一部の女性経営者を身の回りに置き、ヒントを得たりしようとします。
そこに財界人好みの彼や彼女の、活躍の場があるのです。
いわゆるジジゴロシです。

日本の活力を殺いでいることの一つに、未だに世間やビジネス界に学歴崇拝が残っていることです。
企業から派遣され、MBAの資格を取った人を沢山知っています。
しかし、テクノクラートとして優れている人は沢山居ますが、エスタブリッシュメントと呼べるレベルの賢さを持った人は、ごくごく僅かです。

楽天の社長はどうなのでしょうか。
| スポーツ | 15:33 | comments(2) | trackbacks(0) |
プロ野球2社とも参入を
ライブドアーと楽天が、プロ野球進出をめぐって、仙台でしのぎを削っています。
段々と分かってきました。
楽天は大阪を考えていたが、オリックスの強い反対に遭い、説得の結果、関西以外なら賛成するというオリックスの言質をとった、と云われています。
その結果ライブドアーと競合することを承知で、仙台からエントリーすることになりました。
近鉄を抱き込んだオリックス(早い者勝ち)に、拒否された楽天が、ライブドアーに対して、早い者勝ちはおかしいと云いながら、仙台に割り込もうとしている構図になっています。

予想していた通り、プロ野球機構は、大変難しい立場に追い込まれました。
スト解決の条件として、公正な審査をする、ということで世間に約束しました。
もしどちらかに決めるとしたら、世間が納得する、透明度の高い、公正な審査結果を示さなければなりません。

そもそも、これほど参入に熱心な2社の内どちらかを断ることが、プロ野球にとって正しいことでしょうか。
オリックスを説得できれば両社とも参入できます。
チーム数は奇数の7になりますが、5でやることにあれほど拘って、ストにまでなったほどですから、本質的な問題はありません。
頼まれればという気持ちを持っている、と云われるシダックスに、頭を下げて加入してもらうことができれば最高の結果となるでしょう。
球団オーナーの方々は、「入れてやる」、ではなく「入っていただく」立場であることを忘れないようにしていただきたいと思います。。
そうなれば、図らずもプロ野球の大改革となります。

楽天は、強いオリックスを避けて、弱い(楽天はそう思っているように感じます)ライブドアーと戦う道を選びました。
球団側は、楽天を使って異質カルチャー(そうでもないと思いますが)のライブドアーを閉め出そうとしているようにも見えます。
世間は、これまでのプロセスから、球団側の隠れた意図を、微妙に感じています。

このまま進むと2社の泥仕合となり、解決の仕方によってはプロ野球界も、この2社も、そして地元も傷つく恐れがあります。
数合わせだけはできたが、世間の失望を買う、という事態になりかねません。

球団側が前に向かって動く時期です。


| スポーツ | 14:01 | comments(7) | trackbacks(1) |
14球団でプロ野球活性化を!
昨日このテーマで投稿しましたが操作ミスで削除してしまいました。

ストは機構側の譲歩で回避されるでしょうが(回避報道前でした)、次の大きな山はどのようにして参入球団を決めるかということです。
加入申請済みのライブドアーに加えて、楽天、シダックスのいずれかまたは両方が加入申請を出した時にはどう対処するのでしょうか。
特に同業界のライブドアーと楽天のどちらかということに関しては決め手はないでしょう。
審査委員会を作ると云いますが、好き嫌いで決めるわけにも行かないでしょうから(実際はそれで決まる可能性もあります)、何らかの客観的基準が必要です。
例えば球団維持能力=企業体力と割り切ってBS(バランスシート)で比較する方法があります。
しかし、オーナー企業の中にはBSを公開してない企業があります。読売とロッテです。横浜と広島もオーナー企業のBSという概念には馴染みません。
新参者だけにBS云々は不公平だと思います。

解決策としては3球団とも加入してもらい、ライブドアー(宮城)はセに、楽天(関西、私はそういうことになると思っていた)とシダックス(東京)はパに、各7球団とするのが一番スマートなシンジケーションになるのではないでしょうか。
新しいスポンサーが出てくることは機構側にも選手側にも大変有り難いことです。
ただし、一両日前までチーム数を減らすことで頑張ってきたプロ野球シンジケートにとっては辛い決断です。
できるでしょうか?

