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国内対立で北朝鮮制裁に本腰が入らない中国

29日早朝5時58分北朝鮮、北朝鮮からICBMが発射され、北海道襟裳岬上空を飛んで、そこから1180キロ先の太平洋に落下しました。
わが国土の上空500キロを飛んだようです。

この発射は、我が国政府が、予め把握していたようで、素晴らしい対応だったと思います。
Jアラートが、影響受けそうな範囲の地域で鳴り、少なからず国民に衝撃を与えたようです。
泰平の眠りを覚ます効果は大きかったと思います。
ただし、これからも北朝鮮がこれを続けることもあり得ますので、オオカミ少年にならない工夫が必要だと思います。

これを受けて、安倍総理は直ちにトランプ米大統領と電話会談をしました。
そして翌30日にもこの件に関して2回目の電話会談をしました。
想像ですが、国連安保理の議長非難声明に続く制裁決議の内容について、北朝鮮に対する石油の禁輸を提案したのではないかと思います。

これは、中国が鍵を握っていますから、その決議が出来るかどうか、次にその決議が実行されるかどうか、と言うことになります。

中国が、北朝鮮の核、ミサイル問題に関して煮え切らないことについて、このブログでも昨年から3度に亘って取り上げてきました。
これについて、産経新聞8/26の【野口裕之の軍事情勢】に詳しく解説されています。

これは、中国に対する揺さぶりとして、極めて効果が大きいテーマだと思います。
国際社会と、国内の精鋭である親北朝鮮の北部戦区に挟まれて、習近平がどう出るかが見物です。
中国も、北朝鮮問題で更に追い詰められることになります。
10月の党大会で自らの地位が強化されるまで、ウジウジするのでしょうか。

安倍首相もやりますね。

国民の意識はまだ低いですが、国家にとって大きな危機だと思います。
民主党や民進党政権では、右往左往するか、危機を隠蔽するかどちらかでしょう。
危機の隠蔽は、メディア混みで行いますから、危機は更に大きくなります。



| 政治、外交 | 17:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
毎年喪中のような8月上旬

(7/31撮影)
毎年8/6日から今日までは、日本中が喪に服したような状態になります。
当時の新しい材料やその後のエピソードを仕入れて、メディアが「平和の尊さ」と「戦争の回避」を訴え続けます。

7歳の夏のこの日、明確に憶えています。
そして、それに至るまでの、たとえば3月10日未明の東京大空襲ことを。
真っ赤に染まった東京の空を、現在の地名でいえば埼玉県久喜市の祖父母の下で、東京に残っている両親のことを案じて寒さと不安に震えながら眺めていたことなど、様々な当時の記憶が残っています。

幼かった自分の記憶を、毎年のメディアの報道で補いながら、当時の状況の理解を深めてきたような気がしていました。
しかし、毎年,形は変わっても、同じようなことことが言われ続けているようにも感じていました。
戦争の体験の中で、変えられない真実は大事です。
とは言っても、「平和の尊さ」と「戦争の回避」も、その考え方だけでは実現できません。なぜなら、両方とも日本だけで実現できることではないからです。

国際平和は、日本だけでは実現できません。
平和を乱そうとするものが存在すれば、それに対処しなければなりません。
戦争の回避も日本だけで実現できることではありません。これも対抗処置が必要になります。
敗戦によって日本人が辿り着いた考え方は、十分ではなかったと思います。
日本人は、日本が悪かったということで物事を整理し、満足してました。

しかし、第2次大戦の終了とともに、核戦争の恐怖下、冷戦がスタートしました。
日本国憲法の土台となった国連憲章も機能せず、厳しい現実が続きました。
そして現在は、米中露に北朝鮮が加わって核によるブラフを含んだ、深刻な事態が発生しています。
この様な事態の下で考える時、8月上旬、毎年喪に服しているだけで良いのかという疑問が湧いてきます。

私たち日本人が基本とすべきは、2015年の安倍首相戦後70年談話です。改めて読んでみましたが、素晴らしい内容です。

この談話によって、私たち日本人は未来に向かって新しいスタートを切った筈ではなかったでしょうか。
世界も、評価し、概ね納得してくれました。
日本のメディアも控えめではありましたが、評価をしていました

