韓国の政府、メディア、国民が、日本のことが気になって、落ち着きません。
中央日報、朝鮮日報、聯合ニュース、東亜日報などの日本語版を見る限り、安倍首相の訪米に関する様々なことを気にしていました。
最近、少し反省の色が見えていますが、、安倍首相がいかに間違っているか、特に、議会演説が、韓国の期待に応えていない、として批判しています。米国の各界の少数意見を拾っては、日本批判をし、それで自らを慰めているような感じでした。
どうしてこの様な事態になっているのでしょうか。
先ず、現在の大韓民国の成り立ちを改めて
WIKIなどで調べてみました。
第2次大戦終了に伴い、1919年に上海に設立された亡命政府である大韓民国臨時政府の一部が、朝鮮建国準備委員会(建準)を設立したが、米軍がこれを認めず、建準は解散され、米軍の施政下におかれた後、1948年8月15日に、大韓民国として独立しました。
大韓民国は、この臨時政府を引き継ぐものとして朝鮮半島の北朝鮮支配下の地域を除いた地域を国土として建国されました。日本の無条件降伏による朝鮮の施政権放棄から丸3年を経て独立に至ったものです。
この臨時政府は、発足時から内紛を重ね、亡命政府と称していましたが、連合国側(米国、蒋介石の国民政府、ソ連など)からも枢軸国側(日本、ドイツ、イタリア)からも、亡命政府として、認められていませんでした。
臨時政府は、1944年に至って、日本に対して宣戦布告しましたが、戦勝国とは認められず、日本と連合国との間のサンフランシスコ平和条約のための講和会議にも呼ばれていません。
日韓間は、1965年の日韓基本条約の締結によって、戦後処理が終わりました。
韓国政府の正当性は、どのように認められるのでしょうか。
北朝鮮は、抗日戦争の英雄とされる金日成を首相として発足しています。
これも、ソ連による3年余の占領後、建国させてもらったものです。実際はどうか分かりませんが、シナリオとしては、朝鮮民主人民共和国の方が、正当性が上手に作られています。
韓国の場合は、実態の薄い大韓民国臨時政府に正当性を求めていますが、後ろめたいものがあるのでしょうか。いっそのこと、李朝朝鮮の後継政権とした方が良かったのではないかとさえ思います。
この辺りに、日本統治時代を徹底的に否定しなければならない理由があるのではないでしょうか。
事実、大韓民国のはじめの頃は、日本により教育され、日本統治時代を懐かしむ風潮があったやに聞いていますが、日本統治は悪く、非道なもので、そして残酷で、悪い人たちが日本に協力したとしなければ、何のために独立したか分からなくなってしまいます。
中国の東夷思想、儒教の思想などにより、中国から遠い日本を蔑んでいるという考えも聞かれますが、彼らのアイデンティティを維持するためには、何が何でも日本は韓国より下でなければならない、ということではないでしょうか。
また、日本より佳い国でなければ、独立した意味がありません。
この様に考えると、韓国による日本の貶めは、半永久的に続くのではないかと思います。
日本の援助による漢江の奇跡だとか、日本が失われた20年で元気がない間、サムソン、現代などの企業の好調で、舞い上がった後、昨今は、あらゆる面で日韓の差が大きいことが感じられるようになっただけに、日本の蔑みと貶めに異常な精を出しています。
それが順調に行ってないことに大きな焦りを感じているのではないでしょうか。
経済も悪くなっているようですので、用日と呼んでいるようですが、或いは経済面ですり寄ってくるかもしれません。日本がこれに応えても、後日感謝されないことは学習済みです。
政府は騙されないようにして欲しいと思います。
だけど、民主党が万が一にも政権を取ると、どうなるか分かりませんね。
安倍首相の訪米の後は、明治の産業革命遺産のユネスコ世界遺産登録に、韓国が猛然と反対してますが、これはかなり拙いですね。
ユニセフの提案が順調に通れば、日本のストーカー、クレーマーとして、国際的に韓国の立場は大きく損なわれるし、韓国の妨害が成功すれば、日本人の対韓感情は最悪になるでしょう。
全く、先を見ないで騒いでいるという感じがします。
日本は、幕末から明治維新を通して欧米文明に触れ、大いに触発され、真剣に取り入れました。
同時に、本格的に東洋と接したのも、初めてでした。
中国や、朝鮮のこともそれから知り出したのです。
昨今は、インターネットが普及し、様々な情報が、誰にでも手にはいるようになって、中国や韓国のことも良く分かってきました。
多くのメディアが、アジア、アジアといって上から目線で読者を指導してきましたが、今となってみると、メディアのいうアジアは、中国と朝鮮半島のことだけで、アジア全体のことではありませんでした。
そして、中国と韓国とは、文明の基盤が全く異なっていて、仲良くするのは容易なことではない、ということを多くの人たちが感じています。
日韓関係は、日本が、好意や理性で付き合っても、何時も裏切られてきたのではないでしょうか。
韓国の国民性は情が突出しています。
自分たちのあるべき姿と現実が著しく乖離した時、現在の日韓関係がそうですが、メディアを中心に攻撃的にヒステリックになります。恨みを極大化して日本に向かってきます。
韓国の飽くなき情的攻撃の結果、日本人の韓国に対する感情は強いネガティブなものになってしまいました。本屋には、嫌韓本が山のように詰まれるようになってしまいました。もはや、日本人の対韓感情は最悪です。
韓国メディアの東京特派員は、これを見て日本を非難しますが、この現実に接して、しっかりと日本を掘り下げて考えて欲しいところです。
残念ながら、日韓併合時の李朝の実態、併合で何が失われ、何が良かったのか、などの分析が行われず、日帝時代として全否定になっていますが、歴史にしっかり向かい合って欲しいものです。そのような自由がないようですが。
日本人が、世界で好感がもたれていることが、韓国サイドでは不満のようですが、別に変わった国民ではないように思います。
同じ目線で話さないと、日本人だけでなくどの国民とも親しくなれないことも覚えて欲しいです。
今、この様な考え方で、日本でまじめに暮らしている帰化した人、或いは在日韓国、朝鮮人たち、またその子孫が、一番悲しい思いをしているのではないでしょうか。
現在の状態から脱皮するには、少なくとも100年はかかるように思いますがいかがでしょうか。