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混迷の年越し

世界のどこを観ても混迷の中での年越しです。

3万年前に唯一の人属の種として生き残った、「創意工夫に長けて適応性の高いホモ・サピエンスは、これまで地球上で最も支配的な種として繁栄してき」(ウィキペディア)ました。その文明の中核には火のコントロールがありました。
火を燃やせば必ずCO2が出ます。

火を手に入れたホモ・サピエンスは、それの活用によって長い間かかって数を増やし、産業革命(1820年前後)の頃10億人に達しました。
そしてその僅か200年後の現在には80億人に達しようとしています。
これだけの大型動物が、これだけの数存在したら、様々な面で大きく地球を痛めます。創意工夫に長けた種であるだけに、エネルギーの中心として火を昔とは比較にならないほどに巧みに使うようになりました。

ホモ・サピエンスが直面しているデフレ、格差、環境、国際政治面のフリクションなどは、この人口爆発が根にあるのではないかと思っています。
環境問題などは、文明の根源である火の活用に制限を加えようとしているのですから、大変矛盾したテーマです。果たして人類を再教育できるのでしょうか。
自然エネルギーにしても、地球破壊的側面を持っているのが多く、簡単に火に代替できるものではありません。

一部の国で人口減少に入っているため、総人口の増加テンポが抑えられてはいますが、日本で経験しているように、人口減少社会での幸福感の維持は相当厳しいものがあります。

増えすぎたホモ・サピエンスの社会、将来の根源的なテーマとなるでしょう。
| 政治、外交 | 15:55 | comments(0) | - |
日米開戦前を想起させる米の対中強腰


感想みたいなものですが、米の対中強腰はすごいですね。

米は、現在のところ中国に対して軍事、経済などを含めて総合的な国力で優位に立っていますが、5Gなどの新しい通信技術面でやや立ち後れていると言われています。
米中貿易協議の報道を見ていると、単に貿易だけではなく、将来の対中総合力優位を確実にするための国を挙げての対決に踏み込んでいるように見えます。
トランプ大統領のことですから、どこかで妥協することもあり得ますが、共和党も民主党も対中強硬派が強いようで、ワシントンは大統領以上の対中強硬派で占められているとのことです。
トランプ大統領といえども、ここまで来ると大統領選挙前に中途半端な妥協は難しいのではないかと思います。

日米開戦前に、米主導による日本包囲網が行った日本叩きはすごかったようです。
ついに石油の対日禁輸まで行われ、軍官僚独走で硬直的になっていた日本は、軍事、経済面などのでの劣勢を認識しながらも、勝てる見込みのない対米開戦に追い込まれました。
日本軍による対中戦争を上手に引く知恵と交渉力があれば、そこまで追い込まれることはなかったでしょうが、日本は逃げ道のないところに追い込まれてしまっていました。

今の中国は、共産党独裁政権維持のために譲れない線があるでしょうから、硬直的な対応にならざるをえない面が多々あります。
その点では、日米開戦前の日本と似ています。
中国の対米交渉責任者の劉鶴副首相は、一定の線で頑張っているようですが、首脳同士でやってほしいと弱音を吐いているとの報道がありました。

この6月、大阪で開かれるG20での米中首脳会談でどう進展するのか注目されるところですが、経済が曲がり角にある中国は、苦しい立場にあることは間違いありません。
対外債務が急速に増加している中国がどのように対応してゆくのかを世界が注目しています。

最近、世銀、IMF、アジ銀などが対中融資に対してプレミアムレートを要求するようになったとの報道がありましたが、現下の中国の最大の弱点である金融面は、市場原理で動きます。
米中交渉が長引けば、この面で中国は一段と劣勢に立たされます。

米国と事を構えて、それに打ち勝った例はありません。
そして、当分の間、そのようなことは起こりえないと思われます。
| 政治、外交 | 15:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
消費税引き上げは時代錯誤

この10月に予定されている消費税の2%増税に関して、各方面から反対意見が出されています。与党内からも出たりして、この問題は騒然としている状態です。

平成の30年は、失われた10年とか20年とか言われていましたが、結論としては通してデフレでした。
その結果、自民党の失政も加わって、3年間の民主党政権が誕生しました。
リーマンショックと民主党政権の悪政が加わって、悪夢のような時代でした。

前にも書きましたが、その民主党政権の間に、財務省は、経済に疎い民主党政権を説き伏せて、2015年4月までに5%の消費税増税の法律を成立させました。

2014年4月、安倍政権は3%の増税を実行し税率を8%としました。
そして残りの2%については、2017年4月まで引き延ばしました。
さらに、2019年10月まで、引き上げを延ばしました。

予定されている引き上げは実行されるのでしょうか?

