ようやく長い厳しい夏が終わるのではないかと思っていました。しかし、さすがに朝晩は少し楽になってきていますが、9月に入っても酷い残暑が続いています。
年寄りには、ひときわ堪えます。
未だに涼離れせず、このような写真の選択となりました。
この夏の間に、職場の仲間や、学校の同級生が亡くなっています。
70歳代半ばになると、このようなことには慣れてきますが、淋しいものです。それぞれの人生を思いやり、自分を重ね合わせて感慨に耽ります。
寒暖の差が、厳しく激しくなってきているように思います。
風雨も激しさを増しています。天候などは、常識が通用しなくなりました。思いがけなく厳しい気候変動に見舞われます。
地球が、そのような気候変動期に入ったのか、人類のなせる罪なのか、学者の意見もまちまちですが、恐らくその両方ではないかと思っています。
地球は、この1万年ぐらいの間にもものすごい気候変動を経験していますから、地球の歴史から見れば不思議なことではないのかも知れません。
人類の歴史と言っても、歴史時代は5千年ほど前からで、この間に気候変動はありましたが、比較的気候の安定している時期でした。この短い期間に、文明が発達し、豊かになり、あっという間に人口70億人を数えるまでになってしまいました。
混迷する政治、経済を見ていると、いずれ人類は地球のキャパシティを超えた存在となり、大変な危機に陥るのではないかと思いますが、何らかの形で人口調整を経たあと、再び、少し賢い形で繁栄するのではないかと想像します。
何らかの形での人口調整とは、最もあり得るのが、気候変動によるものです。
これは、数は減らすが絶滅はしないことが、過去10万年の歴史で証明されています。恐らく少なくとも何パーセントかの人類が生き残るでしょう。
もう一つは、疫病です。
鳥インフルエンザや、新しい疫病で大量の死者が出ることも考えられます。
その他、核戦争などが考えられますが、あまり人口調整にはならないように思います。
人類の適応能力を超える環境の変化が、最も強い人口調節になるのではないでしょうか。
政治や経済に新しい知恵もなさそうなので、残暑も厳しいとなれば、このような詰まらないことを考えてしまいます。