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ユーラシア国家露中の海洋への野心
送信者 橘フォト11

ロシアによる強かなクリミヤ奪取が行われ、世界が慌ただしくなりました。
ロシアと米国、EUとの対立は決定的です。
だからといって、軍事的な動きはないようです。お互いに軍事的衝突は生産的でないことを良く理解しています。経済封鎖的なことが中心になっていますが、これとてお互いの利益を削ることですから、大胆なことはできないのではないでしょうか。

株価で見ると、ロシアは、リーマンショック以来の上昇分を全て失っています。米国は、高値で揉み合っている状況です。
どうも、ロシアの最大の弱点は経済で、経済を含む内政面の行き詰まり状態にあったところに、ウクライナの混乱が起こり、それを奇貨としたのか、プーチンは、入念な作戦で行動し、ウクライナを併合して国民の喝采を浴びました。
クリミヤを手に入れても、ロシアの経済的な弱さは変わらず、米欧の経済制裁はボディーブローのように利いてくるでしょう。

米欧とロシアは政治的な対立の時代に入りました。
といっても、かつての冷戦時代のようにはならないでしょう。グローバル経済は進展中ですし、中東など外交問題の処理には、お互いに協力が必要です。

こういう状態を見て、中国は何を考えているのでしょうか。
恐らく、中国が少々のことをしても、米国は軍事的手段には訴えないと思う危険があります。米国の戦争疲れが、具体的に見えたからです。特に、核保有国同士は、戦争はできないと。
東シナ海、南シナ海で多少の軍事的手段を使っても、米国と戦火を交えることにはならないと思う可能性があります。
現に、中国は、インドネシア領まで手を伸ばしはじめています。

クリミヤのねらいは、昔からの不凍港獲得です。
中国の野心は、東シナ海、南シナ海の内海化です。
似ているようですが、中国のねらいは国際法を無視しています。
そして、中国には、大きな戦争の経験がありません。ロシアはその点ソフィスチケートされていますが、中国は、そうではありません。近代戦争の初心者です。

日本としては心配です。


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