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ハンブルグG20首脳招待コンサートを聴きながら考える

ハンブルグで行われたG20での招待コンサート(ベートーベン第9交響曲)の模様を伝えたyoutubeが見つかったので埋め込みました。
このハンブルグのコンサートホール、変わったホールですね。

私も、この11月23日に武蔵野市民公会堂で行われるベートーベン第9交響曲の合唱(約260人)にエントリーしています。大合唱に参加して、パワーと若さを貰いたいと思って手を上げました。

さて、この演奏の指揮者は、日系3世アメリカ人であるケント・ナガノで、トランプ夫妻は真ん中に座っていますね。
安倍首相夫妻は、終わってからちょっと写っていました。遅れてきたプーチンは、招待席の一番後ろでした。
音楽好きの小泉元小泉元首相でであれば、正面近くに陣取って、愛嬌を振りまいていたことでしょう。
目に付いたのは、マクロン仏大統領夫妻が、聴衆から再三に亘って握手を求められていたことです。独仏関係は大丈夫、強いていえばEUは、しばらく大丈夫だと感じました。

次のyoutubeの、各国首脳到着の様子を見ながら、バラバラになってゆく世界と、それぞれの国が、国内に深刻な分裂危機を抱えていることに想いが行きました。
国際政治が不安定、それぞれの内政が不安定である反面、核兵器などは誰でも作れる時代に入り、AIなどの発達によって、これまでより精度の高い無人兵器群が登場しつつあります。
戦争、戦闘の手段である無慈悲な兵器ばかり発達していき、それらのリスクを国際政治で制御できない時代に入りつつあります。
恐ろしい時代がやってきます。

この様な時代に、我が国では、メディアと一部野党による安倍下ろしの風潮が強まっています。
安倍首相を引き釣り降ろして、どのような政治を考えているのでしょうか。

内政で何をしたいと考えているのでしょうか。

G20サミットに集まった首脳連中と互角に渡り合える人がいるのでしょうか。
とくに、東アジアの3国はやっかいです。
習近平、金正恩、文在寅はいずれもやっかいな相手です。
加えてトランプ、プーチン、モディ、メルケル、マクロン、、、手強い相手が揃っています。

| 政治、外交 | 13:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
米国は完全に舵を切った

米トランプ政権の目指す方向が、少しづつ明確になってきました。
要するに、アメリカ・ファーストを着々と実現しつつあります。

イスラム諸国からの入国制限も、最高裁の仮処分のようなことで、当面落ち着くべき所に収まりつつあります。
経済は、特に良いわけではないが、まあ、まあと言ったところのようですし、大幅な減税が期待されています。これがあるために、米国株式市場は堅調です。

内政面では、オバマケアーの見直しが、ようやく煮詰まってきたようでもあります。見直し案については、共和党内が分裂しているようですが、少し時間をかけてまとめるようです。

下院の補選では、共和党が4連勝で、トランプ大統領がメディアに厳しく叩かれている割合には共和党の優勢が続いているようです。
政権とメディアが対立していますが、トランプが不人気になって民主党に支持が移っていることでもなさそうです。

問題は、外交と安全保障ですが、アメリカ・ファーストの原点は、9.11のトラウマを無視することは出来ません。
究極は、米本土防衛だと思います。
その観点から見ると、重視すべき国家は、中国とロシアの2大ユーラシア国家です。
この両国からは目を離すことが出来ないでしょう。特に、敵対心をあらわにしている中国には、相当な関心を払っていると思います。

その意味では、どの程度の実用段階にあるかは分かりませんが、北朝鮮の核およびミサイルも米国にとっては現下の最大の問題です。
しかも、昨今は、同盟国韓国の同盟に関する関心が薄れて見えるようになりました。
これは、米国だけではなく、北朝鮮の攻撃対象になりそうな日本にとっては、容易ならざる事態です。
米時間の明日29日、米韓首脳会談が行われますが、両国が歩み寄るよりは、考え方の相違が明確になる恐れがあります。
米は、韓国に引きづられるのを好まないでしょうから、米朝関係は悪い方へ急速に進む可能性が高くなります。