この2年間の日本の社会を見ていると、この精神から大きく後退しました。
政権側にも注文をつけたい点は多々ありますが、メディアの退化が酷いと思います。
メディアが、スクラムを組んだように反安倍政権のキャンペーンに走りました。現実の安全保障上のリスクを説くこともなく。
見事なほど歩調が合っています。

日本のメディアは、完全に中国の対日工作の走狗となっていると感じています。
日中記者交換協定によって、日本のメディアは、完全に中国のコントロール下に置かれてしまっています。
恐らく、中国にとって安倍政権の存在は都合が悪いのでしょう。

中国に支配されているメディアについては、ネットで色々と批判されています。
しかし、新聞信仰が強く、TVで情報を得ている高齢者などが多いこの国では、まだまだ強い影響力を持っています。

何とかしたいですね。
| 政治、外交 | 15:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
「国破れて平和憲法あり」にならないように

(ミヤマキンバイの絨毯)

昨週の月曜日から金曜日までは茅野で過ごしました。
例年より湿度が高く、天気は優れませんでしたが、東京で不快感に満ちた暮らしに比較すると天国にいるような感じでした。

最近更新が減っていて、毎日訪れて下さる方々には申し訳ありません。

気象環境も世界的に変わってきているようで、この暮らしやすい日本も、不快な夏が益々酷くなり、これまでにない大荒れの天候が各地で災害をもたらしています。

一方、米国をはじめ民主主義国家の政治が行き詰まりのようなことになりつつあります。
日本も例外ではありません。
メディアが、ネット社会の中で存在価値を疑われ、それぞれ経営問題を抱える中で苦悩しています。
そのような焦りからか、明らかに倒閣運動のようなことに走っています。
それに一部の野党が乗って、国会が混乱状態です。

民主主義の根本原則は、多数決で意志決定することです。
現在の政権は、絶対多数によって支えられていますが、この様な状態が続くと、必ず慢心が起こってきます。
政権運営が雑になったり、詰まらぬスキャンダルが続いたりで、民心の支持を失いつつあります。
絶好の機会と思ってか、メディアも野党も、倒閣に走っています。
無責任なことに、問題意識を国内に向けさせて、今、この国が当面している軍事的な危機から眼をそらさせています。

政権の支持が低下し、自民党も民進党も政党支持が減って、支持政党なしの人たちが増えているように思われます。
これは、大変危険な兆候ではないでしょうか。
ヒトラーのような究極のポピュリスト出現の条件が整ってしまったような気がします。
要注意の時代に入りつつあります。

安倍政権が衆院選で絶対多数を獲り、参院選でも多数を獲った2013年に、それからの「3年間の政治的安定期間を正しく活用すべし」と書きました。
安倍政権は、メディアと一部野党の反対を押し切って、秘密保護法、安全保障法制、テロ等防止法などを進めてきましたが、肝腎の憲法改正が出来ていません。

明らかに、国防を外国との同盟に頼り切る時代ではなくなっています。
憲法を改正して、「国破れて平和憲法あり」と、ならないようにしっかりと取り組んで欲しいところであります。

| 政治、外交 | 22:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
ハンブルグG20首脳招待コンサートを聴きながら考える

ハンブルグで行われたG20での招待コンサート(ベートーベン第9交響曲)の模様を伝えたyoutubeが見つかったので埋め込みました。
このハンブルグのコンサートホール、変わったホールですね。

私も、この11月23日に武蔵野市民公会堂で行われるベートーベン第9交響曲の合唱(約260人)にエントリーしています。大合唱に参加して、パワーと若さを貰いたいと思って手を上げました。

さて、この演奏の指揮者は、日系3世アメリカ人であるケント・ナガノで、トランプ夫妻は真ん中に座っていますね。
安倍首相夫妻は、終わってからちょっと写っていました。遅れてきたプーチンは、招待席の一番後ろでした。
音楽好きの小泉元小泉元首相でであれば、正面近くに陣取って、愛嬌を振りまいていたことでしょう。
目に付いたのは、マクロン仏大統領夫妻が、聴衆から再三に亘って握手を求められていたことです。独仏関係は大丈夫、強いていえばEUは、しばらく大丈夫だと感じました。

