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最高裁裁判官国民審査
総選挙とともにに最高裁裁判官の国民審査が行われます。
皆さんは、これにどう対応していますか?
私は、これまではノーの投票をしたことがありませんでした。

先般、友人からのメールで升永英俊弁護士の「一人一票実現国民会議」の運動を知りました(参考新聞記事)。
2005年9月の総選挙の、最大2.17倍の小選挙区ごとの一票の格差を「法の下の平等」を定めた憲法に違反するかどうかの裁判で、「国会の裁量の範囲内」として合憲の判断をした涌井裁判官、那須裁判官に不信任投票を呼びかけるものです。
国民審査公報には、涌井裁判官に関しては、主要な裁判の冒頭に記載がありますが、那須裁判官には記載がありません。公報を見ているだけでは分からない問題です。

この升永弁護士の運動には、全面的に賛成です。
私は、この二人の裁判官を不信任にします。

この裁判は、他の例えば、毒入りカレー事件のような個別の裁判とは、全く性格の異なる裁判です。
立法府(国会)の怠慢で放置されている一票の格差を、法の下の平等を監視しなければならない憲法の番人である最高裁判所が、これを合憲としてしまったのは大きな誤りです。
これが、議会に国民の意思を正確に反映させることを歪め、政治そのものを大きく歪めています。

恥ずかしながら、法学士の私は、最高裁判所の判事の名簿を真剣に見たのは、今回が初めてでした。以前にざっと見た時には、なんておじいさんばかりが並んでいるのだろうと思いました。
今回は、そのおじいさん達が、いずれも私より年下になっているのに驚きました。
最高裁の判事が、ガキに見える歳になってしまうと、もう社会から見て用はない存在なのでしょうか。それとも、一層しっかりしなければならない存在なのでしょうか。

既に期日前投票をすませた方もおられましょうが、投票を明日に控えて、最高裁裁判官国民審査で迷っている方々に、ご参考までに私の対応をご披露しました。
| 政治、外交 | 12:56 | comments(8) | trackbacks(0) |
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コメント
大賛成です。明日はみんなで×をつけましょう!三権分立は議会制民主主義の根本です。

>国民審査公報には、涌井裁判官に関しては、主要な裁判の冒頭に記載がありますが、那須裁判官には記載がありません。公報を見ているだけでは分からない問題です。

公報の記載基準に疑問を持ったので、問い合わせました。市の選管を振り出しに県、総務省とタライ廻しされ、最高裁判所に辿り着きました。
何を聞いても総会屋の電話に答える総務部よろしく「ご意見としてお聞きしました。」を繰り返す担当官とのやり取りで、最後に掲載文は政令に基づき判事自身が提出したものであることが判明しました。しかも判事が提出した掲載文は誰も直せないことになっています。それにしても、公報の発行者は掲載文の文責が誰にあるのかぐらいは注記すべきです。尤も総務省が作った審査公報を新聞に折り込んで配布しているだけだと恥じらいもなく宣う自治体レベルの選管に期待する方が無理でしょうが。
私は裁判員制度に懐疑的でしたが、判事も市井の風に晒された方が良いかもと思い始めました。

政令の抜粋を引用してご参考に供します。
<最高裁判所裁判官国民審査法施行令>
第二十七条  審査に付される裁判官は、審査公報の掲載文を審査の期日の告示があつた日に中央選挙管理会に提出しなければならない。
○2  前項の規定による掲載文の提出がないときは、中央選挙管理会は、審査に付される当該裁判官につき、掲載文を調製しなければならない。この場合においては、その旨

を掲載文に付記しなければならない。
○3  前項の規定により掲載文を調整するため必要があるときは、中央選挙管理会は、関係人に対し資料の提出又は事実の説明を要求することができる。
| s | 2009/08/29 5:22 PM |
sさん、色々調べていただいて有り難うございました。
最高裁判事の国民審査は、これまで注目されたこともなかったようですね。だから、お役所仕事で住んでいたのでしょう。
それにしても、那須裁判官は、この件を注目されないようにと思って掲載しなかったのでしょうか。
不誠実だと思います。
| Helio | 2009/08/29 5:29 PM |
>それにしても、那須裁判官は、この件を注目されないようにと思って掲載しなかったのでしょうか。

公報が折込まれた当日の読売新聞朝刊に審査対象判事に対するアンケートの回答が掲載されていますが、那須判事の回答はつぎのとおりでした。
Q.最高裁判事に求められる資質は何か?
A.大局的な判断が出来る。
Q.「最高裁は違憲立法審査権の発動に消極的」との批判に対する見解
A.審査権を発動させるのは当然の責務
Q.「足利事件」誤判だった可能性が濃厚だが、裁判所として誤判の理由を検証すべきか?
A.検証には「裁判官の独立」との兼ね合いがから慎重な配慮が必要
期せずして那須判事のスタンスが浮き彫りになっています。
なお、同紙は回答と共に那須判事の一票の格差訴訟での合憲意見を載せています。
| s | 2009/08/29 8:10 PM |
大局的判断は政治的判断に繋がりやすいですね。
立法審査権は当然の責務としながら、具体的判断では矛盾を認めながらも合憲にしてします。
裁判官の独立よりは、誤審の回避の法が優先される筈です。

この人のスタンスは、不信任に値する、と改めて思いました。
| Helio | 2009/08/29 9:44 PM |
私は何回か不信任投票をしたことがあります。内容は忘れましたが、その時々の話題になった判決に対する判断に基づいて投票しました。

「一票の格差」の問題は重要なテーマで、升永英俊弁護士の運動に賛成です。今回は最高裁裁判官国民審査のことをあまり考えていなかったのですが、大変参考になりました。

:最高裁の判事が、ガキに見える歳になってしまうと(中略)それとも、一層しっかりしなければならない存在なのでしょうか。

先輩の経験と知恵は、いつの時代でも貴重だと思います。特に日本を含む東アジアでは、長老あるいはベテランの方々の存在は大きいと思います。理想的には、若い世代、中堅世代、シニア・高齢者世代の知恵と経験のバランスが大事だと思うのです。個人的には70代前半ぐらいまでのトップの方々と時々お話しすると、学ぶところが多く「しっかりしなければならない存在」であることを再認識します。今後ともよろしくお願いします。
| asktaka  | 2009/08/30 8:24 AM |
不信任にしたご経験がおありとは、さすがはasktakaさんですね。

<特に日本を含む東アジアでは、長老あるいはベテランの方々の存在は大きいと思います。>

そうですね。アジアの知恵の大きな要素かも知れません。
しっかりしなければならないと思います。
| Helio | 2009/08/30 8:30 AM |
升永弁護士から東京都の審査結果が送られてきました。運動の成果が反映されました。
不信任票は涌井判事754千票、那須判事733千票で他の7人の判事は536〜598千票(平均570千票)ですので両判事は平均より162〜183千票多くなっています。
この差が1票の格差合憲判決に対する批判票と看做せます。なお、那須判事が涌井判事より20千票少なくなっているのは審査公報への記載の有無が影響した見てよいでしょう。
「国民会議」の意見広告に気付かず、審査公報だけで不信任投票した人もかなりあったと見ることも出来ます。先にコメントでも指摘させて頂きましたが、公報のあり方を見直すべきです。
全国の結果が楽しみです。
| s | 2009/08/31 3:44 PM |
sさん、有り難うございました。
升永弁護士の運動の盛夏が反映されていますね。
| Helio | 2009/08/31 3:52 PM |
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