安定政権下にあると思われた我が国も、政権の綻びが酷くなりました。
政権交代は、野党からではなく、与党内の思惑で起こってきます。
国家が、危険な状態にあると思います。

| 政治、外交 | 18:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
読売ジャイアンツ 空気が一変した!
(2017.5.16東京ドーム亀井選手)

引き続いて巨人のことで恐縮です。
 
前の記事で、巨人軍の悲惨ぶりを嘆きました。
その日、巨人は、堤GMの解任、鹿取GM特別補佐のGM就任を発表しました。
その晩から巨人の空気がガラッと変わりました。
交流戦優勝のソフトバンクに2勝1敗と勝ち越し、続くロッテに3連勝して見違えるような戦いぶりです。GMの交代を転機に、チームとしてのまとまりが出てきたように思います。

最後の2カードを5勝1敗と勝ち越し、交流戦全体では6勝12敗ですが、ベクトルを上に向けて終わりました。
昨夜の最終戦は、6回79球1失点と好投していた大竹投手を下げ、リーグ戦を睨んで勝利の方程式をテストしました。
7回西村、8回マシソンと継投しましたが、マシソン投手が鈴木大地選手にまさかの2ランホーマーを喫して同点とされました。
これはマシソン自信のインコース高めの速球でした。これをジャストミートして右翼席に打ち込んだ鈴木選手に脱帽するしかありません。

マシソン2回、カミネロ2回と継いだ上に12回森福、高木勇と継ぎ込みましたが、2点を失いました。
しかし、その裏巨人も粘り、坂本の2塁打で1点を返し、なお2アウト2塁、マギーはこの日3度目の敬遠で、ロッテはこの試合3度目の亀井選手との勝負を選びました。
それもその筈です。亀井選手は、前2打席は全く精彩を欠いていました。
残念ながら、これで負けだと多くのファンは思ったに違いありません。私は、そう思いました。

江川卓氏は解説で、
「なぜか亀井選手はインコースの打ち方がぎこちないですね」
と言ってましたが、ロッテバッテリーは前の2打席では、笠に掛かってインコースをせめて成功しています。
驚くことに、この打席では、3球目のインコースやや高めのフォークボールを捕らえてライナーで右翼席中段に運ぶサヨナラホームランを放ちました。

亀井選手は、2度の屈辱を3度目で見事に晴らしたのです。
「本当に心が折れていたんで…奇跡としか言いようがない。これで最後だめだったら命を取られると思って」
と感じていたとのことです。

「どうしてこの様なことが出来るのでしょうか?」
と言う興奮したアナウンサーの問いに対して、
江川氏は、
「それは、それだけ練習しているからです。」
と答えました。

私には、江川氏の答えは意外でした。
亀井選手の才能や能力から説き起こされると予想していたからです。
改めて、このような時のためにプロ野球選手は厳しい練習しているのだな、 と感じた次第です。
多くの試合を観てきましたが、これほどの感動を与えられたことはありませんでした。

このゲームは、全員が出場して、全員が能力いっぱいを発揮しました。本当にチームが一つになっていました。
この様なことが長く続くとは思いませんが、リーグ戦に戻ってから、良いゲームを期待したいと思います。

このゲームで、残念ながら阿部選手が膝を痛めてリタイアーしました。
平均年齢が高く、ベテラン連中の活躍に依存する度合いの大きいチームですから、選手の健康管理が大事だと思います。

そして、打てる外野手がもう一人欲しいですね。
いま1軍にいるにいる橋本、石川、重信らの他、中井、岡本、藤村、和田などの若手から誰か出てくるか、トレードで確保できいないものでしょうか。

巨人は、現在セ・リーグ4位ですが、広島とは11.5ゲーム差です。
厳しいですけど、まだ優勝の可能性は残っています。



| スポーツ | 12:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
悲惨!読売ジャイアンツ

子供の頃から巨人軍の大フアンでした。
巨人はいつも強く、華やかでした。

しかし、今は違います。
弱く、非力で、観戦する人を元気にしてくれません。
毎戦毎戦今日は勝つか、今日は勝つかと期待して観ていますが、負け続きます。
13連敗の後ようやく日本ハムに1勝し、これで連敗の呪縛から解かれたかと思ったのですが、またその後連敗しています。