次のyoutubeの、各国首脳到着の様子を見ながら、バラバラになってゆく世界と、それぞれの国が、国内に深刻な分裂危機を抱えていることに想いが行きました。
国際政治が不安定、それぞれの内政が不安定である反面、核兵器などは誰でも作れる時代に入り、AIなどの発達によって、これまでより精度の高い無人兵器群が登場しつつあります。
戦争、戦闘の手段である無慈悲な兵器ばかり発達していき、それらのリスクを国際政治で制御できない時代に入りつつあります。
恐ろしい時代がやってきます。

この様な時代に、我が国では、メディアと一部野党による安倍下ろしの風潮が強まっています。
安倍首相を引き釣り降ろして、どのような政治を考えているのでしょうか。

内政で何をしたいと考えているのでしょうか。

G20サミットに集まった首脳連中と互角に渡り合える人がいるのでしょうか。
とくに、東アジアの3国はやっかいです。
習近平、金正恩、文在寅はいずれもやっかいな相手です。
加えてトランプ、プーチン、モディ、メルケル、マクロン、、、手強い相手が揃っています。

| 政治、外交 | 13:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
米国は完全に舵を切った

米トランプ政権の目指す方向が、少しづつ明確になってきました。
要するに、アメリカ・ファーストを着々と実現しつつあります。

イスラム諸国からの入国制限も、最高裁の仮処分のようなことで、当面落ち着くべき所に収まりつつあります。
経済は、特に良いわけではないが、まあ、まあと言ったところのようですし、大幅な減税が期待されています。これがあるために、米国株式市場は堅調です。

内政面では、オバマケアーの見直しが、ようやく煮詰まってきたようでもあります。見直し案については、共和党内が分裂しているようですが、少し時間をかけてまとめるようです。

下院の補選では、共和党が4連勝で、トランプ大統領がメディアに厳しく叩かれている割合には共和党の優勢が続いているようです。
政権とメディアが対立していますが、トランプが不人気になって民主党に支持が移っていることでもなさそうです。

問題は、外交と安全保障ですが、アメリカ・ファーストの原点は、9.11のトラウマを無視することは出来ません。
究極は、米本土防衛だと思います。
その観点から見ると、重視すべき国家は、中国とロシアの2大ユーラシア国家です。
この両国からは目を離すことが出来ないでしょう。特に、敵対心をあらわにしている中国には、相当な関心を払っていると思います。

その意味では、どの程度の実用段階にあるかは分かりませんが、北朝鮮の核およびミサイルも米国にとっては現下の最大の問題です。
しかも、昨今は、同盟国韓国の同盟に関する関心が薄れて見えるようになりました。
これは、米国だけではなく、北朝鮮の攻撃対象になりそうな日本にとっては、容易ならざる事態です。
米時間の明日29日、米韓首脳会談が行われますが、両国が歩み寄るよりは、考え方の相違が明確になる恐れがあります。
米は、韓国に引きづられるのを好まないでしょうから、米朝関係は悪い方へ急速に進む可能性が高くなります。

安定政権下にあると思われた我が国も、政権の綻びが酷くなりました。
政権交代は、野党からではなく、与党内の思惑で起こってきます。
国家が、危険な状態にあると思います。

| 政治、外交 | 18:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
米国は飾り羽が抜けた孔雀になって欲しくない

南極ボストーク氷床コアに記録された過去40万年間の気温、二酸化炭素濃度、ダスト量の変化-Wikipediaより

米トランプ大統領は、ついに気候変動に関するパリ協定からの離脱を決めました。

米国といえば、国際政治面で世界のリーダーであり、最強の経済を誇り、自由、平等、法の秩序を重んじる国家です。
最新の技術を開発し、世界経済を常に革新に導いています。文化面でも常にリーダーであります。
その米国が、紆余曲折の結果、ようやく纏まったパリ協定から離脱してしまったのには驚いています。

TPP離脱の時と同じような感想を持ちました。

地球環境悪化を防ぐためのパリ協定からの離脱は、国際社会に於ける米国のイメージを著しく損なってしまいました。
格好良く美しい雄の孔雀が、あの飾り羽を無くしてしまったようです。