長いデフレ下で、しかも景気は下向きになりつつあります。前回の3%引き上げ時に比べれば、環境は良くありません。
しかも、前回の3%引き上げの負担が堪えています。
当然、国の内外から、増税を疑問視する声が上がっています。

増税はデフレ下で行うものではありません。
10月実行などは、時代錯誤も甚だしいと思います。

デフレ下では、政府が頑張るしかありません。
財政健全化は、先延ばししても財政支出で活性化をはかることが当面は必要なのではないでしょうか?
| 政治、外交 | 15:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
近代史のターニングポイント

(横浜日本大通り)
久し振りに横浜で会食がありました。
11時半過ぎの光景です。爽やかな好天に恵まれ、豊かな国の一つの光景だと感じました。
それにしても、東京は人が多すぎていやだなと思います。

前から申し上げてきましたが、米国トランプ政権は、中国に対してはっきりと舵を切り、欧州連合もその方に向かい出しました。
中国のフロントに立ち、最も脅威を感じている我が国にとって好都合なことですし、その方向で安倍政権が努力してきた結果でもありました。

米国は、明確に中国共産党を追い詰めることにターゲットを絞ったようです。
貿易、金融、軍事、情報など全ての面で中共に対する圧迫を強めつつあります。しかも、長期戦の構えです。
トランプ大統領個人の考えというより、政権と議会の双方の呼吸が合ってきたように思います。
だから中間選挙が大事です。
トランプ政権を理解する上では、メディアのコメントや批判よりは、政権が実行してきたことを観ていくことが重要です。そこから政権の意図を読み取ることが大事です。

米資本を中心にしたグローバリズムと、中国を中心にしたグローバリズムが異なる思想の下に交差していましたが、米国は完全に方向転換して、米国ファースト、つまりナショナリズムに向かっています。
中国の不公正なグローバリズムへの攻撃を明らかにしています。

中国の共産主義は、ソ連時代の軍事力を利用したインターナショナルの力はありませんが、先進自由主義国が甘やかしたために太った軍事力、経済力を使ってのグローバリズムに自信を付けたようでした。
一帯一路のキャンペーンによって、ユーラシアからアフリカにいたるグローバリズムを唱えるとともに、太平洋、インド洋、北極航路などにも野心を抱いています。
これに対して米政権は強烈に反応しています。

中東も不安定度が高まっていますし、対露関係も大きく変わろうとしています。
そのような中で、近く日中首脳会談が行われようとしてますが、これから混乱が起きかねない中国経済の中での我が国投資の保護を視野に入れつつも、急速に日本に擦り寄る中国対策は容易ではありません。

政権としては、財界に様々な無理を要請してきただけに、財界の期待に応えなければなりません。
自民党の中には相当数の親中議員がいます。
公明党の意見も訊かなければなりません。
安倍政権としては難しいところに来ています。

近代史の一大ターニングポイントに当たって、しっかりと対応して貰いたいものです。
| 政治、外交 | 13:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
国際政治は次のパラダイムに向かって動いている

個人的なことからご報告させていただきますが、5月の連休以降、健康面で良いことはありませんでした。
抗生剤の誤飲から始まって、下痢、歯痛、運動不足も絡んで、自分でも随分と弱ったな、という感じを持っていました。
先週、バスを待つ列に並んでいる時に、足下に落としたものを拾おうとして屈んだところ、よろけて尻餅をついてしまいました。後ろに並んでいたアラフォーの方と、アラサーの方が二人で後ろから抱えて立ち上がらせてくれました。
一緒にいた妻は、自分の亭主がこれほどまでに弱っていたのかとショックを受けたようです。それよりも、当の私の方がショックは大きかったのですが。

その上この酷暑で、頭も働きません。
海外も日本も、メディアが自分の立ち位置から政治を批判することが多いので、正しい評価ができません。2〜3流のメディア(日本のメディアの大部分はここに入る)は、自分たちの立ち位置からの好き嫌いのレベルでの記事が多くなりました。メディアが、世界の流動化について行けない状態なのではないでしょうか。