チームが小さくなって、萎縮しています。
対日本ハム3連戦で、昨年トレードで移った大田選手に手酷く打ちまくられました。彼が巨人に残っていたら、昨年までと同じように、巨人の勝利には貢献できていなかったでしょう。
日本ハムに移って、空気が変わったのか徐々に活躍をはじめ、この3連戦は、4番に据えるべき活躍をしました。巨人でも、昨年は何度か4番に起用されましたが。
久し振りに観た大田選手は、自信に満ちた顔つきに変わっていました。
巨人には、彼が成長しにくい何かがあったのでしょう。

今年の巨人は、坂本、阿部両選手が好調でスタートしました。その頃は、そこそこの力はありました。
他の選手がもう少し打つようになれば、優勝争いに参加できる勢いでした。
しかし、この両選手が失速すると、本当に弱いチームになってしまいました。
これまでの所、補強組が出遅れていること、若手の成長がほとんど観られなかったことで、昨年の懸案を持ち越しをしただけになってしまいました。
ファームに有力な選手はいないかと思ってイースタンリーグの試合も見るようにしていますが、1軍でレギュラーになれそうな野手は見当たりません。
若手の採用、育成方針の誤りです。
経営学の失敗例に出てきそうな事例です。

最大の問題は、親会社読売の関わり方の問題があります。
今や、新聞経営とは全く別のスポーツビジネスであるにも係わらず、読売トップが細かく口出しをし、球団上層部を、新聞記者の天下りで占めてきた付けが出てきたと思います。

常勝巨人軍、そしてセ・リーグを支えてきた巨人が、いつの間にかリーグのお荷物になり掛かってしまいました。
強く魅力のあるチームにするために、冷徹な経営が必要です。
このままでは、数年は低迷が続くのではないでしょうか。
| スポーツ | 15:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
米国は飾り羽が抜けた孔雀になって欲しくない

南極ボストーク氷床コアに記録された過去40万年間の気温、二酸化炭素濃度、ダスト量の変化-Wikipediaより

米トランプ大統領は、ついに気候変動に関するパリ協定からの離脱を決めました。

米国といえば、国際政治面で世界のリーダーであり、最強の経済を誇り、自由、平等、法の秩序を重んじる国家です。
最新の技術を開発し、世界経済を常に革新に導いています。文化面でも常にリーダーであります。
その米国が、紆余曲折の結果、ようやく纏まったパリ協定から離脱してしまったのには驚いています。

TPP離脱の時と同じような感想を持ちました。

地球環境悪化を防ぐためのパリ協定からの離脱は、国際社会に於ける米国のイメージを著しく損なってしまいました。
格好良く美しい雄の孔雀が、あの飾り羽を無くしてしまったようです。

EU諸国や日本は落胆していますが、世界最大のCO2産出国中国は、米国離脱を喜んでいるようにも見えます。なんだか張り切っているようにさえ感じられます。
中国に与えられた枠は、非常に緩いものです。
自分がこの点に関してリーダーシップを発揮するつもりなのでしょうか。

EUや日本の努力によって纏め上げたパリ協定ですが、実効性はどうなのだろうかと思っているところに、米国の離脱です。
中国は、大分ハンディを貰ってはいます。
米国が躊躇するほどですから、各国が産業構造の変革を強いられることに耐えなければなりません。EUや日本にとっては大変なことです。

中国は、国際法や国際協定を守らないことでは数多くの事例があります。WTOに加入してもそのルールを守らない、国際裁判所の判決を守らないなど思い出すことは多々あります。
まあ、米国が離脱したことによって、あるいは将来たとえ復帰したとしても、このパリ協定の実行は中国に振り回されることになるでしょう。

多くの専門家が、中国のGDPの数字に疑問を持っています。CO2排出量などはどうやって把握するのでしょう。
考えれば考えるほどにこの協定の実効性には疑問が湧き出てきます。