EU諸国や日本は落胆していますが、世界最大のCO2産出国中国は、米国離脱を喜んでいるようにも見えます。なんだか張り切っているようにさえ感じられます。
中国に与えられた枠は、非常に緩いものです。
自分がこの点に関してリーダーシップを発揮するつもりなのでしょうか。

EUや日本の努力によって纏め上げたパリ協定ですが、実効性はどうなのだろうかと思っているところに、米国の離脱です。
中国は、大分ハンディを貰ってはいます。
米国が躊躇するほどですから、各国が産業構造の変革を強いられることに耐えなければなりません。EUや日本にとっては大変なことです。

中国は、国際法や国際協定を守らないことでは数多くの事例があります。WTOに加入してもそのルールを守らない、国際裁判所の判決を守らないなど思い出すことは多々あります。
まあ、米国が離脱したことによって、あるいは将来たとえ復帰したとしても、このパリ協定の実行は中国に振り回されることになるでしょう。

多くの専門家が、中国のGDPの数字に疑問を持っています。CO2排出量などはどうやって把握するのでしょう。
考えれば考えるほどにこの協定の実効性には疑問が湧き出てきます。

それにしても米国が自国中心になっていくのは寂しいですね。
中国が、今のままのキャラクターの国家であるなら、それに影響を与えうる国家は米国しかありません。
| 政治、外交 | 11:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
憲法改正など改革期に入るか

安倍首相が、5月3日の憲法記念日に憲法改正を求める集会にビデオメッセージを送り、憲法改正実現へのアクションを踏み出しました。

この記事によれば、安倍首相の提案は、

<改憲項目は例示する形で、9条については「多くの憲法学者や政党の中には自衛隊を違憲とする議論が今なお存在する。『自衛隊は違憲かもしれないが何かあれば、命を張って守ってくれ』というのは無責任だ」「1項、2項を残しつつ、自衛隊を明文で書き込む考え方は国民的な議論に値する」と述べた。高等教育の無償化については「教育が果たすべき役割は極めて大きい」として、重要性を説いた。そのうえで、ほかにも「議論していくべき課題は多々ある」とも語った。
 首相は3日付の読売新聞朝刊に掲載されたインタビューでもこうした考え方について答えたうえで、大災害などの緊急時に議員任期を延長する特例の創設についても「現実的で重要な論点」と指摘した。>


としています。

自民党から改正案が出されていますが、あれを中心に議論しては、永遠に纏まらないだろうと考えていました。
今回の首相提案は、改憲勢力が纏まりそうな項目に絞った現実的な提案で、喫緊な国防問題を解決するとともに、加憲を主張する公明党、教育の無償か化を求める日本維新の会などの提案の重要部分をまとめ上げたもので、とても現実的な提案だと思います。

現憲法は、我が国敗戦直後の国民の心境、国連創設の思想も取り入れた当時の国際環境の中で作られ、当時としては、理念的には美しいものでした。
しかし、その後の冷戦、1964年の東京五輪開催中の中国による核実験をはじめとして、核保有国が増加し、昨今は北朝鮮が核保有国であることを認めさせようとしているほどの状態で、我が国を取り巻く環境は、当時から見れば激変しています。
核兵器などの拡散、兵器の発達、サイバー戦の激化などに備え、我が国の防衛体制を固める必要性が迫っています。
9条1項、2項と、新設される自衛隊の明記は、決して矛盾することはありません。
前にも書きましたが、憲法があろうが無かろうが国家の防衛は政府の責任で、当然のことです。

この方向で、大いに議論を進めて欲しいと思います。
憲法としての美しさを求めず、実利的な憲法として、現在の国民意識、国際環境に見合ったものとして欲しいと思います。
| 政治、外交 | 17:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
朝鮮半島は膠着状態か暴発か

ご近所の藤棚のショットです。
強烈な甘い香りがぷんぷんとしますが、残念ながら、写真には香りは撮せません。

世界最大の原子力空母カールビンソンを中心とした打撃軍は、沖縄の東まで来ているそうですから、まもなく朝鮮半島の海域に到達します。
そして、中国や露が嫌うTHAADも、設置がが順調に進み、まもなく使用可能になります。
これで、米軍の戦力配置は出来上がったようです。
米本土でも、ICBMの実験成果を発表しています。

