
韓国の文在寅大統領は、一昨年末の日韓合意について再交渉はしないが、日本に新たな謝罪を要求する、日本側が拠出した10億円の他に韓国側も10億円出資し、日本側の10億円の扱いについては日本と協議するなど、実質的に合意の内容を変えかねないことを発表しました。
日韓合意によって、慰安婦問題は、最終的に、不可逆的に解決されたとしてきましたが、その内容を変えかねない事態です。
日本は、韓国がこの問題に関するゴールポストを動かすことを再三に亘って指摘してきました。
またか、という感じでウンザリですネ。
約束を守らない国の面目躍如たるものがあります。本当に困った隣国です。
この様なことを繰り返して、もしかすると今後1000年も2000年も続けるのかも知れません。
北朝鮮が、非核化を約束し、近隣5カ国(日、米、中、露、韓)から資金、技術、食料などの援助を受けながら、非核化どころか核兵器開発を実現しつつあるのとよく似ています。
南北とも、相手を欺すのを何とも思っていないのです。欺される方が馬鹿だという考え方です。約束や契約観は全く同じです。
日本人には、南北朝鮮に関して、日韓併合時代に関する罪悪感が植え付けられていて贖罪意識があります。
甘い対応をしている間に、歴史を捏造され、日韓は抜き差しならない憎悪の関係に入りつつあります。
中国や南北朝鮮は、独裁者の下での農奴状態の国民が、いきなり近代化の波に襲われ、為政者も国民も対応しきれないままに今日を迎えてしまっているように見えます。
欧米が造り上げた国際規範の良いとこ取りをして、国際社会に混乱をもたらしています。
中国などは国際規範に適合しようとの考えがあるのかも疑われます。
日本人は、日本になかった欧米の考え方を、必死になって漢字を使ってその概念の理解に努めてきましたが、中朝韓は、日本が考案した漢字だけを導入しました。
欧米の考え方の理解が浅いというか、理解できる土壌がないのです。
中国や朝鮮の遙か彼方に広がるユーラシア大陸も似たり寄ったりなのではないかと思います。ロシアも同じです。
外交関係で違和感を感じる所以です。
そのような国々とのフロントに立つ日本は、相当しっかりしなければ、それらの国々に同化されてしまいます。
東アジアについての甘い幻想は危険です。
日本は引っ越すわけにはいきません。
頑張りましょう。