それにしても米国が自国中心になっていくのは寂しいですね。
中国が、今のままのキャラクターの国家であるなら、それに影響を与えうる国家は米国しかありません。
| 政治、外交 | 11:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
マイナンバーカードを取得しました

年金生活者で、所得も限られているので、実益はありませんが、マイナンバーカードを取得しました。

理由は二つあります。

一つは、写真入りのIDカードが運転経歴書だけになってしまいました。
この2月に、住基台帳カードが期限を迎えましたが、このカードはマストではない上に、確定申告以外にはほとんど必要性を感じませんでした。
それで、住基カードは失効させ、基本的なIDカードは、マイナンバーカードとすることにしました。

二つ目の理由は、私のマイナンバーについての思い入れです。
大蔵省時代から、財務省は40年近くこの制度導入を考え、コンピューター設置の場所を手当てまでしていました。徴税当局として当然のことです。
消費税導入の結果、収入ベースの把握は大分進んだようですが、まだまだ完全ではありません。徴税の公平をしっかり確保できるツールです。

マイナンバー設定が軌道に乗り出したのは、民主党政権の功績です。
ちゃんと税金を払っているのは、大企業とそこに勤務するサラリーマンだけ、といわれていた時代が長く続きました。

自民党は、その政権基盤とされる中小企業の怒りを買うこの制度には、極めて慎重でした。
民主党をはじめ野党の抵抗は厳しいものと考えられていました。

ところが、民主党は、財務省にのせられて、このマイナンバー制度の促進と、消費税5%から10%への引き上げを決め、消費税についてはその実行を安倍政権に約束させました。
安倍政権が、そのうち3%を実行に移したために、デフレ脱却の勢いを殺いだことは明らかでした。
マイナンバー制度は、自民党がもともと実行したかったことですから順調に進んでいます。

既に、銀行口座の新規開設にはマイナンバーの告知が必要になるなど、いずれ金融機関の口座とマイナンバーがリンクされます。
マネーロンダリング防止や、今審議中のテロ等防止法案とともに、テロ組織など反社会的集団の資金源把握などに役立つ制度だと思われます。
早く軌道に乗せて、安全、公平な社会を確立させることを願って止みません。

地元の市役所から受け取る際に、どの位の人に交付し終わったか訊いてみましたが、まだ20%程度のようです。
テロ等防止法が成立したら、この効用を大いにPRして欲しいと思います。

昨今のサイバー戦争を見ていると、個人情報保護も心配です。
日本は、この辺りが弱いようですから、しっかり対応して欲しいと思います。
| 社会 | 17:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
一年ぶりの東京ドーム

職場の後輩のSさんから毎年東京ドームに招待を受けています。昨晩、同じく巨人ファンのTさんと連れ立ってでヤクルト戦観戦に出かけました。

阪神や広島には分が悪いが、その他の3チームには強い巨人ですが、昨夜は絶不調のヤクルトに快勝しました。

菅野投手による圧倒的快投に、4番阿部選手の初回の2ラン、5回の2点タイムリーなど5−1で勝利し、巨人ファンにとっては、久し振りにストレスの少ないゲームを観戦することが出来ました。

投の大黒柱菅野投手は、速いテンポでアウトを積み重ね、球数も少なく、7回までは、もしかしたら90球以下で完投するかも知れない勢いでしたが、結局、8回91球で降り、カミネロに9回のマウンドを託しました。
今日のスポーツ紙によると、ヤクルトは、ファーストストライクを狙う作戦だったようですが、巨人バッテリーはそれをよんで、凡打の山を築かせました。バックも良く守りました。

打つ方は老練阿部選手の活躍だけが目立ちました。
試合としては、両軍の淡泊さが印象に残りました。両方とも状態が良くないですね。

巨人は、野手では、坂本選手に次ぐ若手が全く出てきません。
このままでは、巨人の未来は暗いと思います。。

昔から中井選手に期待していたのですが、押しのける若手が出てこないからスタメンに名を連ねているものの、このままではだめですね。
頑張って欲しいと思います。
| スポーツ | 12:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
憲法改正など改革期に入るか