以上が間違って削除した昨日の投稿を思い出しながら書いてみました。

今朝になってみると楽天は関西ではなくて宮城で申請を出す、と云うことで大変な話題になっています。
ライブドアーが準備を始めた宮城を本拠地とするということで、宮城側とも事前相談なしで発表した楽天のビヘイビアーに違和感を感じている人が多いようです。
あるブログサイトで「ジャンケンの後出し」という言葉がありました。
ライブドアーはオリックス、近鉄の合併が決まる前からプロ野球参入に手を挙げていました。やや時間をおいて楽天が名乗りを上げました。
この時点で、私は楽天のジャンケンの後出し感を持ちました。もしかしたらこれは泥縄ではないかとも思いました。
そして宮城を選んだ、というニュースで2度目のジャンケンの後出しだと思いました。
そして、何故Jリーグは神戸で、野球は仙台なのか理解に苦しみました。
これは間違いなく泥縄だ、と確信しました。

球界は魑魅魍魎の世界です。そこにIT企業が参入希望を出してくれてうれしく思いました。
プロ野球が、透明度の低い魑魅魍魎による興業の世界から、透明度を伴った近代的スポーツビジネスに脱皮できる可能性が出てきたからです。
今回の楽天のビヘビアーを見ていると、楽天の社長は、若いけれども魑魅魍魎の一人ではないか、と思いました。これなら現オーナー連中ともウマが合うかもしれません。
しかし、この件を通して、フェアネス、というスポーツに最も大事な要素を人格面で欠いているように感じました。
ライブドアーにも楽天にも縁がありません。
しかし、この時点では、ライブドアー頑張れ!という心境です。

そういえばあれだけぶざまな社説を連載していた読売の社長が、方針転換して臆面もなく突然パは6球団が理想、と言いだしました。
読売は恥知らずだ思いました。
| スポーツ | 09:24 | comments(2) | trackbacks(1) |
プロ野球 今日の読売
読売は引き続いて社説とはおこがましい!シリーズを展開しています。
今日は
[プロ野球スト]「球界の将来築く『着地点』を探れ」
というもっともなタイトルです。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20040919ig90.htm
内容は根来コミッショナーの提案した「新規加入球団審査委員会」を設置して、参入申請を審査すること、「プロ野球有識者会議」を置いて野球界の問題点を考えるには、時間がないからら来季からは難しいなどの根来氏の見解を根拠にしたものです。

根来氏は提案しても職を放り出してしまった無責任なコミッショナーです。プロ野球のこの事態を招いた形式的な戦犯はコミッショナーです。続投しない限りこの提案はなかったものと同じです。
選手会もまさか投げ出すとは思わなかったから敬意を表したのでしょう。残って両者から支持される着地点を見出すために汗を流してこそコミッショナーです。
「第三の人生だから云々、、」といって辞職を発表した雇われコミッショナーは消えていくのみです。
提案内容も解決に踏み込んだものではなく、ただ手続きを増やしただけです。本人抜きで一人歩きする価値はありません。
着地点とはこの手続きを増やすことのようです。

しかし読売にもあきれますね。中味は全く形式論、実務論で、6×6が良いか、6×5が良いかについては触れようともしてません。
ましては将来像なんか匂いもありません。
尤も読売の将来像はW元オーナーが何処かで漏らしたという5×5、もう一つの合併を前提に巨人がパに移ることだとすると、今はひたすらこれを隠しているのでしょうが。