米国では、宿敵ロシアに対するトランプ氏のスタンスに疑問が持たれて、苦労しているようですが、ロシアとの関係が改善されれば、米の対中包囲網は完成されることになります。大きな戦略に基づいた言動なのではないでしょうか。

中国習近平氏の評価が内外で急速に落ちているようです。

プーチン氏の支持率が急落しているとか、EU内では独メルケル氏に代わって仏マクロン氏の存在感が大きくなっているように見え、国際政治の力学は大きく変わりつつあります。

マネーの社会では、金利を上げられる米の一人勝ちです。
貿易問題も当分強気に進めるでしょう。
中国その他の途上国は厳しいでしょう。米中間選挙まではトランプ氏の攻勢は続くものと考えられます。

トランプ氏のイスラエルへの対応を観ていると、シオニスト的な激しいものになってきているように思えます。
あるメディアは、ウオールストリートの実権は、ロックフェラー系から、ロスチャイルド系に移ったと述べていました。
いずれにしても、イスラエルとサウジおよびその影響下にある国家群と、イランとの対立構造が続くと思われます。
それにロシアがどう絡んでくるかということですが、当面ロシアには強く関与する余裕はないでしょう。

そういえば、FRB議長も従来のユダヤ系から、非ユダヤ系と思われるパウエル氏に代わりました。
どのような運営になるか注視したいと思います。

パラダイムシフトに向かって、少しづつ動き出しています。

日本は、自民党総裁選を睨んで、後ろ向きな報道が続くことになると思います。
総裁戦後、安倍政権は、どうするのでしょうか。
パラダイムシフトに、上手に付いて行って貰いたいと思います。
| 政治、外交 | 15:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
国際政治、経済、社会のパラダイムシフトへの備え

米中の争いによって、新しい冷戦が始まったようです。
米、EUの関係もNATOを巡ってしっくり行っていません。
プーチン露大統領との会談はどうなるのでしょうか。

トランプ大統領による米ファーストの考え方は、安全保障、経済両面で世界を揺すぶり続けています。

貿易の不均衡などをを解消し、一握りの金持ちから、主として白人の労働者層にターゲットを移した政策を実行しようとしているようです。
金融面では米国の通貨である米ドルが大量に世界に散布され、それが基軸通貨として国際流動性を支えている現実は、米国の貿易赤字、資本収支の赤字などによってもたらされたものです。
それをも是正しようとしているのでしょうか。

いづれにしても、トランプ氏は自らの考えを分かりやすく内外に知らしめて、相手国には譲歩や節度を求める戦術のように見えますが、世界は混乱しています。
今のところ、トランプ氏特有の考え方として扱われている面もあますが、これが米国の本音として定着する可能性を頭に入れておくことが大事なように思います。

要するに、国際政治、経済、社会のパラダイムシフトが起こりつつあります。

今回の瀬戸内地方の降雨災害は、内政面で、国土強靱化の新たな哲学の必要性を感じさせました。
同時に、来たるべき国際社会の変革にしっかり取り組む必要性も痛感されます。
各省庁も、財界も、いずれも守旧派ですから、大きな変革の担い手としては期待はできません。

先端技術に注力できる柔軟性ある産業構造にもっていくための政治の高度化が望まれます。
| 政治、外交 | 12:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
米朝サミットで東アジアの地政学は大きく変化

3月に、28年振りに花を付けた白梅についてレポートしましたが、これに一つだけ実が付いていました。触ったら落ちてしまったので、皿に置いて写真を撮りました。

米朝会談の評価は様々ですが、東アジアの地政学上大きな変化がもたらされたと思います。
この地に最後まで残っていた小さいが、危険な冷戦構造の残滓が融ける方向に進み出したと思います。

北朝鮮の核ミサイル問題については、図に乗った挙げ句の果ての金正恩は断末魔でも触れましたが、トランプ米大統領が会談中止の意向を出した時の北朝鮮の狼狽振りは印象的でした。
北朝鮮の本音は、今や、核の抑止力保持よりは米国による体制補償を求めていることが明らかになりました。
米朝首脳会談の結果は、CVIDという言葉こそ入らなかったですが、北朝鮮の非核化をしっかりと義務づけたことになりました。

北朝鮮のCVIDの実行は大変困難な技術的な問題を含み、容易ならざることだ思います。
どこに何が存在するかの調査、それぞれの廃棄処分など考えただけでも気が遠くなるようなことです。北朝鮮自身が真剣に取り組む問題だと思います。
外交当局者だけでは詳細が詰められないのは当然です。