安倍首相が、5月3日の憲法記念日に憲法改正を求める集会にビデオメッセージを送り、憲法改正実現へのアクションを踏み出しました。

この記事によれば、安倍首相の提案は、

<改憲項目は例示する形で、9条については「多くの憲法学者や政党の中には自衛隊を違憲とする議論が今なお存在する。『自衛隊は違憲かもしれないが何かあれば、命を張って守ってくれ』というのは無責任だ」「1項、2項を残しつつ、自衛隊を明文で書き込む考え方は国民的な議論に値する」と述べた。高等教育の無償化については「教育が果たすべき役割は極めて大きい」として、重要性を説いた。そのうえで、ほかにも「議論していくべき課題は多々ある」とも語った。
 首相は3日付の読売新聞朝刊に掲載されたインタビューでもこうした考え方について答えたうえで、大災害などの緊急時に議員任期を延長する特例の創設についても「現実的で重要な論点」と指摘した。>


としています。

自民党から改正案が出されていますが、あれを中心に議論しては、永遠に纏まらないだろうと考えていました。
今回の首相提案は、改憲勢力が纏まりそうな項目に絞った現実的な提案で、喫緊な国防問題を解決するとともに、加憲を主張する公明党、教育の無償か化を求める日本維新の会などの提案の重要部分をまとめ上げたもので、とても現実的な提案だと思います。

現憲法は、我が国敗戦直後の国民の心境、国連創設の思想も取り入れた当時の国際環境の中で作られ、当時としては、理念的には美しいものでした。
しかし、その後の冷戦、1964年の東京五輪開催中の中国による核実験をはじめとして、核保有国が増加し、昨今は北朝鮮が核保有国であることを認めさせようとしているほどの状態で、我が国を取り巻く環境は、当時から見れば激変しています。
核兵器などの拡散、兵器の発達、サイバー戦の激化などに備え、我が国の防衛体制を固める必要性が迫っています。
9条1項、2項と、新設される自衛隊の明記は、決して矛盾することはありません。
前にも書きましたが、憲法があろうが無かろうが国家の防衛は政府の責任で、当然のことです。

この方向で、大いに議論を進めて欲しいと思います。
憲法としての美しさを求めず、実利的な憲法として、現在の国民意識、国際環境に見合ったものとして欲しいと思います。
| 政治、外交 | 17:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
朝鮮半島は膠着状態か暴発か

ご近所の藤棚のショットです。
強烈な甘い香りがぷんぷんとしますが、残念ながら、写真には香りは撮せません。

世界最大の原子力空母カールビンソンを中心とした打撃軍は、沖縄の東まで来ているそうですから、まもなく朝鮮半島の海域に到達します。
そして、中国や露が嫌うTHAADも、設置がが順調に進み、まもなく使用可能になります。
これで、米軍の戦力配置は出来上がったようです。
米本土でも、ICBMの実験成果を発表しています。

米は、戦略的に北朝鮮をつぶしたい、あるいは核放棄させたいと考えていますが、朝鮮戦争の記憶がありますから、信頼できない韓国軍をあてにして戦火を交えることはないでしょう。
実行に移すとすとすれば、北への情報漏洩も考慮して、迅速に、米海空軍単独で行える範囲でしょう。

中国は、米中蜜月演出に欺されて、米にかなりの重荷を背負わされたように見えます。
金正恩に対して核放棄を説得する、あるいは金正恩を亡命させるなどの外交交渉、および国連決議の正確な実行(石炭輸入の中止、石油供給の中止もしくは供給量の絞り込み)など習近平にとってはかなりの重荷です。
これに対して中国は、6カ国協議による対話を主張していますが、米は容認しないでしょう。
中国が、これらのことで成果を上げられない場合には、米単独の攻撃も辞さないとしています。

金正恩は、中国が米側に付いた、と感じているでしょうから、中国の説得に応じることはないでしょう。
何よりも、核開発の放棄は金正恩がいる限りあり得ないことだと思わなければなりません。
核開発が、金3代に亘っての悲願だったのですから。
核を放棄すれば、自分が終わりだとよく分かっています。