米は、戦略的に北朝鮮をつぶしたい、あるいは核放棄させたいと考えていますが、朝鮮戦争の記憶がありますから、信頼できない韓国軍をあてにして戦火を交えることはないでしょう。
実行に移すとすとすれば、北への情報漏洩も考慮して、迅速に、米海空軍単独で行える範囲でしょう。

中国は、米中蜜月演出に欺されて、米にかなりの重荷を背負わされたように見えます。
金正恩に対して核放棄を説得する、あるいは金正恩を亡命させるなどの外交交渉、および国連決議の正確な実行(石炭輸入の中止、石油供給の中止もしくは供給量の絞り込み)など習近平にとってはかなりの重荷です。
これに対して中国は、6カ国協議による対話を主張していますが、米は容認しないでしょう。
中国が、これらのことで成果を上げられない場合には、米単独の攻撃も辞さないとしています。

金正恩は、中国が米側に付いた、と感じているでしょうから、中国の説得に応じることはないでしょう。
何よりも、核開発の放棄は金正恩がいる限りあり得ないことだと思わなければなりません。
核開発が、金3代に亘っての悲願だったのですから。
核を放棄すれば、自分が終わりだとよく分かっています。

中国は、石炭輸入禁止は一部?出来ているようですが、石油供給はどうでしょうか。
パイプラインを握っていると思われる北部戦区(旧瀋陽軍区)に命令できるのでしょうか。これは、中国政権内部の抗争を激しくさせる要素を持っています。この辺りの事情は前記事を参照して下さい。

そもそも北朝鮮の保護者的立場だった旧瀋陽軍区にとっては、4月7日の米中首脳会談での結果には強い不満があるのではないでしょうか。上海閥の激しい抵抗が予想されます。

もし、パイプラインを止めるもしくは供給量を大きく絞るようなことがあれば、金正恩の恨みは中国に向かうリスクもあります。北朝鮮から最も近い外国の首都はソウル、次いで北京です。北朝鮮のミサイル基地から北京は500キロしか離れていません。

結論として、米は、中国に少し時間を与えていますが、中国から芳しい応えは返ってこないような気がします。このままずるずると睨み合いになるのか、中国や、北朝鮮に政変や内部の力関係の変化おきるのを待つか、先が読めない展開になっています。

北が暴発した場合は、日本として守る用意が出来ていません。

地政学的に、昔から分かっている東アジア(中国、南北朝鮮)の軍事リスクについて、ソフト(憲法をはじめとする法整備、戦時の安全教育など)、ハード(軍備と諜報体制、サイバー戦への備えなど)両面に亘って対策を採ってこなかった政治、究極には国民の脳天気ぶりが惜しまれます。

| 政治、外交 | 16:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
米国の力の外交は読み憎い

この写真先週のものです。書きかけていましたが、状況が刻々と変わるので、少し古くなってしまいました。ご勘弁下さい。

米国によるシリア攻撃は、露とシリアに大きなショックを与えたようです。
その直後に行われた長時間に亘る米露外相会談で意見の一致を見ないまま行った記者会見を見ていると、ラブロフ露外相の目が泳いでいたのを感じました。

ティラーソン米国務長官は、予定外でプーチン露大統領とも会談を行ったとされています。
そのプーチンは、TVのインタビューでは、伏し目がちに米を批判していました。ただ、この国のその後の発言を見ていますと、徐々に、シリアとの間に距離を置きつつあるように見えます。

同時に、北朝鮮と中国のショックも大きかったようです。
米中首脳会談は、対北朝鮮対策では協調路線を採り、取り敢えずは、中国に大きな宿題を出しました。
背後の、北朝鮮がレッドラインを超えたら、米国だけでも攻撃するとの発言が利いているのか、中国は頻繁に米とのコミュニケーションを図っています。