まず、北朝鮮には、核廃棄の技術はありません。
福島原発の廃炉への気が遠くなるような工程を看ても、時間も資金も多くかかることだと想像します。
ボルトン大統領補佐官が、北朝鮮の核、化学兵器などは米国に運んで処理すると言ってましたが、それも簡単なことではありません。
先ず、北の核弾頭は、先進核保有国並みのレベルの暴発しない安全度があるのでしょうか。
朝鮮内の移動、米国への輸送、米国内の移動などのリスクに耐えられるのでしょうか。
急いで造った粗製品の可能性もあります。
専門家の検証が必要です。

北朝鮮による正直な現状報告があって初めてこれからの工程作成にかかることができます。
北朝鮮によるサボタージュがあれば、米国による体制保障はなくなります。
今はそんな状況にあるのでしょう。

北朝鮮は、核の廃棄を前提に米国から体制保障を与えられました。
これは、米朝ともにに中国、ロシアに対して大きなカードになり得ます。

中国は、進行中のの貿易戦争を睨んで、難しい立ち位置に置かれたのではないでしょうか。

韓国は、融和ムードに浮かれていますが、この問題で何ができるのでしょうか。
日韓平和条約で日本が払った8億ドルは、朝鮮半島唯一の政府である韓国に支払ったものです。言い換えれば、北朝鮮の分も韓国は受け取っているのです。
第一義的には、北朝鮮の復興財源は韓国が負担すべきものだと言うことを明確にしておく必要がありそうです。

日本外交は、この地政学上の変化をうまく取り入れて行動すべきだと思います。
よもや、外交素人の小泉首相による平壌宣言などをベースにしてはなりません。未来志向の大きな構想を持って立ち向かって欲しいと思います。
| 政治、外交 | 13:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
図に乗った挙げ句の果ての金正恩は断末魔

6月の米朝首脳会談のセットがうまく進んでないのか、本日、再びポンペオ米国務長官が急遽平壌に飛び金正恩と会談したようです。

昨年までは、日本海、太平洋に向けてミサイル、国内の核実験場での原爆、水爆の実験を繰り返し、我が国をはじめとするアジア太平洋の国々を脅していた北朝鮮ですが、ついには米国全土を射程距離に収めるICBMを開発し、米国を本気で怒らせてしまったようです。
今年に入って、急に平和攻勢に出て、平昌五輪への参加、南北首脳会談、中朝首脳会談(2度目を5/8日)、6月には米朝首脳会談が行われると看られています。

しかし、金正恩は何とか核の保有を続けたいようですし、米や国際社会は、核ミサイルをはじめとする全ての大量破壊兵器の不可逆的な廃棄を求めています。
双方の本音には相当な開きがあります.
そうこうしている間に、金正恩が望んでいた米国とのトップ会談が近づいてきています。

現在、米朝会談の場所、テーマなどでネゴが行われているようですが、ポンペイ長官が飛んだのは、それが順調に運んでいないからなのではないでしょうか。
昨日、瀋陽で、急遽習近平と金正恩のの会談が行われたようですが、金正恩は相当に狼狽しているように思われます。

米国は自らの意図をはっきりと公言していますが、金正恩は朝鮮半島の非核化と抽象的なことしか行っていません。そこを事前交渉でトランプ大統領の強い意思を感じ、何かの知恵や協力を中国に頼んだのではないかと思います。

金正恩にとって頼みの中国も、米が仕掛けた厳しい貿易戦争の中で、米の意向に強く反対することもできないでしょう。
昨日、トランプ大統領は、イラン核合意からの脱退を宣言しました。金正恩が密かに狙っていたとも考えられるイラン核合意方式も消えていきました。

米国も、体制は保証すると伝えていると思われますが、貧困の中、多大の犠牲を払って手に入れかけている核やミサイルを奪われたとしたら、金正恩体制は保つのでしょうか。

金正恩は断末魔に近い状況だと思います。
北の核ミサイル問題に絞ってみれば、中国との貿易戦争、イラン核合意離脱などは、厳しく金正恩を追い詰める効果を発揮しています。
トランプ大統領って凄い人ですね。

会談が上手くいかない、流れる様なことになれば、徐々に軍事のウエートが大きくなります。
それは、我が国にとって、最悪な事態です。
| 政治、外交 | 22:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
官吏のモラルは武士道精神

(神代植物公園2018.3.28)