中国は、石炭輸入禁止は一部?出来ているようですが、石油供給はどうでしょうか。
パイプラインを握っていると思われる北部戦区(旧瀋陽軍区)に命令できるのでしょうか。これは、中国政権内部の抗争を激しくさせる要素を持っています。この辺りの事情は前記事を参照して下さい。

そもそも北朝鮮の保護者的立場だった旧瀋陽軍区にとっては、4月7日の米中首脳会談での結果には強い不満があるのではないでしょうか。上海閥の激しい抵抗が予想されます。

もし、パイプラインを止めるもしくは供給量を大きく絞るようなことがあれば、金正恩の恨みは中国に向かうリスクもあります。北朝鮮から最も近い外国の首都はソウル、次いで北京です。北朝鮮のミサイル基地から北京は500キロしか離れていません。

結論として、米は、中国に少し時間を与えていますが、中国から芳しい応えは返ってこないような気がします。このままずるずると睨み合いになるのか、中国や、北朝鮮に政変や内部の力関係の変化おきるのを待つか、先が読めない展開になっています。

北が暴発した場合は、日本として守る用意が出来ていません。

地政学的に、昔から分かっている東アジア(中国、南北朝鮮)の軍事リスクについて、ソフト(憲法をはじめとする法整備、戦時の安全教育など)、ハード(軍備と諜報体制、サイバー戦への備えなど)両面に亘って対策を採ってこなかった政治、究極には国民の脳天気ぶりが惜しまれます。

| 政治、外交 | 16:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
米国の力の外交は読み憎い

この写真先週のものです。書きかけていましたが、状況が刻々と変わるので、少し古くなってしまいました。ご勘弁下さい。

米国によるシリア攻撃は、露とシリアに大きなショックを与えたようです。
その直後に行われた長時間に亘る米露外相会談で意見の一致を見ないまま行った記者会見を見ていると、ラブロフ露外相の目が泳いでいたのを感じました。

ティラーソン米国務長官は、予定外でプーチン露大統領とも会談を行ったとされています。
そのプーチンは、TVのインタビューでは、伏し目がちに米を批判していました。ただ、この国のその後の発言を見ていますと、徐々に、シリアとの間に距離を置きつつあるように見えます。

同時に、北朝鮮と中国のショックも大きかったようです。
米中首脳会談は、対北朝鮮対策では協調路線を採り、取り敢えずは、中国に大きな宿題を出しました。
背後の、北朝鮮がレッドラインを超えたら、米国だけでも攻撃するとの発言が利いているのか、中国は頻繁に米とのコミュニケーションを図っています。

しかし、習近平は、北との国境線を押さえている上海閥系とされる旧瀋陽軍区(拡充されて現在は北部戦区)をコントロールできるのでしょうか。
金正恩が指導者になってから、急速に核ミサイルの開発が進んだように見ています。
これには、旧瀋陽軍区のよる支援があったのではないか、と疑っています。これらの密輸と技術支援によって旧瀋陽軍区側は、莫大な利益を得ていたのではないでしょうか。
朝鮮戦争時に、義勇軍として参戦した主力は、この地域の軍で、この人たちと北朝鮮は、いわゆる血の同盟関係にあります。そして旧満州は江沢民の縄張りです。

米国側は、この状況を承知の上で、習近平にとって困難な宿題を出したのでしょう。
米もやるな!と思いました。
中朝同盟を否定するような報道もありますが、これは北京サイドの意見ではないかと思います。
米も、中国も戦争は避けたいのが本音です。
どうなりますかね。

トランプの力の外交は、かなりトリッキーです。
空母カールビンソンが、なかなか朝鮮半島に着かないな、と思っていましたが、実際は、インド洋で訓練中だったとは。
北朝鮮の態度如何ですが、米国軍の攻撃は直ぐということではなさそうです。

中国の努力成果、北朝鮮がどこまで我慢できるか、ということに掛かりますが、長期戦になるかも知れません。

宮崎正弘さんは、日本や米国民間人が韓国から退避する動きを見ていれば分かる、と言ってました。

一旦戦火を交えれば、日本は、防衛も大変ですが、難民対策も大事です。
北より、南からの難民が多いかも知れません。
難民化能力に南北で大きな違いがあります。








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