おそまつ!社説とはおこがましい!ですね。
| スポーツ | 06:32 | comments(2) | trackbacks(0) |
プロ野球スト 読売の社説
昨日の報道で、球団側が2005年からの新規参入を受け入れなかったのは巨人、西武、オリックスの1リーグ指向組+近鉄の強い反対によるとことが分かった。
その認識を背景に読売の二つの社説を読むと腹が立つ前にあきれてしまう。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20040918ig90.htm
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20040917ig90.htm
二つとも経営側に立って一方的に選手会側に非を求めている。そして経営側の非については全く触れていない。経営側にも様々な意見があったことも触れていない。
「子供たちが将来、野球をやりたいと思うようにしていかないと」と云う三浦大輔選手のこの言葉は、私にはこんな混乱を引き起こしている経営側に向けられた言葉にも見える。それをいかにもストを躊躇しているだけの言葉のように引用して経営側の援護に利用している。
汚い!週刊誌以下だ!
この社説誰が書いたのか。
スポーツ記者出身の論説委員?それとも社の政策マターだから社長室の誰か?
社説で取り上げるのであれば、そもそもの双方の主張を公平に吟味し、あるべき方向を示唆するものだと思う。これでは経営側のキャンペーンを張っているだけだ。
社説とはおこがましい!
| スポーツ | 08:24 | comments(6) | trackbacks(1) |
球界は歴史に学べ
プロ野球の初期は、新聞社、鉄道、映画会社の子会社としてスタートしました。
球団は本体の事業への貢献が期待されていたのではないでしょうか。しかし、野球自身は採算に乗ることが少なかったようです。プロ野球の歴史の中で最初から同じ企業は所有している球団は巨人、阪神、中日の3チームだけです。他の球団の歴史は、オーナー企業変遷の歴史でした。
オーナー企業はフレキシブルに交代してきました。
映画会社(大映、東映、松竹)は全部撤退しました。鉄道も阪急、西鉄、南海、東急、国鉄が撤退しました。そして今、遅れて参加した西武、近鉄のうち近鉄がが撤退しようとしています。新聞は毎日、サンケイが時代の違いはありましたが途中で撤退しました。
代わって参入したのは、食品(ヤクルト、大洋、日本ハム、ロッテ)、スーパー(ダイエー)、金融(オリックス)、地域+アルファ(大洋→横浜)、地域(広島)です。
過去のプロ野球は企業の盛衰を上手く泳いできました。
新規参入が名乗りを上げているのに球団売却を認めないのはどうしてでしょうか。
近鉄が球団名だけでも売りたいと云ったのを拒否したり、結局近鉄球団をなぶり者にし合併に追い込んだのは球界のシンジケートでした。
この2ヶ月余り何もしてこなかったのもシンジケートでした。そして今は時間がないと云っています。
どうしてこの様な動脈硬化を起こしてしまったのでしょうか。
新しい時代を先取りした構造改革を進めるべき時期ですが、せめて先人の努力に学んで欲しいと思います。
| スポーツ | 13:55 | - | - |
球団側は何も譲らなかった
経営側、選手側の共同記者会見を見ました。
結局選手側の3つの主張は100%退けられました。それではスト突入ですね。
経営者側は双方にとって最もダメージの大きい選択をしました。
そこには球団側としてどういう計算があったのでしょうか。
恐らく1チーム減っても今までのシステムを守りたい、ただそれだけではなかったでしょうか。
今必要なのはプロ野球の構造改革です。審議会とか委員会設置は構造改革を送らせるための手段だと皆感じています。11球団でやっている1年間に急速にプロ野球人気が萎えるリスクがあります。
選手はそれをよく分かっています。
ビジネスでは改革は早めに、前倒しで、それでやっと成功するかどうかです。
先送りによってこの場をしのごうとしている経営側の話に魅力は感じません。
来シーズンは今年よりもっと魅力ないプロ野球になることは目に見えています。
恐ろしいくらい遅れた業界であることが分かりました。
フロントにいる選手は常識をもっていたことが救いです。
未だ時間はあります。新しいプロ野球誕生への道が開ける期待を持ち続けたいと思います。
| スポーツ | 22:10 | comments(1) | trackbacks(0) |
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