百花繚乱の季節になりました。佳い季節です。
私にとっては、檜の花粉のピークに入り残念ですが、老化のお陰か(笑)症状は大分楽になっています。

国際政治の動きが激しくなってきました。
核やICBMなどの大量破壊兵器で装備された大国によるパワーゲーム、外交戦、それにチャレンジする北朝鮮による外交の展開など、世界が急速に動き、将来を模索始めています。
安倍政権が、戦後の日本としては、抜群の外交を展開してきていましたが、それでも下劣な国会審議で拘束している間にも大きな動きが次々に起こり、国民をハラハラさせています。

敗戦後の価値観に縛られた自称リベラル勢力、韓国のローソクデモによる政権交代を日本で夢見る共産党、東アジアの外国勢力の手先のような言動をしている旧過激派の流れをくむ勢力など明らかな反日勢力は何とかならないのでしょうか。
この人たちは、外国人と合体して沖縄で暴力を振るっています。
森友学園や加計学園の問題化に熱心だったのはこの人たちではありませんか。
マイナンバーを活用して彼らの資金源を絶つようにして欲しいと思います。資金から締め上げなければなりません。成立した共謀罪を生かして欲しいと思います。

今回の財務省の文書改竄、厚労省による再三に亘る事務処理のミスなど官僚のモラルの低下は酷いものです。官僚の上から下までおかしくなっています。
中央官庁の人たちのモラルを支えていたのは平たく言えば武士道ではなかったかと思います。
殿は凡庸ではあっても家老以下家臣がしっかりして藩を支えてきたのではないでしょうか。
客観的に見てみても、大臣の多くは凡庸な藩主並みです。
それでも日本が何とかやってこられたのは、官僚が頑張っていたからでです。

どうしたらよいのでしょう。
橋本内閣時代に行った省庁合併を中心にした行政改革では、ことは解決してません。
行政の判断、事務の効率化、透明化などは、勝れて新しい時代に見合った方法手段によって初めて実現するものではないでしょうか。
佐川証言を聞いていると、財務省理財局は、未だに紙で仕事をしていることが分かります。
武士道を思いだし、正確で素早い判断ができる道を開いて欲しいと考えます。

| 政治、外交 | 14:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
文在寅を甘く見てはならない


5月1日に南北首脳会談をセットした文在寅韓国大統領の動きを見ていると、本音のところで、核ミサイル付きの南北統一を狙っているように思えます。
世間では、北の微笑外交に韓国が巻き込まれたように観られていますが、北朝鮮の五輪参加をはじめとした一連の動きは、これは、北に対する国連の制裁が効果を現し、北朝鮮が窮地に陥っているのを見越して、韓国が仕掛けたシナリオではないかとも思われます。

トランプ政権下の米国は、内政で精一杯で、北朝鮮と戦争する余裕はありません。
しかし、中間選挙、次期大統領選を睨んで憎っくき北朝鮮を叩く誘惑に駆られるかも知れませんが、できれば避けたいところでしょう。
米韓合同軍事演習を繰り返している間に、韓国は、米国の建前と本音を見分けてきたのではないでしょうか。

文在寅は、選挙中から大統領就任後にかけて、意図することは一貫しています。
米国や中国にすごまれて妥協していることもありますが、筋を通しながら本音を隠そうとはしていません。
そこを、日米両国は鋭く見ていかなければなりません。

北朝鮮の金正恩は、若いが相当な政治家、韓国は、情緒で動き政治的な計算ができない国、という理解が我が国では進んでいます。
しかし、今回の南北首脳会談までセットした両国の動きは、それが板門店の韓国側の施設で行われることを見ても、南の筋書きに北が乗ったか、南北合作の産物だろうと思われます。

合意を見ても、実質的に核ミサイル開発を止めることはないのですから、北にとって失うものはありません。
韓国が北朝鮮に助け船を出し、民族統一へのイメージで国際社会にアッピールをしているように見えます。

文在寅を甘く見てはなりません。
盧武鉉の失敗の反省を踏まえ、政治家としての年輪を積み、金正恩を上回る強かさがあります。
金正恩の南北会談時のあの嬉しそうな振る舞いを見ていると、そう思えてなりません。

と言っても、現体制下での韓国主導の南北統一の可能性があるかは、変数が多いので、どうかは分かりませんが。

日米が先入観に囚われずに、しっかりと対応して欲しいところです。

| 政治、外交 | 15:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
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