しかし、習近平は、北との国境線を押さえている上海閥系とされる旧瀋陽軍区(拡充されて現在は北部戦区)をコントロールできるのでしょうか。
金正恩が指導者になってから、急速に核ミサイルの開発が進んだように見ています。
これには、旧瀋陽軍区のよる支援があったのではないか、と疑っています。これらの密輸と技術支援によって旧瀋陽軍区側は、莫大な利益を得ていたのではないでしょうか。
朝鮮戦争時に、義勇軍として参戦した主力は、この地域の軍で、この人たちと北朝鮮は、いわゆる血の同盟関係にあります。そして旧満州は江沢民の縄張りです。

米国側は、この状況を承知の上で、習近平にとって困難な宿題を出したのでしょう。
米もやるな!と思いました。
中朝同盟を否定するような報道もありますが、これは北京サイドの意見ではないかと思います。
米も、中国も戦争は避けたいのが本音です。
どうなりますかね。

トランプの力の外交は、かなりトリッキーです。
空母カールビンソンが、なかなか朝鮮半島に着かないな、と思っていましたが、実際は、インド洋で訓練中だったとは。
北朝鮮の態度如何ですが、米国軍の攻撃は直ぐということではなさそうです。

中国の努力成果、北朝鮮がどこまで我慢できるか、ということに掛かりますが、長期戦になるかも知れません。

宮崎正弘さんは、日本や米国民間人が韓国から退避する動きを見ていれば分かる、と言ってました。

一旦戦火を交えれば、日本は、防衛も大変ですが、難民対策も大事です。
北より、南からの難民が多いかも知れません。
難民化能力に南北で大きな違いがあります。








| 政治、外交 | 15:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
総理大臣夫人には秘書とSPは必ず付けよ!


森友騒動を見ていて感じたことです。

総理夫人が、様々な社会活動に携わることは良いことです。
その経験が、ファーストレディとしての活動にも肥やしになります。
現在の昭恵夫人であれば、教育、環境、文化、食育その他多くの分野で活躍していただきたいと思います。
しかし、どの分野でも、政府の予算を期待するとか、総理への接近の手立てに近づいてくる人たちが居ます。それは当然のことです。
一筋縄ではいかない人も多いと思います。

総理夫人付き内閣府官僚のFAXが問題にされていますが、あれはあの段階の対応としては完璧です。
しかし、その前に昭恵夫人に寄ってくる魑魅魍魎の見分けが肝腎です。それが事前に出来ていれば、森友騒動のようなことは避けられました。

総理や、夫人の個性によって難しい面もありますが、それぞれの個性を生かしつつ、事前に接触者を或る程度把握しておくことが肝要だと思います。それは高級秘書の役目の一つです。

それから、クアランプールの空港で、マカオに滞在する北朝鮮の要人が、堂々と大衆の中でVXにより殺された事件を見ていると、総理夫人がSPなしで動いているのも心配です。少なくとも男女それぞれ一人は必要だと思います。
東アジアは、いわば何でもありの環境に入りつつあります。
日本のセキュリティ環境は急速に悪化しています。テロ国家による生物、化学兵器を含む軍事、テロ行為などが起こっても不思議ではない環境にあります。
また、それ以外の国家やテロ集団による、かの国の犯行に見せかけたテロなども予想されます。
総理夫人には不自由なことだとは思いますが、是非、受け入れていただきたい。

かつて、故橋本龍太郎氏が通産大臣の頃、SPを20人付けられていて、読書家の彼が、道の反対側の本屋を覗こうとして渡ると、20人がぞろぞろ付いてくる、と言って不自由さを嘆いていました。要人にはその程度の不自由は我慢していただかないと困ります。
今度の騒動で分かるように、昭恵夫人に何かあれば、国政に影響します。ましてや有事の前後であれば、国家の命運にも影響します。
拉致されたり、誘拐されたらどうするのでしょうか。

総理夫人は、公人か私人かみたいな神学論争に陥らないで、、政府要人に準ずる扱いをお願いしたいと思います。
野田前首相が、「私の妻は、外国に付いてくる以外は、基本的に移動時は電車を1人で利用していた」と述べて安倍昭恵夫人を批判していましたが、脳?天気も良いところではないでしょうか。
その当時と環境は一変しています。今は、何時ミサイルが飛んでくるか分からない状況です。
| 政治、外交 | 22:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
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